【228日目】歌えや踊れや、共和国記念日の来賓客となる

共和国記念日である今日、僕らが遊んでもらっている学校でも催し物があった。そこで子どもたちの本気の踊りを見ることになったのダ!

2014年1月26日

「明日イベントがあるから、9時に学校ね」

昨晩、ほとんど一方的に孤児院の子どもに言い渡された。聞いてみれば1月26日は共和国記念日で、インド中でお祝いをしているというじゃないか。安倍首相もこの日に合わせてインドに来ており、デリーでの催し物に参加している。

このことが後に重要になるのダ。

朝、孤児院に行くと、子どもたちはいつもより少し “いい格好” をしてソワソワしている。暇を持てあまして、おもちゃを持ってきて一緒に遊びたがった。服汚すなよ~。

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「僕も踊るから絶対に見てね」
「OK!!」

孤児院の中庭には特設ステージが作られている。普段は25人程度の子どもたちが暮らしている場所に、フリースクールの子どもたちが集まり、数百人は押し込まれようとしている。こりゃ大変だ、と思っていたら、NGOの代表であるディベンドラさんがやってきた。

「ついてきて」

言われるがままに車に乗せられる。

「もう1つの学校に行ったことがある?」
「ないですね」
「こっちはね……」とディベンドラさんは説明してくれた。

もう1つの学校というのは本当に貧しい村にあるという。あまりの貧しさに学校が「授業料無料だから、お宅の子どもを学校に行かせてやってくれませんか?」と親に尋ねると「学校に行かずに働けば金になるのに、学校に行ったら金にならない」と断られてしまうことも多かったらしい。それでも何度も各家庭を説得し、今では教育の重要性を理解し、学校に通わせている家庭が増えているらしい。

その貧しい村というのは、僕らの想像以上に貧しさを露呈していた。

なにしろ今まで貧しいと言われていた村というのは、年季が入り、壊れかけていることもあったが、質素な煉瓦造りの家がほとんどだった。ところが学校に向かい道すがら車から見た景色は、それこそテレビ番組で見る「アフリカの奥地」のような様子なのだ。乾燥し枯れた砂地に点々と泥を固めて作ったような家がある。電気の有無やら、水道の有無なんて話にならない。屋根があるか? 壁があるか? というレベルだ。

とにかくそういう村を通り抜けて、学校に辿り着いた。

この学校はまだ押さない子ども(見たところ10歳くらいまで?)向けらしく、それくらいの子どもたちがビシッと整列して、ディベンドラさんの到着を待っていた。

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ディベンドラさんと僕らが到着すると、さっそく歌が始まる。子どもが1人ずつ、あるいは2人で前に出てきては、アカペラで歌う。緊張から僅かに震える声が愛くるしい。

一通りの歌が終わると、ディベンドラさんが生徒の前で挨拶をする。

「今日、共和国記念日を祝うに辺り、日本の安倍首相がデリーに来ています。同じタイミングでこの村にも日本人であるゲストが来てくれています」

そうやって僕らも含めた数人の日本人を紹介した。

挨拶のあと、慌ただしくその場を去り、孤児院へとんぼ返り。そちらに付くと、同じようにディベンドラさんが挨拶。そこでもやはり安倍首相の件が紹介され、挙げ句、僕らもみんなの前で話をすることに。

僕「ナマステ~!」
みんな「ナマステーーーーーーー!」

超ノリノリ。数百人の子どもたちが一斉に答えてくれるのだ。こりゃ愉しい、と話を続けるも、その先は無反応。なんてことはない。ほとんどの学生はまだ英語が話せないか、話せても初歩的な内容だけなのだ。結局最初の「ナマステ」以外は目立った反応は得られなかった。がっかり。

僕らは促されるままに来賓席に座った。

突如鳴り響く大音量の音楽。

サリーで着飾った中学生くらいの男女がステージに上がり、数日間で練習したというダンスを披露する。これが、うまい! 僕はダンスの善し悪しが分かる人間ではないが、見ていて「おお!」と心底楽しめるのだから、十分なエンターテイナーなんだろう。

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いやはや、みんな華やかで艶やかで妖艶なもんですナ

2時間か3時間に及びダンスを見続け、若干飽きてきたころ解散になった。

日本でこういう学校のイベントと言えば「やらされている感」たっぷりの、どちらかと言えば「ダルい」ものが多いが、インドではこんなに子ども主体で楽しんでいるだな、とおっさんの心境になるのだった。

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