100時間以上乗って分かった インドで快適に電車旅をするための全知識

インド旅の基本は電車です。

広大なインドのどこにでも電車で行けますし、飛行機に比べて遙かに安い。バスなんて論外で、確かに安かったりするのですが、快適さが全く違う。個人的には「バスでしか行けない」という場所でない限り、インドでバスを使う事はないですね。

さて、安くて、どこでも行けるインドの電車ですが、結構ノウハウが必要です。インドの電車に8回――合計で118時間くらい――乗ったぼくらなりに、インドを快適に電車旅する方法をご紹介します。

wpid-IMG_3581-2014-05-21-13-00.jpg


まずは予約

駅で予約することも可能ですが、オンライン予約を強くオススメします。

1回しか乗らない、金に糸目を付けない、というのであれば駅で直接乗車券を買ったり、旅行代理店で買うことも可能ですが、結構大変です。特に旅行代理店は高いし、メリット感じないです。

迷ったらcleartrip

cleartrip のアカウント作成は簡単ですが、問題は IRCTC への登録です。IRCTC というのはインド鉄道の公式オンライン予約システムのことで、国が管理しています。そのため、融通がきかない……。

cleartrip から IRCTC を通して予約できますが、その際に IRCTC のアカウントを作成する必要があります。手順は簡単ですが、ひとつだけ難点があります。それはインドで使える携帯電話が必要だということ。安いの買っちゃっても良いと思います。何度も電車に乗る予定なら本当に便利ですよ。

参考

大まかな予約の流れ

  1. cleartripで予約
  2. 大抵はWaiting Listになる(空席がなく、キャンセル待ち状態)
  3. 発車の24時間前までにConfirmationが携帯に届く(キャンセルがあり、席が取れたという意味)

Waiting Listというのがくせ者で、予約は受け付けられ、お金も引き落とされたけど、席は取れてない、という状態です。日本ではあり得ないと思うのですが、インドでは標準的な仕様。このままConfirmationされない場合、つまり席が確保されなかった場合は後日返金されます。

Waiting ListのままConfirmationされない場合でも駅に行くと、最後の最後で席が確保されている場合があります。なので駅に行くしかないんですね。面倒です。

取るべき席は?

高い席から安い席までいろいろありますが、ぼくらのオススメはずばりAC3です。

一応見かけるクラスを挙げておくと

  • First AC (AC1)
  • 2-tier AC (AC2)
  • 3-tier AC (AC3) オススメ
  • AC Chair Car (CC)
  • Sleeper Class (SC)
  • Second Seating (SS)

ACと付くクラスと付かないクラスがありますが、ACが付くのはエアコン付き、ないのはエアコンなしです。でも、この際、エアコンが必要かどうかで決めないでください。エアコンが付かない方は値段が凄く安いため、インドの若い男性(本当に男ばっかり)が群がって乗っています。騒がしく、治安も悪く、(そういうのが好きなのでなければ)居心地が悪いです。

インドを味わってみたい、という理由で低いクラスの電車に乗るのもアリだとは思いますが、少し高いクラスもそれはそれでインドです。特に女性は本当に居心地が悪いと思うので、AC系を押します。

僕が友達に「どのクラスにすればいい?」と聞かれたら、確実にAC3と答えます。お金に余裕があればAC2/AC1もいいでしょうが、ぼくらには未知の世界です。ちなみに下の写真がエアコンなしで1番高いクラスです(Sleeperというクラス)。更に低いクラスの人がみんなこっちに来ていて、3人座る席に6人すわるのは当たり前。それどころか立っている人までいます。床で寝ている人も……。

wpid-IMG_0946-2014-05-21-13-00.jpg

wpid-IMG_3889-2014-05-21-13-00.jpg

さて、駅に行ってみましょう

まずは情報探し

cleartripで予約していれば、eチケットが発行されるはず。スマホを持っていれば、印刷もせず、そのチケット予約画面だけあれば普通はOKです(ぼくらは印刷していません)。

予約の際に5桁の電車番号のようなものが届いているはずです。その番号を駅で探しましょう。

ほとんどの場合は駅の受付付近、正面入り口付近、1番ホームあたりに電光掲示板や紙の掲示物があり、そこですべての電車の情報が張り出されています。自分が乗る電車を探しましょう。絶対調べることは

