【223日目】日本人のインド式結婚式:大音量スピーカーで街を練り歩け

結婚式特集

2014年1月21日

結婚式もとうとうメインの最終日を迎える。

今までは儀式に必要な最低限の人数で執り行われていたが(それでも結構な人が集まった)、最終日となると遙かに多くの人が集まる。

僕らにとっては「珍しいヒンドゥー教式の結婚式」、インド人のとっては「珍しい日本人の結婚式」ということで、双方にとって興味津々な儀式となる。こういう結婚式になれているはずの村人たちも先を競って日本人の新郎新婦を見ようと躍起になっているのが面白かった。

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新郎新婦の顔を出せないので、ハッキリとした服装をお見せできないのが申し訳ないが、新郎はインドの標準的な服装であるクルータ&パジャマと呼ばれる服装だ。とはいえ、インド人が日常で着ているのはこれの無地のシンプルなもの。やっぱりパーティー用は派手なものとなる。

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そして新婦の服装は超豪華なサリーとなる。同じく顔を出せないのが非常に非常に残念なのだが、顔はインド式のメイクでくっきりと飾り、ゴージャスなイヤリング、頭にも飾り、シールタイプの宝石を付け、とにかく派手! 腕輪の数を見て欲しい。足にもアンクレットを付けており、歩くとアクセサリーがぶつかる「カシャリカシャリ」という音がして、艶やかで妖艶な雰囲気を作り出す。

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なんと音楽隊がやってきた。インドでは結婚式となると、こうした音楽隊などを呼び、大音量で踊りながら街を練り歩くのが普通らしい。通りすがりの人も踊りたければ混ざって踊る。日本で言う御神輿みたいなものか……?

後ろの車に新郎新婦が乗っている。

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途中神聖な木の下で祈りを捧げたりもする。

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音楽隊。陽気で軽快な音楽を奏で続ける。

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大通りだけじゃなくて、村の中も練り歩く。ここに映っている人はみんな結婚式の参加者だ。

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途中大量の牛(水牛?)が突進してくるハプニング。牛には慣れっこのはずのインド人たちも悲鳴を上げて逃げ惑っていた。このあとしばらく睨み合いが続き、諦めた牛たちは車の横を狭そうに通り抜けていった。

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結婚式を羨ましそうに見る女の子。
「結婚したい?」
「したい!」

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昼間は若い子どもたちが踊る。あるいはなぜか年寄りが踊ってる。酔っ払っているのかも……。インドでは日本のように表立ってお酒を飲まない。売っているお店も制限されているし、酔っ払っているのはみっともないとされる。それでも飲む人は飲み、暴れる人は暴れる。

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隙を見て、新郎新婦が座る席に座った子どもたち。右のモヒット君(あだ名はムニュムニュ)はダンスが上手で、演劇みたいなこともやっていて、孤児院の人気者。いっつも僕らを見つけると寄ってきて、楽しそうに話をしてくれた。

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陽が暮れる頃になると、食事が提供される。メニューはカレーを中心にチャパティ屋ご飯など。メニュー自体はいつもと変わらないのだけど、さすがに結婚式の食事なので豪華でおいしい。

しかしやはりそれはインド。貧しい子どもたちが殺到するのだ。

料理が提供されているスペースの入り口で客の出入りを制限し、最初に招待者などを優先的に通し、殺到した子どもたちは後から入るようになる。そのまさに殺気だった様子に圧倒されて入れずにいると、NPOのエライ人が僕らを見つけて「入って入って」と人をかき分けて通してくれた。

こりゃ大変だ。

インドにいると普段はお酒を飲まないのだけど、式が落ち着いた頃、僕らは人からもらったお酒を数杯飲んで、ありがたい結婚式の幸せのおこぼれを頂いたのだった。

とにかくこうして結婚式は終わった。

旅をしているといろんな出会いがある。出会いは次の出会いを作って、面白い話を呼び込んでくれる。この結婚式に参加させてもらうまでの出会いの連鎖も思い返せば奇跡の連続だ。そもそもここブッダガヤに来たのは航空券が安かったという理由だけ。そこからVipassana瞑想で友達ができ、その友達の友達と仲良くなり、その人が支援するNPO団体と繋がりができ、このタイミングでそのNPOの代表が日本人の結婚式をやるという企画があった。

どれか1つでも欠けたら、あるいは時期がずれたら参加は叶わなかった。

運命という言葉で片付けるのはあまり本意ではないが、「引き寄せられている」という感覚は常に感じている。ありがたい。

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