【120日目】カオサンロードでマッサージ!

カオサンロードの居心地が悪いと文句を言いながらも、ホテルはちょっと裏道にあり、なんだかお尻に根が生えたように長居してしまった。毎日観光もせず、朝昼晩の食事のために外出して、少し散歩して、帰ってくるような生活をしていたのだが、その中で気付いたのはマッサージ屋さんの多さだ。

建物が3軒あれば、1件はマッサージ屋さんがある。そして、みんな揃いも揃ってサービスメニューや料金が同じ。あまりに同じなもので、メモしていないのに覚えてしまった。タイマッサージは1時間220バーツ、30分ならば120バーツだ。大体3倍すれば日本円になるので、30分300~400円くらい。

こんな価格に対しても「贅沢しちゃいけない」と自制心が働き、足を踏み入れることがなかったのだが――どれだけ貧乏旅か想像してみてほしい――、とうとう「せっかくタイに来たんだから、マッサージくらい受けてみよう」とホテルの近所のマッサージ屋さんに行ってみたのだ。

先日から書いていたとおり、自著をAmazonから発売するために、ホテルにこもっていると言っても、実は急がしかった。だから癒やされる資格もあるだろうと自分たちに言い聞かせた。

マッサージ屋で30分受けたいと伝えると、座っていた2人のおばちゃんたちがノソッと立ち上がり、キンキンに冷えた部屋へと連れ込まれた。Miaと2人で並んでベッドで横になり、ほとんど何の合図もなく、唐突にマッサージが始まった。

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↑こんな路地にマッサージ屋はある

最初は背中や首元を丁寧に揉まれる。これはこれで気持ちは良いが、タイのマッサージという割には物足りなさも感じる。途中伸びてきた髪の毛を触られて何やら言っているが、おそらく「切ったらハンサムよ」と言いたかったのだと思う。どうだか……。

そんな呑気なことを言っていたら、「Get up」とベッドの隅に座らされた。隣のMiaを見ると、なんだか腰を中心にグルングルンと振り回されている! あれをされるのか!? と不安と期待でわくわくしていると、頭の後ろで腕を組まされて、左右に身体を回される。

背骨の骨が下から上まで一気に鳴り、その1発で前進の力が抜けるように軽くなった。概ねそれでマッサージは終わりとなり、支払いを済ませて店を出た。

それからというもの、そのマッサージ屋さんの前を通ると、挨拶し合う関係になり、喧噪ばかりのカオサンも少し住みやすく思えるようになった気がする。

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