アンナプルナ14日目〜あの日本人の博物館があるリンゴの村マルファのご紹介

チベット難民が住み、リンゴの産地であるマルファ。疲れたトレッカーにも、好奇心の強い人にもお勧めの村です。

295日目(2014年3月30日)


トレッキング後半の村では1・2を誇る和みの村

昨晩泊まったジョムソンという村ははっきり言って、あんまり居心地の良い村ではありません。ゴミゴミしてて、軍の基地があり、軍服を着た人が無意味に歩き回り、宿はといえば地元の気配を感じられるようなアットホームな気配がありませんでした。

それでもジョムソンに泊まったのは、もう時間が遅かったから。これから行く人は是非ジョムソンの前後の村に泊まることを検討しましょう。今日ご紹介するのはジョムソンの数kmの場所にあるマルファという素敵な村のご紹介です。

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トレッキング前半は素敵な村が多くて、はっきり言ってどこに行っても楽しく、和めて、古き良き村の気配を残しているのですが、後半は少し騒々しい気配がする場所が多いのです。そんな中でマルファはオススメの村。

マルファはリンゴの名産地

ジョムソンムからマルファまでは4時間ほどの道のり。トレッキングの道のりとしては短いです。先を急ぐトレッカーたちはマルファで昼食を済ませて、先を急ぐようですが、とにかく時間だけはある僕らはここで泊まることにしました。

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マルファはなんとこのエリアでは有名なリンゴの名産地です。看板を見ても「リンゴの村」であることがよく分かります。

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リンゴ農園が道沿いにありますが、収穫は秋らしく、今は禿げた木が並ぶばかり。日本で見かけるリンゴの木と違い、剪定があまりされていないのか、あるいはされているけど、日本の剪定とは違うのか、どうも日本で見るリンゴの木と見栄えが違うように思えます。

リンゴの時期じゃないと楽しめないかと言えば、そんなことはありません。まずは歩いてきたご褒美に(毎日歩いているけど)アップルパイ。本当においしいですよ。リンゴについては秋に収穫したものを貯蔵しているようです。生で食べるには鮮度が悪いかもしれませんが、調理して食べる分には問題なし。問題ないどころか適度な甘さとシナモンの香りが食欲をそそります。

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そう、上の写真を見てください。アップルパイの後ろにあるのがアップルブランデーです。ちょっと傾いていて分かりづらいですが、瓶にMarpha(マルファ)とこの村の名前が書いてあります。ここのリンゴを使って、ここで作っているらしいです。ブランディングに成功しているようで、ずいぶん有名らしいですよ。

チベット難民キャンプがある

なんとこのマルファ、チベットの難民キャンプがあります。なにしろヒマラヤを越えればチベットという場所なので、この地域全体にチベット人は多いのですが、こうして難民キャンプとして集まっている場所は初めて見ました。

チベットの寺や学校もあります。ぼくらは挨拶をした程度ですが、本当に気さくで優しい人たちでした。

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川口慧海博物館だってある(らしい)

実はこれ、僕らは知らないままで通り過ぎてしまったのですが、あとで聞いたところでは川口慧海博物館があったらしいのです。

ちょうどこのトレッキングをしている間、Kindleで川口慧海の「チベット旅行記」を読み進めていたところでした。本当に面白い本で、ずいぶんと感銘を受けていたのですが、まさかここにその博物館があろうとは……。

ちなみに川口慧海さんとは、まだチベットが鎖国していた100年前に日本人として(あるいは外国人として?)初めてチベット入国を果たした僧侶です。チベット旅行記に彼がどうやってチベットに入国し、出国したか、赤裸々に書かれています。

その博物館に行けなかったのは痛恨の極み。

これから行く人はぜひぜひ見てきてください。できたらどうだったか教えて欲しいくらいです。

1~2泊したい村マルファ

文化的にもチベット色が強く、見応えがありますし、くたびれたトレッカーのお腹もおいしく満たしてくれるマルファです。

先を急ぐ旅じゃなければ、ぜひマルファに立ち寄ってみてはいかがでしょうか? トレッキングももう少しで終わりです。荷物が増えるのが気にならなければ、アップルブランデーなどをお土産に買うのもいいかもしれませんよ。

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