【224日目】日本を出てインドの最貧エリアと言われる場所で学校に通う少年

結婚式を終えると、ゲストハウスは変わり者が集まったシェアハウスのような様相を呈していることに気が付いた。多彩な生き方の一端を見てみよう。

2014年1月22日

昨日まで盛り上がっていた結婚式に類する儀式もダンスも全て、僕らが泊まっているゲストハウスである Sachi Home にて執り行われた。幸い――と言っていいのか分からないが、宿泊客は僕らも含めた結婚式の関係者がほとんど。若干の例外的な人も、自然と(あるいは強制的に)式のドタバタに投げ込まれることになった。

この時点で宿泊していたメンバーはと言えば、

  • ヒンドゥー教の結婚式をやろうと決意した日本人の新郎新婦
  • この村の学校に通う日本人の少年
  • この村の女性に裁縫を教え、日本でフェアトレードする日本人女性
  • 世界一周中の僕ら

揃いも揃って変わり者と言える6人が、小さなゲストハウスで共同生活をしているわけだ。どの人を紹介しても、一癖も二癖もある人物像になるのは容易に想像が出来るだろう。こんなメンバーで毎日一緒に食事をしたり、ポッと湧いたテーマで議論したりする。こんなに愉しいことはない。

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台所にも神様が祀られている。信心深いなァ、と思うと同時に「少し掃除しなよ」とも思うのダ。

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「芋のカレーに飽きた」と言って、自分たちで料理を作ってみたりした。

しかし何より、こうして集まった人の背景ほど面白いことはない。

例えばここの学校に通う少年だ。

中学校の頃、たまたま家族旅行でやってきたインドが好きになり、中学卒業と同時にインドへとやってきた。そして現地の学校に入学した。彼はヒンディー語も話せず、英語だって中卒レベル、お世辞にも楽な状況ではない。

それでも2年たった今では仲間たちと流暢なヒンディー語で会話し、笑い合うことが出来る。卒業となる今年、今度はインドで仕事をしようと画策している。

インドにいながらも、服装は日本流から外れることはなかった。2年間ずっと地元では浮き続けていたとも言える。突然現れた日本人の転校生に対して、周りがひたすら優しかったわけでもないという。好奇心もあれば、馬鹿にする材料にもなる。そんな中で彼なりに人間を信じたり、裏切られて不信になったりと揺れたという。

「最近、ようやくうまくやれるようになりました」

彼が言った言葉が印象的だった。

僕らも含め彼に「こうすればいいよ」と明確なアドバイスが出来る人などいるわけがない。何しろ前例が少なすぎる。彼はヒンディー語とインドの生活文化や人間性をよく理解している。それを武器にすることになるだろう。彼の将来が楽しみどころか、彼の数ヶ月語だって楽しみだ。

変わったことをやっている人がエライとは思わないが、こういう自分とは違う生き方をしている人を見ると、勇気が湧いてくる。ここにいる間、こういう種類の勇気を何度も貰えたような気がする。

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