【183日目】東南アジアのオリンピックSEA GAMESを見に行く!
唐突にサッカーを見に行くことになった。東南アジア版のオリンピックSEA GAMESのご紹介
2013年12月12日
ゲストハウスに長く泊まっていると、顔なじみというのが増えてくる。そんな中、1人のタイ人男性と顔なじみになった。朝食で会えば雑談をし、廊下であえば挨拶をするくらいの仲だ。友達とは呼べないが、なんとなく気を許しつつある人ではあった。
「明日サッカー見に行く?」
ゲストハウスのベランダで読書していた僕らに彼は突然声を掛けてきた。1人で行くのもつまらないし、顔なじみの若い奴らを連れて行こうということだろう。暇していた僕らはすぐに話に乗った。彼がチケットを買ってくれるという。
このサッカーの試合はSEA GAMESという大会で、東南アジア版のオリンピックなのだ(SEA = South East Asia = 東南アジア)。サッカーだけでなく、いわゆるオリンピックで見かけるような競技は行われるらしい。日本人には聞き慣れない大会だが、54年も続いているというから、こちらではかなりのビッグイベントだ。そして今年の開催国がミャンマーなのだ。
そんな大きな試合だが、チケットはなんと2000チャット(200円)。1食分の食費程度でいけるのだから、オススメだ!
しかも見られる試合は2試合!
タイ vs インドネシア
東ティモール vs カンボジア
スタジアムに到着すると、驚くほどの客の少なさ。地元ミャンマーの試合ならば大人数が入るのだろうか? それにしても、客席はほぼ空。所々に人はいるが、だらけて座っている警備員ばかりだ。まぁ、かえって静かに安全に観戦できるから僕ら的にはありがたいのだが、チケットを買ってくれたタイ人男性は「今までのSEA GAMESは満員だったのに……」と首を傾げている。
僕らはタイ人男性にチケットをもらったので、1試合目はタイを応援。なんと4-1でタイが勝つという、圧勝に終わった。インドネシアも旅で訪れた好きな国だったので、複雑な気分だ。
そして、東ティモールとカンボジアの試合は、カンボジアが押すも、結果は東ティモールの勝ち。普段、東ティモールという国名を見かけることがあまりにないので、凄く興味深い試合に思えた。ってか、東ティモール人はでかい! カンボジア人が小さく子どものようだった。
警備員も試合観戦
空席ばかり
左がチケットをくれたタイのおじさん
客はなくとも試合は行われる
日が暮れると、ナイターになる
真っ暗になっても客はなく……
このSEA GAMESの参加国はベトナム・カンボジア・ラオス・タイ・ミャンマー・マレーシア・インドネシア・ブルネイ・東ティモール・シンガポール・フィリピンの11カ国。オリンピックでは目立たない国も、この大会では当然目立つ。
日本で放送されていないかもしれないが、もし気になる人は調べてみると面白いと思う。