【26日目】モンゴル・ウランバートルの町並みとMade in Mongolia
ウランバートルは他のモンゴルの町に比べても、やはりまったく異なる雰囲気を持っている。首都であるということも手伝っているのか、他の国からの文化などが少しずつ入り込んでいる気配を感じる。特に韓国・中国・ロシアの気配は色濃く感じるし、スーパーなどで売っているものも、こういった国々の商品が多い。Made in Mongoliaの商品よりも、外国産の商品の方が多く見かける印象だ。
羊の肉を除く、多くの食材が韓国・中国だし、市場で買える日用雑貨の多くも中国産だった。僕らが北京からウランバートルにやってきたバスや列車で見かけた大荷物の行商人たちが仕入れてきたものが売られているのだろうと思う。そう思うと、あのバスや国際列車は観光よりも、はるかに配送を目的とした利用者が多いのだろう。それならば「もっと荷物を積みやすい列車やバスを作ればいいのに……」と思うのは、なんでも専用品を望む日本人の特性なのかもしれない。
そんな中、ようやくMade in Mongoliaの気配を強く感じたのはState Departmentというウランバートル中心にあるデパートの2階にある衣類売り場だ。日本で見かける衣類に比べて、服に興味の薄い僕が見ても明らかに生地の質が良いのだ。カシミアや羊毛のセーター・マフラー・スカーフなど、予算に余裕があればすぐにでも買いたくなるような魅力的な衣料がたくさん並んでいる。Mongolia Textileというブランド(?)のコーナーがあり、触り心地の良い服ばかりで、あれこれ触ってはため息を漏らしていた。
毎日のように町を歩いていて、町が妙にカラフルなことに気が付いた。これは決してウランバートルだけではなく、北部のムルンやハトガルといった町でも感じられる。それどころか、草原の中にあるゲルもそうだ。自分で家具や家をペンキで塗る人も多く、例えばハトガルを散歩していたときも庭で自分のビリヤード台を塗る人、タンスの色を塗り替えている人、ゲルのドアを塗る人など、とにかくみんながペンキで何かを塗っている。
この投稿の写真を見てもらうと分かるが、1つの建物でも、途中から違う色に塗り替えていたり、一部だけまったく別の色になっていたりする。どうもペンキの質が良くないのか、経年劣化で見栄えの悪い場所もあるが、「また塗ればイイ」と思えば、楽しいのかもしれない。
また、落書きが多いのも目に付く。日本やアメリカだといわゆる不良っぽい落書きになるのだろうが、なぜだか可愛らしいのが多い。見ていると和む。
ともかく、ウランバートルはツーリストとしては長居すべき場所とは思えない。ほとんどのツーリストがゲストハウスに2〜3泊し、その間にゴビ砂漠などへ行くツアーを探す。美術館や博物館などがあるので、数日ならば楽しいが、長居すると、正直なところモンゴル料理にも飽き、行動範囲も決まってきてしまい、お世辞にも面白いとは言い難い。
飽きてきた人は近場の街テルレジに行くといいかもしれない(僕らは行っていないのだけど、周りの旅人やゲストハウスのスタッフがそう言ってた)。
これからウランバートルに行く人で何か情報がほしい人は聞いてくれれば、何か教えられるかも。気楽にどうぞ。
中国とモンゴルのパワーバランスとモンゴル政府のプライドを感じる、気がした。
中国の軍門に下ってインフラ整備すれば暮らしは楽になるけど、モンゴリアンがそれを良しとしないんじゃないだろか。。。
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モンゴルでどのような文字を使いますか?
今はアルファベットに似てる文字を使ってるけど、数十年前は全然違う文字だったみたい。中国の影響も大きかったみたいだよ。
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