【182日目】世界一周する僕らの普通の日を紹介
やることもなくヤンゴンでフラフラしているので、たまには僕らの日常を紹介しつつ、無意味に憂いてみようと思う。
2013年12月11日
僕らがヤンゴンに帰ってきたのは何を隠そうインドのビザを取得するためであり、インドに向かう飛行機に乗るためだ。航空券は購入済み、ビザは申請済みで受け取りを残すのみ。ヤンゴン自体は観光地でもなく、手続き上やるべきこともあまりなく、平たく言えば僕らは暇している。
今、世界一周など長期旅行というのはブームと言って良いほどで、Googleで「世界一周 ブログ」を検索すれば、現在世界にいる旅人が山ほど見つかる。他の旅行者がどうかは知らないが、僕らの日常を少し書いてみようと思う。
朝。
6時~7時(時々8時)くらいに起きる。Miaと交互でシャワーを浴びつつ、ネットで日本のニュースを一通りチェックする。旅をしていると、日本の情報に疎くなりそうなものだが、かえって敏感になる部分もあり、慎重にニュースを読む癖が付いた。
特定秘密保護法案、共謀罪、原発など、どうも面白くない話が連日報道されているようだ。それらの記事について、雑談程度に2人で話し合ったりする。
「特定秘密保護法案って、大事な話しなのにあんまり盛り上がってないのが不安だ!」
なんて言っていたら、トントンと決まってしまって、決まる頃になって急に報道が増えて、正直「日本大丈夫か!?」と心配になるほどだ。それをマスコミのせいにしても始まらない。国民が興味を持たないといけない。
そんな具合にニュースを見てから朝食。朝食は大抵は外で食べる。朝食つきのゲストハウスならば、中で食べる。特に予定がなければ、午前中はこうしてニュース・読書・ブログ執筆・小説執筆などをして過ごす。
昼頃になって、何食べようなんて相談しつつ、外食。近場に観光スポットがあれば、散歩がてらいくし、なければ食事ついでに町を散歩する。暇になると食べるか飲むかしかない。飲むと言っても、酒はあまり飲まなくなり、大抵はお茶や珈琲を飲みに行く。ミャンマーの場合は紅茶が主流なので、それに従って毎日ミルクティーを飲んでいる。
カフェでガイドブックであるLonely Planetを読んだりして、「何しよう?」なんて相談をする。
夕飯になれば、また町に出て食べに行く。
というわけで、実のところ食事+カフェくらいの簡単な日々を過ごしているのが現実だ。他の旅行者を見ていると、割と活発にアッチに行ったり、コッチに行ったりしているようなので、僕らはどうもぐーたらな旅行者なのかもしれない。(小説を書く時間が長いので、実際はぐーたらしているわけではないのだけど……)
そんな僕らの楽しみと言えば、映画。今はiTunesなどを通じ、オンラインで映画を買うことができる。ネットの環境が良ければ、こうやって映画を見るのが楽しみなのだが、ミャンマーはどうも回線が安定せず、見ることができない。
「風立ちぬ」が見たくて仕方がないのだけど、iTunesで公開されるのはいつだろう?
現地の人にタイで負った傷口を見せてみたり
デザート屋さんに行ってみたり
猫にちょっかい出してみたり
どこの屋台で食べるか悩んでみたり
ゲストハウスから偉そうに町を眺めてみたり
屋台のサトウキビジュースを飲んでみたり
こうして普通の人の週末のような、毎日を過ごしている。「せっかくだからアレコレ見れば良いのに」と思うかもしれないけど、普段の生活のように過ごし、その合間に観光するくらいのペースが僕らにはちょうどいいようだ。