【225日目】現地の女性にスキルと仕事を! ソーイングセンターの活動について

昨日に引き続き、同じゲストハウスに宿泊している人の活動を紹介しよう。生き方や仕事というのがいかに多様で、選択肢の広いものかを感じて貰えたらうれしい。

2014年1月23日

同じゲストハウスに28歳の女性が長期滞在している。M子さんとしよう。

M子さんはNimai-Nitaiというフェアトレードの会社を立ち上げた。大まかな仕事の流れはこうだ。

  1. 現地の女性に裁縫のイロハを無料で教える。
  2. 十分なスキルを得た人には製品の製作を依頼。
  3. 製品を日本で販売する。

いわゆるフェアトレードというやつだ。

 0DBD9E93-A494-4131-8FB8-EAE3DBFE8F1C-1

ソーイングセンターにあるミシン。足で回すタイプで、見ていると心地よい音がする。

0DBD9E93-A494-4131-8FB8-EAE3DBFE8F1C-2

出来上がっていたコースター。縫い目に暖かみが感じられる、素敵なできあがりだった。

インド人の女性は基本的には働かない。働けない、と言った方が正しいのだろう。飲食店であろうが、土産物店であろうが、女性物の服屋(サリー屋)でさえも男性が店頭に立っている。これは恐らくインドの文化が背景にある。女性は家にいるもの、という常識があるのだろう。

そんな中、女性の自立や貧しい家庭の収入の手助けになるよう、M子さんは村の女性たちにスキルと仕事をセットで提供している。

「経済的な余裕がないから、ここの子どもは働かなくてはならないし、働ければ教育が受けられなくなる。ここの子どもたちの為になると思って……」

夕食を食べながらM子さんはそういう意味合いのことを言った。

それにしても28歳にして――とつい年齢を引き合いに出してしまうのだけど、確固たる信念と行動力を持っている彼女に憧れる。裁縫のスキルを持っていて、日本で服の販売の経験があるのだから、日本の会社で働くことも難しくなかったはず。自分ならどうしただろうか? と考えると、旅に出た今なら「やれるかも」と思えるが、旅の前だったら「まぁ、そのうち」と尻込みしていただろうと思う。

以前、この裁縫を教えるソーイングセンターには遊びに行ったことがある。

そのときはあまり背景を知らず、M子さんのことも知らず、そもそもその場にM子さんもいなかった。ただ忙しくミシンを操る生徒さんたちの笑顔は覚えている。

「こんどM子さんがいるときに遊びに行きますね」

そう約束してこの日は終わった。

ブログランキング・にほんブログ村へ