【201日目】スジャータ村でフリースクールや孤児院を訪問

ゴータマ仏陀が解脱の前に乳粥をもらったというスジャータ村のフリースクールに行ってきた。

2013年12月30日

ブッダガヤの中心地から歩いて30分程度のところにスジャータという村がある。

ここは解脱する前のゴータマ(このあと仏陀となる)が断食しながらの瞑想中に、村の女性から乳粥をもらった場所として、仏教にとって非常に重要な村だ。一方で友達になったあるインド人はこう言った。

「ビハール州はインドの中でも貧しい州。ブッダガヤはビハール州の中でも貧しい町。スジャータはその中でも最も貧しい村の1つ」

ハリジャン(神の子)と呼ばれる人たちが住んでいる。社会の教科書で “不可触賤民”と習う、「人間の形をしているが、人間以下である」というカースト外の存在だ。

仏教的にこれほど重要な地でありながら、貧しいエリアだが、その場所であるNGO団体が精力的に活動をしていると聞き、そこを訪ねることになった。

そのNGO団体はスジャータ村の中で、

  • 貧しい子らに教育をするフリースクール(生徒数800人ほど)
  • 貧しい家庭に無料(または安価に)医療を施すフリークリニック
  • 孤児院
  • 女性の職業スキル向上の裁縫スクール+完成品のフェアトレード
  • 植樹

といった活動を行っているらしい。

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牛の糞を掌サイズに整形し、壁に貼り付けて乾燥させると、よく燃えるので燃料として使えるのだ。販売して現金収入を生む。

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スジャータ村に入ったところ、色がカラフルで楽しい

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どうやらお祭り用に泥人形を作っているところ。凄く手際が良い。

まず訪れたのは、裁縫スクール。中に入ると壁沿いにミシンが並び、女性たちが一心に縫い物をしている。先生と呼ばれる人と、生徒と呼ばれる人がいるが、とにかく出来上がったものは日本で販売され、その売り上げがこの女性たちに帰ってくる。技術を教えるだけでなく、販路まで作っているのだから素晴らしい。みな本当に楽しそうに取り組んでいた。

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裁縫した商品が商品化する流れを書いた紙が壁に張られていた。

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この時はコースターを縫っていた

次に行ったのが、孤児院とフリークリニック。これらは同じ施設にある。平日ということで、子どもたちは見当たらないが、クリニックの前には多くの村人が集まっていた。

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子どもたちはいなかったが、自分で洗ったらしい服が干してあった

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クリニックの前。みんな静かに順番を待っていた。

そして、フリースクール。校長に挨拶をすると

「案内します」

と言って、各クラスを回らせてもらった。試験期間ということで、ちょうど今から試験を始めようとしているところだったが、校長が教室に入ると生徒たちは一斉に立ち上がり校長に挨拶する。

「君たちも挨拶して」

と校長に促されて、僕らも「日本からやってきた謙です」などと、英語で簡単に自己紹介をする。英語が分かる人も分からない人もいるので、その都度校長がヒンディー語に翻訳してくれて、生徒たちは拍手や感嘆の声で僕らを迎えてくれた。

教育っていうのは本当に重要なのだ、と改めて再認識した。本当に多くの問題の根底に “教育” が横たわっている。教育というのは単純に「良い大学に行こう」とかそういうことではなくて、社会の仕組みや文字の読み書きなど本当に基本的なことを知ることに繋がる。文字が読めなきゃ、本も読めない。社会の仕組みなどが分かっていないと、本を読んでもその理解が難しい。頭が柔軟な子どものうちに、こういうった基礎知識を教わる場があるというのは、本当に重要な事だと思う。

「良かったら、今度学校が終わる頃に来て、生徒たちと話をしてあげてください」

校長はそう言ってから、「いつ来ても良いから」と付け加えてチャイを飲ませてくれた。

今の僕らはまとまった募金などは難しいけれど、話しをする時間はある。また来る約束をして、この日は別れた

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