【280日目】ネパールのポカラはトレッキングの町だ!
ネパールのポカラにやってきたのは、他でもないヒマラヤをトレッキングするため。その準備のために少し買い物をしなくちゃいけないのだけど……。
2014年3月15日
昨日は1日酷いバスに揺られて(昨日の記事参照)、がんばった自分にご褒美に、とビールを飲んだ。実際のところそのビールも凄く久しぶりだったんだ。っていうのもインドではお酒を買うのが面倒で、そもそも売ってる店がすごく少ない。例えばブッダガヤでは1軒しか売っている店を知らない(もう1軒あると聞いたことがある)。
そんなわけで昨日のビールは特別だったんだ。と昨日の記事に書けば良かったのだけど、さらりと流してしまったので、ここで書き足しておきましょう。
さて、僕らがネパールへとやってきたのはヒマラヤのトレッキングをするため。詳細はまた別の記事にするけれど、予定しているのはアンナプルナ・サーキット・トレッキングというコース。
ヒマラヤ山脈の中にあるアンナプルナ(8091m)という山があるのだが、その周囲をぐるりと回るコースになっており、距離は210kmほど。アンナプルナ以外にも5000~8000mの山々が連なる中を歩くコースであり、時間がある人には人気がある。まさに時間だけはある僕らにはもってこいなわけだ。
また距離もさることながら、途中で通る最高地点も高い。なんと5416mという高さにまで登る。その場所の名はソロン・パスという(サロンパスってこの名称から取ったんだ!! ということに気付くのはしばらくあとのこと……)。
さて、トレッキングというわけで準備がいる。歩きながら食べる行動食も必要だし、高所は雪が降る寒さのため、それなりの手袋もいる。20日間以上は歩く予定のため、足の故障を予防するためにもステッキなども必要だろう……。
でも、そんなものどこで買えばいいのだろう……。
――ってどこでも買える! 町中が登山用品店だらけ。町の半分は飲食店、残りの半分が土産物屋と登山用品店という感じ。地図やら行動食やらも歩けば数分と掛からず見つかる。お菓子屋さんに行くと100%スニッカーズやマーズといった超高カロリー商品が揃っているのも土地柄だろう。
メインストリート以外はこんな風に荒れた道だけど、それでも沿道には登山用品店があったりする。とにかく登山用品はこの場所で大きなビジネスなのは確か。言うまでもないが、それらのお店で売っている物はほぼ100%有名メーカーの偽物。「偽物だ!」と怒るのではなく、「偽物だから安く買える」くらいの寛大さが必要。いや、本当はだめだよ。できれば自国で本物を買ってこよう。偽物ビジネスには反対です!
日本語名のお店もちらほら。2軒くらい見たかな。日本人ががんばっているのかな? 中は見ていないので不明です。
歩いている観光客を見ても、みんな健康的(まァ、なんにでも例外はあるが……)。いかにも普段から歩いたり走ったりしているという感じ。筋トレしてマッチョ、とかそういうのじゃなくて、本当に日常的に運動している人の健康的な身体付きの人が多い。またバックパッカーというわけでもなく、大型ザックを背負っている人が多いのも印象的だった。
道端で靴の修理をしている人なんかもいて、土地柄、すごく理にかなった商売だな、と考えさせられたり……。ちなみにこの靴屋さんにはトレッキング後にお世話になった。その話はまたいつか。
とにかく僕らは歩き回って、登山に必要な買い物を済ませた。買ったものは
地図
ステッキ2本
行動食(スニッカーズやナッツなど)
水の浄水タブレット(山の中での飲み水用に)
手袋
ニット帽
という感じ。このエリアの通常のトレッキングコースだと、そんなに特別な荷物は不要。その辺のトレッキング情報はまた別の機会にまとめようと思う。
そんなときに偶然見つけたのがペットボトルホルダー。旅先ではレストランで出される水が飲めないので、ペットボトルを持ち運ぶことが多い。ところがペットボトルってのは持ちにくい。そのためだけに肩掛け鞄を持ち出すのも邪魔くさい。というわけでこのホルダー。ひと目ぼれだった。
さて、荷物も揃った。明後日くらいにはトレッキングに出発。なぜ明日じゃないのか? 明日はインド・ネパールで有名な、色つき水をかけ合うカラーフェスティバルの日だから。お祭りには参加しないとね。