【98日目】奇蹟の再会と世界有数のダイビングスポットへ

インドネシアと言えば何を想像するだろうか?

僕らはマングローブや熱帯雨林、ざっくり言えば豊富なジャングルを想像していた。ところがインドネシアで会う他のツーリストや現地の人は誰も彼もがきれいなビーチとダイビングスポットを紹介してくれる。もちろん、白く広がるビーチやどこまでも広がるような明媚な珊瑚礁の存在は聞いてはいたが、これほどまでに誰もが貪欲に求めているとは想像していなかった。

スラウェシ島の北部で過ごしていた僕らは、船や飛行機の拠点である北東部に位置するマナドを目指していたのだが、本当に誰もが口をそろえて「マナドに行くならブナケン島に行け」と言った。調べてみると、〈One of the best diving spot in the world!!〉とある。世界で有数のダイビングスポットだ。ならば、と僕らはブナケン島を目指すことにしたわけだ。

スラウェシ島ではマナドのことを〈インターナショナル・シティー〉と呼んでいる。その言葉から国際色豊なエキゾチシズム溢れる町を想像していたが、辿り着いた僕らを待っていたのは街の中心部を貫くシャッター通りだった。

人はいる。だが店がことごとくしまっている。

なんてことはない。日曜日なのだ。日曜日は港が閉じているようで、それに合わせているのか、ほぼすべての店が閉まる。息を合わせたように店が閉まっているようすも圧巻だったが、翌日、止まっていた時間が動き始めたかのように、すべてが稼働した様子も気持ちが良かった。

そういえば自分が5〜6歳の頃、多くの店が日曜日に閉まっていたような気もする。徐々に定休日がなくなり、24時間営業の店が増え、いつのまにか〈店は閉じないもの〉という印象ができあがったのかもしれない。

マナドでの宿も決まり、部屋でひと休みして、夕飯でも食べに行こうと出かけた僕らに奇蹟は起きた。

なんとロビーで話し込んでいた2人組が2週間も前にトリトリで別れたドイツ人カップルのレオナとフィリップだったのだ。

彼らは随分前にマナドに到着し、すでにブナケンにも行き、僕らとは違う遊びをいくつか終え、またスラウェシ島の別の場所へと行く予定だった。彼らはマナド周辺をレンタルバイクで遊んでいたようなのだが、そのバイクを借りたのが僕らのホテルだったらしい。そして、その返し際の場面に僕らが遭遇したのだ。

お互い予定もそっちのけでお互いの旅の情報を共有する。未だになぜ再会できたのか分からない。とにかく僕らは再会し、彼らからブナケン島で泊まるべき安くてよい宿を教えてもらい別れた。

偶然にも明日がレオナの誕生日だという。ぴたりと誕生日に再会できない、完璧ではないが、大事なことには奇蹟を起こしてくれる自分たちの素朴な運の良さに感謝した。

左手の山ではなく、右のなだらかな島がブナケン島。

左手の山ではなく、右のなだらかな島がブナケン島。

そして、翌朝〈インターナショナル・シティー〉で馬車に乗り、ブナケン島を目指し、港へと向かった。そして、大雨の中船の出航を待ち、誰もが勧める島、ブナケン島に辿り着いた。

ゴージャズな指輪のおばちゃん。

ゴージャズな指輪のおばちゃん。

一路ブナケン島を目指して

一路ブナケン島を目指して

ブナケンで働くインドネシア人たち。デンと構えて、頼りがいがある(ような)。

ブナケンで働くインドネシア人たち。デンと構えて、頼りがいがある(ような)。

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