【202日目】ブッダガヤでの年越しは日本寺で年越し蕎麦
気付けば2013年も最後の日。どうやって年を越そうか……?
2013年12月31日
あっという間に年末、師走。6月9日に始めた旅は約7ヶ月を過ぎようとしている。旅を始めた頃から
「クリスマスと年越しはどこになるだろうね」
と雑談程度に話していた僕らだったが、概ねその予想は「ヨーロッパあたり」だった。ところが、のんびりのんびり旅をしていたら、こうしてインドでクリスマスと年越しを迎えることになったのだ(というか、クリスマスは瞑想中だったので、ないに等しい)。
さて、年越しは何をしよう? ブッダガヤに日本寺という寺があるので、そこで何かイベントがあるのではないか? と予想して行ってみた。
18時頃に行ってみると、住職がいたので声をかけてみる。
「今晩、除夜の鐘や年越し蕎麦の炊き出しがありますよ」
とカジュアルに教えてくれる。それじゃ、ということで22時に出直してきた。
寺に入ると、日本人数人と、欧米人が数人正座して座っている。僕らも正座して僧侶が来るのを待つ。数分で先ほど話をした僧侶が現れて、
「ではこれからおつとめを始めさせていただきます。楽な姿勢でご参加ください」
と日本語と英語で話してから、読経が始まった。毎日瞑想をしていた僕らは最後まで正座のまま聞き終えることが出来たのが、少しだけ誇らしかった。
30分ほどの読経が終わり、外でお炊き上げ。
暗闇で燃える大きな炎は見ていて飽きなかった
そして除夜の鐘。なんと僕らは1番先頭に並ぶことになり、僧侶のあとで鳴らすことに。
ちなみに横のインド人はお寺のお手伝いの人。「強メニネ」と日本語でアドバイス。
夜になって集まってきたインド人たち
写真を撮ってあげると喜ぶ
子どもたちはいつまでも炎の周りで和んでた
年越し蕎麦
無料で年越し蕎麦が出るので、インド人の子どもたちは喜んで集まっていた。インド人にはさっぱりすぎる料理だからか、配っている横で真っ赤なスパイスが置いてあった。インド人は蕎麦を真っ赤に辛くして、食べるのだった。
ともかく、こうして僕らは “日本的な年越し” を実現するに至った。