【137日目】壊れたバイクが帰ってきた
タイに着き、バンコクで買った僕らの自慢のオンボロバイクだが、なんと初めてのバイク移動、しかもたったの1時間ちょっとの移動で壊れてしまったのだ。エンジンがかからず、いくらキックを践んでも「プシュー」と悲しく空回りするだけ。
幸い現地でお世話になっているトイが「メカニックを知ってる」ということで、その人に全部丸投げしていた。
丸投げしてから何日がたっただろう? 毎日連絡するも、「まだ」「まだ」「まだ」と要領を得ない回答を繰り返すばかり。「大丈夫か?」と思い始めた頃、ようやく金額の見積もりがやってきた。日本円にして約9000円。
タイ語しか話せないメカニックの言葉を、バイクのことは何にも知らないけど、英語+タイ語が話せるトイが翻訳してくれているので、どうも言っていることが掴みきれないこともあったのだが、どうやらエンジンが熱で焼き付いたらしい。しきりに水のことを言っているので、推測としては「冷却用の水が入っていなかったので、温度が上がりすぎた」と言いたかったのだと思う。
嗚呼、自分で点検しなきゃいけない部分だよね。買ったばかりのバイクだからまさか水が入っていないのは思わず、痛い勉強代になった。
ともかく、試しに乗ってみると快調に走る。この記事を書いている今はすでに数日かけて、400km以上は走っているはずだが、特に問題も無く、温度があがることもない。
これでようやく旅が再開できる! めでたしめでたし。