【253日目】本場インドでヨガ修行 受けたコースの概要を紹介
インドと言えばヨガ。と、意気込んで有名なヨガアシュラム(ヨガの修行場)へとやってきた。本場のヨガ修行をご紹介しよう。
南インドのシヴァナンダ・ヨガ
2014年2月16日
さて、インド南部の街ケララにやってきたのはヨガの修行を受けるため。Miaはヨガの授業を受けたことがあるらしいが僕は初めて。ヨガと言えば「奇抜なポーズで身体を柔軟に鍛えるエクササイズの一種」という理解。火を吐いたりするわけじゃないことは何となく知ってる。
今回僕らが参加したのは<Sivananda Yoga Vedanta Dhanwantari Ashram>というヨガアシュラムの2週間コース。Teachers Course(先生になるためのコース)やアーユルベーダというマッサージ(?)のコースなどいろいろある。
少しヨガをかじったことがある人ならば、ヨガにもいろんな種類があるのを聞いたことがあると思う。よく見かけるものだとハタヨガとかパワーヨガなど。専門的なことは知らないけれど、流派がいろいろあると思えばいいと思う。その中で僕らが受けたのはシヴァナンダ・ヨガ。文字通り、シヴァナンダさんが創立したヨガのスタイルで、身体の柔軟運動だけでなく、食生活の改善、奉仕の精神の確立など、心と体の健康を作ることを目的にしている。
僕らが参加したコースだと1日750ルピー(1,200円くらい)で食事とドミトリーのベッドが提供される。日本や多くの先進国に比べて安いが、インドの物価と比べるとずいぶんと高い。
実際の体験談的な話は別の記事にするとして、ここでの生活スタイルや仕組みを紹介しよう。
まず、このアシュラムに入ると外出が禁止になる。その代わり、敷地内にドミトリーから土産物屋、食事スペース、ヨガスペース、洗濯スペースなど生活に必要名ものはすべて揃うようになっている。
食事は1日に2回で午前と午後に食べる。ベジタリアン食ではあるけど、凄く美味しくておかわりも十分にできるので、不足は感じない。むしろ美味しくて食べ過ぎてしまうほどかもしれない。
レッスンは大きく3つに分類される。
- 講義
- ストレッチなど、体操系の授業
- 瞑想
どれも1日に2回ずつあって、各1.5時間くらい。講義はすべて英語になるので、英語のヒアリングはできないと苦しい。しかも身体の器官の話や、精神性の高い話が多く少し難しい。まぁ、実際のところ全部聞き取れても講義としては不足だと思う。本当に興味がある人はたくさん本が出ているので、それらを読むといいと思う。僕は読んでないので分からない。講義を聴くと、ざっくりとした概要が分かるようになっている。
(写真)こんな感じの健康的なおじいさんが講義をしてくれた。少し英語の聞き取りにくい人だったけど、人間味溢れるいいおじいさんだったな。
体操系の授業については毎回約2時間かけて、丁寧に丁寧に身体を伸ばしていく。細かい指導もあり、アシスタント含め数名の先生が見回って、一人ひとり見てくれるので、凄くためになる。ちなみに僕らのときは日本人女性のスタッフがいて、気にかけてくれたのでありがたかった。
で、瞑想は早朝と夜にやる。前にやったVipassana瞑想法とは違い、歌を歌ったりマントラ(お経のようなもの)を唱えながらやる。ちょっと宗教的な気配がするので、好き嫌いが分かれるかもしれない。
(写真)1週間に1度くらいは外にある山に登り、頂上で瞑想をする。ここでも歌を歌ったりするので、慣れないとちょっと馴染めない。
じつは、2週間のコースをぼくらは10日でリタイアした。なぜか? こちらの記事で書きました。