【102日目】ジャカルタの街での食事場

トリトリで始まり、マナドのブナケン島まで、約1ヶ月のスラウェシ島の旅を終えた僕らは次の目的地に頭を悩ませていた。

僕らが望んだコースというのは、スラウェシ島できれいなビーチを楽しみ、香辛料で有名になったマルク諸島である種の異国情緒を味わい、インドネシアの東端にあたるパプア島で極めて原始的な原住民の生活や人間の手がほとんど入っていない自然を満するというものだった。島ごとにまったく異なる民族が住み、別の言語を話す。文化が違うどころか、国が違うとさえ言えるような、その島の違いを見たかった。

その僕らの願望は予算の壁にぶち当たる。なんとパプアへのアクセスが恐ろしく高いのだ。飛行機も$600〜、船も$100〜。帰りは飛行機が必須であることを考えると、パプアに入って出るだけで安くても$700は越える。世界一周貧乏旅をしている僕らにとってはあまりに痛い。

そこで気持ちを完全に入れ替えて、予定をすべて変更し、インドネシアの首都であり、都市圏人口は世界で4位(2,224万人)を誇るマンモス都市〈ジャカルタ〉へと向かった。

東京都とも姉妹都市関係を結んでいる、と言えば親近感も湧くだろうか? たったの3泊ではあるが、僕らもこの街を満喫し、「結構いい場所じゃん」と言えるくらいには好きになった。

街角で各国語の本屋が売っているあたり、バックパッカーが多いことが見て取れる。

街角で各国語の本屋が売っているあたり、バックパッカーが多いことが見て取れる。

僕らはこの短い滞在期間で、ある1つのお店を常連と行って良いくらい通い込んだ。そこは半屋台のお店で、家族で切り盛りしている。お母さんが調理を担当し、二十歳を越えたいい年の息子たちは客と話し込んだり、時々材料や水の買出しに行っているようだ。

このトマトとチキンのスープが素材の味を活かしていて、最高においしかった。

このトマトとチキンのスープが素材の味を活かしていて、最高においしかった。

最初にそこに行った理由はホテルから近かったことと、雰囲気がよかったことくらいだったのだが、行ってみると味も良く、みんなの愛想も良く、居心地が良かったのだが、なにより僕らを虜にした会話があった。

「ぼくらはスラウェシ島から来たんだけど、あそこは味の素だらけでよくないね」
「味の素は身体に良くないし、味もよくないよ」
「!!」

インドネシア全土で味の素が愛されていると思っていた僕らはこの会話で「やっぱジャカルタは違うね〜」と感心してしまった。やはりインドネシアで愛されているポカリスエットの話をすると、「ポカリスエットは胃にいいし、今ではインドネシアに工場があるんだよ」と肯定的。ここら辺も僕らと意見が合い、その後も何度となく通った。

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道先でフルーツスタンドが並び、好きなフルーツを買える。30円で1種類。

街角で果物を書い、道端のテーブルで食べる。こんな贅沢なことはない。

街角で果物を書い、道端のテーブルで食べる。こんな贅沢なことはない。

また、見上げるほど高いビルが並ぶすぐ裏には屋台が並ぶ道も点在し、その1つを僕らも散歩した。期間的に通い込むことは出来なかったものの、試した限りでは値段も味も満足だ。しかも、みんな本当に人が良くて、言葉も通じないのに一生懸命こちらの言う事を理解しようとしてくれる。ありがたい。

いくつもの屋台が連なる通り。

いくつもの屋台が連なる通り。

CAP CAYというインドネシアのスープ料理。いろんな味が絡み合って、凄くおいしい。

CAP CAYというインドネシアのスープ料理。いろんな味が絡み合って、凄くおいしい。

なんとANPAN(アンパン)という名前のケーキ屋さん。アンパン美味しかった!

なんとANPAN(アンパン)という名前のケーキ屋さん。アンパン美味しかった!

ジャワ島と言えばジャワコーヒーと、喫茶店を探して2軒挑戦したのだが、これもアタリ! カップに注いだ時にたつ香りが甘く、口に含むと濃厚さが口に広がって、甘さと苦味のバランスが良く、適度な酸味もあり毎日でも飲みたくなる味だった。

香り甘く、苦すぎない濃厚さがおいしいジャワコーヒー。

香り甘く、苦すぎない濃厚さがおいしいジャワコーヒー。

マルクとパプアを諦めたものの、こうして大都市の雰囲気を知ったことでインドネシアの深さと広さを感じ取れたのは本当に良かった。他の島々はまたいつか訪ねてみたい。そうやっていろんなことをやり残していくくらいが、今回の世界一周の旅にはちょうどいいと思う。

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