【150日目】なぜかタイ人に人気の町パーイだが、都会にはもう飽きたのだ

あまりに居心地のよかったメーソッポンのゲストハウスを発ち、勧められる機会の多いパーイという50km先の町へ行くことにした。

2013年11月10日

ゲストハウス Cave Lodge での心地よい朝のムードに後ろ髪を引かれつつ、バイクを走らせた。ここから古都チェンマイまでは200km弱、一気には行けない。人から勧められることが多いパーイという町に宿を取ることにした。

今まで1日で200km近い移動をしたこともあり、今日の50km程度の移動はなんてこともない。朝の出発も遅く、のんびりとしたものだった。

ゲストハウスから町まで降りて、町に1つのガソリンスタンドで給油を済ませ、妙に空いた小腹を餅米で満たした。パーイまで1本道。迷うことはない。2人で慣れた手つきで出発した。

走り始めると冷える。特に日陰が寒い。バイクに乗っていても、やはり日向は暖かい。道は延々と山肌を縫うように進む。左右に深い森があり、道を陰らせる。そして山から山へと渡る大きなカーブで、背の高い木々が途絶えて、その代わりに真ッ黄色のニノベギク(手のひらくらいのヒマワリ)が満開となる。道端が黄色一色になる。また新緑の森へと入り込み、また森が途絶えると黄色く縁取られた道へと出る。

何度か同じことを繰り返していると、山を降りて、田んぼが現れる。田んぼは段々に広がる。そういった田んぼを見ているうちにパーイに着いた。

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↑民族衣装を着た子どもたち。写真を撮ると「(お金は)いくらでもいいよ」と手を出す。

パーイは喧噪の町だ。道中、パーイから来たというイギリス人に出合ったが、彼らが「パーイは観光者の町」だと表現していた。まさにその通りだった。バンコクのカオサンロードほどではないにせよ、大小の差だ。

――都会に飽きた。

もうそれに尽きる。

ビールでも飲もうと、ゆっくりできる店を探す。どこも不要な音楽や雑踏で落ち着かない。ようやく路地に入り込んだ小さなカレー屋に着き、そこでビールを飲んだ。

静かな自然の中で、静かに生きている人たちと過ごすことの心地よさを知ってしまったからか、都会は――と言ってもパーイは小さな小さな町なのだけど――疲れてしまうのだ。

もしかすると町の大小や都会・田舎の問題ではないのかもしれない、とも思う。テンションの違いがくたびれる。「ワイワイやろうぜ」という温度についていけない。自分の心地よい場所を探す旅になりそうだ。

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