【168日目】早朝散策 ミャンマーの人に現地を案内してもらう

Miaの知人にミャンマー出身の人がいた。本人は外国にいるが、叔父・叔母はヤンゴンにいるという。紹介してもらい、会うことに。

2013年11月27日

待ち合わせに指定された時間は朝の6時。

早起きして、8階にあるゲストハウスから1階まで降りる。いつもなら途切れることのない渋滞とけたたましいクラクションの音にぐったりする場所だが、今は違う。早起きの老婆が歩道の角に座って煙草の吸い殻を落とし、仕事場に向かう肉体労働者が朝一番の噛み煙草の汁を道路に吐き捨てる。埃とも朝靄とも見分けのつかない薄ぼんやりとした空気を朝日が暖め始めたところだ。

時間を少し過ぎて、彼らは現れた。夫婦と息子の3人でやってきた。

聞けば、夫が医者をやっていて、今日も出勤だという。だから、出勤前にヤンゴンを案内しようと考えてくれたらしい。朝ごはんを一緒に食べ、朝の市場を見学しようと言ってくれた。

彼らの車に乗り込むと、さっそく路地にあるローカルな市場を案内してくれた。観光客向けでもなく、人が住む場所だ。みんなにこやかに笑っている。トマト、芋、にんじん、タマネギ、バナナ、調味料、油、米、鶏肉、豚肉、あらゆるものが並んでいる。客はトマトを手にとって、あれでもない、これでもない、と品定めをしている。買った荷物は籠に入れて頭に乗せる。器用なもので、平気で歩いている。頭に大きな籠を乗せたまま、井戸端会議に花を咲かせる人らもいる。

朝食は「ここがうまい」と言って、街角のレストランに連れて行ってくれた。モヒンガという米粉麺を食べた。独特な味で、最初まごつくが、三口も食べれば舌に馴染む。

よく見ると店員が若い。中学生くらいの男の子たちが大量に働いている。とにかく元気で、にこにこしながら、てきぱきと仕事をしている。後で気付いたが、この店だけではなく、多くの店でこのように若い子らが働いている。関心するばかりだ。

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↑市場の中では自転車タクシーが多い。

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↑市場の野菜売り場

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↑朝食の店。青いTシャツの子らが従業員

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↑息子と父。ミャンマーの僧侶が着ている袈裟を見せてくれた。

僕らが「寺院に行ったが8ドルが惜しくて入らなかった」と話したところ、非常に古い良い寺院があるから連れて行ってやると言って、車を走らせてくれた。

そこは無料で、まだ朝早いからか観光客もいない。信仰心の深い地元の人らがお参りに来ているだけだ。中には巨大な、恐らく5メートル以上の大仏がある。それを見上げて考え事をしていると、突然横から声を掛けられた。

老人だった。

手を握って何かを言っている。「よくきたね」くらいのことを言っているのだろう。何のことか分からず、呆然としていると、彼はどこかから銀のコップに水をたっぷりと汲んできてくれた。ホーリーウォーターだという。ありがたいが「この水はおなかを壊さない水か?」という疑問が頭をよぎる。いや、よぎるというより、それが100%占めている。が、せっかくくれたのだから、と一息に飲み干した。

老人は満足そうにコップを持って、去って行った。なんだか印象的な出来事だった。

その後、夫婦の家に招かれ、そこで昼頃まで息子たちと遊んだ。昼食までご馳走になり、別れた。

現地に住んでいる人に会うと、一気にその国への愛着が湧く。少しは理解した気にもなる。なんだか、少しだけ誇らしい気持ちで僕らはヤンゴンの町を歩いた。

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