【158日目】空に浮かぶ灯籠流し、タイのコームローイを見た

タイの灯籠流しは、空に流す。タイ三大祭りを遠くから。

2013年11月18日

その祭りはローイ・クラトンと呼ばれる。11月の満月の頃に実施される。満月の日、だから固定の日付じゃないのが、また素敵じゃないか。

空に流す灯籠、と言っても知らないと何のことか分からないだろう。

一言で言うならば、熱気球だ。竹で輪っかを作り、それに和紙に似た紙袋を被せる。竹の輪っかの中を十時に針金を通し、その交差点(つまり輪の中央)にろうそくを置く。火をつければ、まさに熱気球のように空を飛ぶ。ろうそくの火が気球をぼんやりと橙色に染め、まるで鬼火のようだ。

日本語では天灯(てんとう)と呼ぶらしい。天の灯り、天の灯籠、なんにせよ素敵な言葉だと思う。現地の言葉ではコームローイと呼ぶ。

僕らが初めてこの天灯、コームローイを見たのは祭りの何日も前だった。空をぼんやりと灯りが登っていった。

「飛行機かな?」
「にしちゃ、遅いし、フラフラしてる」

そんな会話を覚えている。それも1度じゃなかった、また別の日に同じような灯りがフワフワと空を登っていく。2つ、3つと上がることもあった。

後でこのコームローイという祭りを知って、ようやくあれが天灯というやつだと知ったわけだ。本当に鬼火のようで、フワフワと空気の流れに押されながら登っていく。幻想的なものだった。

祭りではこれが大量に上がるという。

僕が怪我をしてしまっているので、念のため人混みは避け、チェンマイの外れにあるホテルから空を見上げた。

中心地の方角の空に大量の天灯が上がるのが見える。それも1カ所からではない。いろんな方角で上がっている。そして、それが上空の風に乗って、流れていく。

ちなみにGoogleでコームローイと検索するとこんな感じらしい。

wpid-Google_Search-2013-11-30-17-30.png

祈りや願いを乗せて上がる天灯はどこに届くのか、人は何を祈るのか、自分は何を祈るだろうか? そんなことを考えた。

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