【122日目】バンコクで見る洪水の被害

Miaの友人がバンコクにいる。それを知った僕らはその友人に誘われて、昼食を食べることとなった。バンコクのバックパッカー天国であるカオサンロードに飽き飽きしていた僕らはその誘いに乗って、自分たちだけでは絶対に行かない高級なレストランに行くこととなった。

カオサンロードからほど近く、チャオプラヤ川という名の川沿いにその店はある。その店は絢爛たる寺のそばにあり、駐車場から1本路地を入った場所にあるのだが、その路地への1歩が最初にして最大の驚きとなる。

なんと雨も降っていないのに路地が水浸しなのだ。いや、水浸しという表現ではまだ生ぬるい。路地がそのまま川になっているとでも言えば良いだろう。膝下くらいの深さがあり、その路地の中心を手作りの桟橋のような橋がスッと伸びている。

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なるほど最初は「川の上に家を建ててるんだ。いわゆる水上マーケットとか、水上の家などは今までも見たことがある」と思ったが違った。やはり本当は水がない場所に川が氾濫し、いわゆる洪水となっているのだ。そして水が溜まっているので、仕方なく橋を作ったわけだ。

更に詳しく訊いてみると、どうやらこの場所は海に近いらしく、潮の満ち引きに応じて、ここの路地の水位も上下するらしい。事実、食後の帰り道は水が引き、タイの熱気で早くも乾いた路地で猫が寝ていた。

調べてみると2011年にモンスーンの影響で大きな洪水被害があったようだ。日本でもニュースになったのを覚えている。ランチで同席していたMiaの友人の母曰く、その洪水以降、政府としてはバンコクの洪水被害を重く捉え、絶対に再発させないという意気込みらしい。

「バンコクの中心地にいれば、ぜったい洪水はないから安心して」

友人の母はそう繰り返していた。

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しかしながら、川沿いに家があり、今でも潮の満ち引きに応じて家のテラスが川となり、雨が降れば家の中まで水が入り込むような家に住む人が、バンコクの中心地じゃないからか、対応されていないのを見ると心が痛む。

友人と友人の母を含めた四人での食事は楽しく終わり、話の流れで僕らはその母の家に泊めてもらうこととなった。友人自身は旅行でしばらく日本にいくらしく、タイと日本で交換留学でもしているような形となった。

どこに行っても、泊めてくれる人が必ずいる。
そのことを当たり前に思わないようにしないとな。

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