静かなネパールと果てなき活力のインド 1ヶ月半ぶりの国境越え

似ていると言われるネパールとインドですが、どうも似ているとは言いがたいものがありますね。それにしてもインドのゴミの量は耐え難いものがあります。

世界一周325日目 2014年4月30日

まだまだ本当はネパールにいたかったのです。

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だけど、このままのペースじゃ本当に旅が終わらない。終わらせたいわけじゃないけど、いつかは終わらせなきゃならないわけです。ざっくり世界を分割すると

  1. アジア
  2. 中東
  3. アフリカ
  4. ヨーロッパ
  5. アメリカ(南米/北米)

みたいな感じになると思いますが、300日を越えてもまだ最初のアジアにいるわけです。持つのか、お金は……?


今日はネパール・インドの国境越え

せめてあと数日だけでもネパールに滞在したいなァ、なんて思ってみても現実問題としてビザが今日まで……。ポカラやカトマンズにいれば簡単に延長できますが、ルンビニではもちろん無理なわけで、インドへと向かうことにしました。

(ちなみにポカラでのビザ延長は今年の4月からオンライン申請に変わりました。これから行く人は注意してくださいね)

旅を始めて最初の頃は “国境越え” という行為がいちいちワクワクしたものですが、もう慣れてきてしまった感はあります。旅の最初の数日で味わった中国・モンゴルの国境越え(参考▶【4日目】中国〜モンゴルの陸路大移動)に比べれば、ネパール・インドの国境など、大したことありません。

ネパールと言えど、もはやインドのようで

ルンビニでバスを捕まえて乗ります。観光バスなど高くて乗れないので、迷わずローカルバス。荷物をバスの上に投げ上げて、身体ひとつで乗り込みます。

ネパールの “良さ” のひとつはぼったくりが少ないこと。少ないどころか皆無。もちろんローカル価格と旅行者価格は別に設定されていることがほとんどだけど、それはお金を持っている旅行者にとって税金みたいなものなので、受け入れています。それにしてもインドは高く取り過ぎる。2倍でも3倍でも10倍でも、取れそうなら取る。交渉することが前提になっているから、すべての買い物で値切り交渉が発生する感じ。それに比べてネパールは少し高いなりにも固定価格がちゃんとあって、それが受け入れやすい価格帯なのです。

バスなども旅行者だからと言って異常な額は取られません。

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ところがサイクルリキシャとつまらないやりとりをする羽目に……。バスで国境近くの村まで行くとサイクルリキシャが寄ってきて、あーだこーだと値段を言ってくる。「俺の方が安いぞ」「いや、俺の方が!」みたいな感じ。しまいには「20ルピーで国境まで」と言うもんだから、そりゃ安いとばかりに乗り込みます。

ところがいつまで走っても国境に着かない。いや、騙されて変な方向に向かっているわけではないのです。みんな同じ方向に向かっているし、明らかに気配が国境に近付いてきています。……それにしても遠い。

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「これ、20ルピーじゃ安すぎるよね」
「うん、100ルピーくらいは払おう」

と、ふたりで相談し合います。ネパールの物価を知っているこちらとしては、本当に安すぎることが分かる。100ルピーか、あるいはもう少し払ってあげてもいいと思っていたのです。

で、国境に到着するとドライバーが

「このまま国境越えたところにあるバス停まで連れて行ってあげる」

と言うので「ああ、ここで稼ぐのね」とちょっと納得しつつ、値段のことをはっきりさせようとすると……

「で、バス停まではいくらなの?」
「500ルピー」
「500ルピーったって、さっきは20ルピーって言ってたでしょ。20じゃ安すぎるのは知ってるから100くらいは払うよ」
「ダメ、500」
「なんで、20ルピーが急に500になるの?」

という具合に、インドではよくある値段交渉に陥るわけです。結局やりとりの末、300ルピーを払いました。暑かったし、遠かったので、払うのは全然良いのですが「だったら最初からその金額を言え」とイラつきます。

ネパールにいるうちからインド的な人に出会ったなぁ、とため息が出ます。

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でもなんだかんだと国境を越えると、そこはインドで

国境を越えた瞬間。本当に国境となる門をくぐった瞬間です。

そこはインド。溢れんばかりの人。止まらないクラクション。路傍はゴミだらけで、視界に入る人の3人に1人は地面につばを吐いている。思わず後ろを振り返り「ああネパール……」と恋しくなったほど。

でも、一方で、インド人たちの異常な熱気も思い出しました。がむしゃらに生きている感じ。絶対生きてやる、という意気込み。きれい事なんてまったく通用しないインドの情熱のようなものも蘇ります。

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無事バス停について

バス停では言葉の話せない青年がその場を仕切っています。

彼に行き先を告げると、身振り手振りでぼくらを案内し、丁寧に広い席を紹介してくれて、荷物の置き場所などまで手引きしてくれました。もともと言葉が通じない場所にいると、彼の身振り手振りの方がかえって伝わりやすかったです。バスが出発するまでの待ち時間の間も、彼は時々様子を見に来てくれて、Facebookの「いいね」のようなサインを何度も出してくれました。

そのままぼくらはバスでゴラクプールの駅まで向かい、夜行電車でデリーに向かいます。

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電車に乗ってみると席は1つしかなくて……

2つの席をオンラインで予約していたのに、1つは取れていて、1つは取れていなかった。どうしてそういうことが起こるのか……?。

ともかく文句を言っても仕方ないので、その1つの席に2人で座る。寝台列車なので、1人分と言っても、1人が横になれるスペースがある。だから座るのは何の問題もない。が、時間はすでに23時。1日の移動で疲れ切っている。

寝台列車とはいえ、1つのベッドの大きさは担架1つ分くらい。二人が寝られるスペースじゃない。が、周りに空席も見当たらないので、その狭いスペースで丸くなって寝ることに……。

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インドに戻ってきた理由

インドに戻ってきた理由をお話してこの記事は終わりにします。

目的は2つ

  1. チベット亡命政府があるダラムサラに行くこと
  2. 日本から届いた味噌を受け取ること

実は前にインドにいたときに届かなかった「たちばな本舗」の味噌ですが、遅延して、ぼくらがネパールにいたときに届いていたのです。そこでいろんな人に協力してもらい、デリーで受け取りができることになりました。

届かなかったときの愚痴記事はこちら▶【273日目】インドの郵便はまったく信用ならん

ご協力してくれたみなさん! その節は皆様ありがとうございました!

この目的を達成したら次はイランへと向かいます。

とうとう……、ようやく……、脱アジアが見えてきた。

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