【205日目】インドで市場にナマズの買い出しに!

インドで和食のシェフをしているHさんの魚の買い出しにお付き合い。

2014年1月3日

路傍にシートを敷き、あるいは籠を並べ、野菜や生活雑貨を並べた露店が延々と並ぶエリアがある。一般にインドで商売をしているのはほとんど男性で、女性が店頭に立っている場面を見ることは多くないのだが、露店は別だ。籠に積んだ商品を前に、通りがかる人に声を張り上げるのはほとんど女性のようである。

並んでいる商品は店によって随分と違う。ある人ははち切れんばかりの新鮮な瑞々しいナスを売っている一方で、向かいの人は傷だらけで、萎みつつある、お世辞にもうまそうには見えないナスを売っている。

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中心地はこうしてビールケースをテーブルに大がかりに露店を開いている。

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中心地から離れるほど、露店も質素になっていく。

僕らも市場を歩くのが好きで、見かけると何となく入るのだが、地元の人と僕らのような観光者では大きく差がある。というのは、観光客にとってこういった生活品を売る市場は観光地であり、買い物をする場所ではない。やはり市場は買い物をして、初めて分かることがあると思う。その空気を味わうには買い物をするのが1番だと思うのだ(僕らは時々味噌汁を振る舞うために買い物をする機会があるので、そういう意味では人より市場を楽しめているとも言える)。

さて、僕らがいつも通り宿の横にあるOm Restaurantで朝食を食べていた時だ。横を見ると和食のシェフである H さんがいるではないか。どうやら朝ごはんを注文したところらしい。どうやらナマズの買い出しの前に朝食を食べに来たらしい。

「僕らもついていって良いですか?」

特に予定のなかった僕らが恐る恐る訊いてみると「もちろん」とのこと。それじゃ、ということで、急いでカメラを取りに宿に戻り、付いていくことに……。

僕らも見慣れた野菜の露店を横目に通り過ぎ、しばらく歩くと H さんがいつも来るという魚屋の露店があった。そこもやはり路傍にシートを敷き、後ろの塀には勝手に(?)魚屋の看板が付けられている。長年ここで魚を売っているらしい。

魚はシートに種類別に乱雑に並べられている。その後ろで、インドでは一般的な足で固定し、屈んで使うタイプの包丁で魚を注文通り捌いている男性がいる。日本のように細かい捌き方ではないが、ぶつ切りくらいにはしてくれる。大型の魚が多く、足下は血の海のよう。それが下水に流れていくので、まるでその男性から流れた血が川になり流れているようにさえ見える。

H さんはシートにいる魚ではなく、横の樽に入っている生きたナマズを覗き込んでいる。

「シートで死んでいる魚は地元の魚じゃないんですよ。別の地域から届いたものなんですね。せっかくなら地元の生魚を食べてもらった方が楽しいでしょ」

と、ナマズを4尾選び、店主に渡すと、重量を量った後で手早くぶつ切りにしてくれる。それを水で洗い、ビニール袋に入れて完成。

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この樽の中には隙間なくうごめくナマズが!

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好きな1尾を選んで自分で取る。

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良いサイズのナマズが見つかり満足!

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売り場はこんな感じ。

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「これくらいの大きさで」と、ぶつ切りの大きさを指示する。

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決まれば手早く捌き始める。

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この大きな鉈のような包丁が印象的

今までいろんな市場に行ったけど、初めて魚の買い物に付き合わせてもらった。これだから旅は面白い。

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