日本人なら知っておきたいブッダが生まれた町ルンビニ


日本人には知っててほしいルンビニの町

ルンビニという町をご存じですか? 

日本に「ルンビニ」という名前のインド料理屋がたくさんあるようなので、そこで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか? と書くと、ルンビニ=インドというイメージに感じられますが、違います。ルンビニはネパールです。

ルンビニの位置

ちなみに僕の大好きなカレー屋さんもルンビニと言います。千葉県柏市・松戸市あたりに在住の方はどうぞ。グリーンカレー・レッドカレーが最高においしいです。

アジアンダイニング「ルンビニ」

さて、話がずれましたが、ルンビニがなぜこうもお店の名前に使われるかと言えば、ブッダ誕生の地なんですね。仏教の8大聖地の1つとされています。

仏教の八大聖地(はちだいせいち)は、仏教における重要な8つの聖地の総称。その全てがゴータマ・ブッダの人生に関わる遺跡である。

  • ルンビニ – 生誕の地。
  • ブッダガヤ – 成道(悟り)の地。
  • サールナート – 初転法輪(初めての説教)の地。
  • ラージギール – 布教の地。
  • サヘート・マヘート – 教団本部の地。
  • サンカーシャ – 昇天の地。
  • ヴァイシャリ – 最後の旅の地。
  • クシーナガラ – 涅槃(死)の地。

引用元:Wikipedia – 八大聖地

これらのうち、ぼくらは最初の3つに来たことになります。特に仏教の聖地を回ろうとう決意があったわけではないのですが、行き当たりばったりで旅をしているうちに、自然と訪れることになりました。この旅のミャンマーのあたりから、仏教との縁は凄く感じていて、適当に旅をしていて、仏教と繋がる機会が多く、いちいち驚かされています。

日本人は無宗教の人(ぼくもそうです)が多いですが、そうは言っても仏教と完全に切り離せない人も多いはず。数ある宗教の中では割と親近感を感じやすいのではないでしょうか? そういう人が名前くらい知っていて良い土地だろうと思います。

ブッダはこのルンビニで生まれ、出家し、長い長い修行の末、ぼくらが入り浸っていたインドのブッダガヤで解脱にいたり、サールナートという場所で、当時の弟子たち5人に対して初めての説教をしたとされています。そしてこの3地点を回ることができたのは幸せだな、と思います。

町の様子はまさにインドのそれで……

で、地図を見てもらうと分かるのですが、ネパールの町と言えど、その場所はもう目の前がインドという国教沿いに位置します。ポカラ、タンセンを経由してルンビニに来るバスの中でも思っていたのですが、どんどんインドっぽくなってきています。

インドとネパールは同じヒンドゥー教がメインで、隣同士の国と言うこともあり、共通点も多いわけですが、ぼくらが見た限り美的感覚がずいぶん違うのです。例えば、ネパールではレストランのキッチンやテーブルなど、凄くキレイにしています。ゴミのポイ捨てもインドに比べて少なく、町を歩いていてもインドのように「ゴミを践まずには歩けない」という状態をあまり見かけません。

ルンビニはゴミこそあまりないものの、レストランの清潔感という意味ではずいぶんインドに近付いてきた印象を感じます。例えば、店頭で売っている食べ物にびっしりとハエが止まっていても気にしない感覚はインド的としか言いようがありません(ちなみにインドの名誉のために書いておくと、インドでもきれいな人はちゃんといます。きれいな店はちゃんとあります。しかしぼくらが見る限り大半の店は……、という話です)。

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食べ物もやっぱりインドのそれで……

清潔感に限らず、食べ物の種類もインドに近付いてきましたね。

もともとネパールの主要な食べ物というのは、米・ダルという豆スープ・野菜カレーという感じで、インドと近い印象があるのですが、味の方向は全然違うとおもうのです。

例えば使う材料を見ても、インドで基本的なカレーは芋がほとんどですが、ネパールでは芋に加え、カリフラワーやにんじんなど他の野菜も使います。味も極端にスパイシーだったりせず、全体的に味覚が日本人に近い印象を受けます。

しかしルンビニのその辺のレストランに入ると、本当にインドっぽいです。まだインドに入っていないのに「インドに帰ってきた!」という印象さえ感じたほどです。チャイの出し方や、タリーというセットで使う器もインドっぽい。

国境なんてあとから引いたものなんだ、と考えさせられます。

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でも「インドとは違うんだ」という声はあって

このあたりの人に「なんかインドっぽいね」と聞くと

「インドとは違うよ!」
「インドはもっとうるさいじゃん」

と笑いながら教えてくれます。ちなみにこの数日後にインドに入ったわけですが、「うん、やっぱりインドとは違うな」と痛感しました。先ほど書いたことと矛盾しますが、「国境ひとつ越えたら全然違う場所だ!」と思い知らされたのです。

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さて、ブッダ生誕の地を歩く

ここは世界遺産に登録されています。凄くキレイに整備されていて、警備員がいたりもするのですが、ぜんぜん客がいなくて、なんだか普通の公園を歩いているかのようなのんびりした気持ちになります。

宗教的な土地なので、散歩は裸足です。僧侶も多く、ただの観光地ではないことを感じさせます。

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ブッダが生まれた場所にある菩提樹。この菩提樹の隣に池があり、ブッダの母がブッダを産湯に入れたとされています。

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見渡す限りの公園。宗教的な聖地なので、アトラクションがあるわけでも、見所がたくさんあるわけでもありません。ブッダが生まれた、というその事実を噛みしめる場所なんだろうと思います。

実際、花が咲き、芝生が青々とし、木々が多い茂るこの広大な公園は静かに散歩をするのに最高の場所ですね。ぼくらも歩き回り、ブッダが生まれたとされる場所の横で、しばらく座って休んでいました。

それだけを楽しむ場所なんです。

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これから開発が始まるらしいです

今はこうして静かな場所ですが、やっぱり仏教の聖地として、というか観光地として整備を進めようとしているという話を聞きました。

例えばブッダが解脱に至った場所ブッダガヤは観光地としてはずいぶん成功していて、凄い量の外国人がやってくるのに対して、生誕の地であるこの場所は静かなものです。観光地として整備されていくことは悪いことではありませんが、あまり人が増える前に行っておいても良い場所ではないでしょうか?

少し長い旅行をする人ならば ポカラ → タンセン → ルンビニとネパールを旅行するのは結構オススメですよ。

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