  • プラットホーム番号(PNなどと書かれていることも)
  • 電車の発車時刻 – 遅延していることがほとんどです。

自分の電車が見つからない場合、面倒ですが問い合わせ窓口に行きましょう。

wpid-IMG_3624-2014-05-21-13-00.jpg

wpid-IMG_0364-2014-05-21-13-00.jpg

さて、次はプラットホームへと向かいます。

ここでインド人の友達を作ります。

冗談ではありません。信頼できそうな、しかも同じ方向に向かいそうなインド人に声をかけて仲良くなりましょう。その人から聞き出さなければならない情報は……

  • 車両番号の位置 – インドの電車の車両はものすごく多いです。あなたが乗る車両番号が端の方だった場合、電車が着いてから移動すると慌ただしくなります。先にどのあたりか聞いておきましょう
  • ホームが変更になったら教えてもらう – 突然ホームが変わることもよくあります。知らないと、来るはずのない電車を延々と待つことに……。アナウンスも流れますが、聞き取りづらいので、ぜひ教えてもらいましょう。

さて、1つ目の車両番号については自分で探してみることもできます。電光掲示板で「A1」や「C3」などと書かれているものがあれば、それです。ない場合もあります。当てにならないこともあります。

wpid-IMG_0985-2014-05-21-13-00.jpg

wpid-IMG_3330-2014-05-21-13-00.jpg

電車に乗ったら

まずは荷物の置き場を確保!

とにかく休む前に荷物置き場だけ確保します。必ず、自分の目が届く場所にしてください。車内の治安はよくないようです。ぼくらはそこまで治安の悪さを実感していませんが、インド人でもチェーンロックで荷物を固定している人がいます。不安ならそれもやりましょう。

混んでいる電車だと、ここが勝負です。誰よりも早く乗り、誰よりも早く場所を確保してください。

まぁ、多分インド人には勝てませんがね。

シーツ・枕の確保

普通は電車のスタッフが持ってきてくれますが、いつまでも持ってこないときは言いに行きましょう。

普通は1~2車両にひとりスタッフがいます。

寝るときは

持っているなら耳栓をしているとよく寝られそう。

またベッドが1番下だと、時々だれかが座ってきます。インドではそういうもんだと思って受け入れてください。あなたが女性なら追い出しても良いと思います。

またぼくらのオススメ通りにACクラスにいるならば、たぶん寒くなります。少なくとも長袖は荷物の出しやすい場所に入れておいてください。長旅の人はシーツを持参している人も多いと思いますが、ここが出番です。

そして乾燥対策。エアコンをかけっぱなしなので、車両内が乾燥します。ぜひマスクを。

食事

電車によりますが、エアコン車両だと食事が付いてくる場合があります。そういうときは出てきたもの食べてください。結構まともなものが出てきますよ。

でもほとんどは自分で買うことになります。

駅に止まると、お弁当やスナックの売り子が電車に乗り込んできます。そういう人から買ってください。あるいは駅のホームで売っている人も多いので、降りて買いに行ってもいいでしょう。割と長く駅で止まるので、大丈夫です。

が、しかし、駅や電車で買えるものは本当に油ものやスナックばかり。1食2食ならともかく、長く乗るときは飽きます。そこで、できるだけ乗る前にリンゴやバナナなどを買っておきましょう。暇を持てあましておやつを食べるときなど、果物だとヘルシーだし、さっぱりしていていいですよ。

また朝食もインドだと油っぽいものが基本です。日本人には油が多すぎるので、可能ならパンでも持ち込んでおくのがオススメ。

インド人も自分の家で作ったカレーなどを持ってきているケースが多いです。インド人にとってもあまりおいしくないんでしょうね。

wpid-IMG_3712-2014-05-21-13-00.jpg

wpid-IMG_0938-2014-05-21-13-00.jpg

降り方

降りる駅の案内などありませんし、到着時間など当てになりません。周りの人に聞いてください。

むしろ電車に乗ったら「わたしは○○に行くのだけど、あなたは?」と、同じ駅に向かう人を探しましょう。で、その人に「降りるときに教えて」と甘えるといいです。同じ駅の人がいなくても、みんな親切に教えてくれますよ。

降りるときに赤い服の人が荷物を持ってくれるときがありますが、この人たちは駅公認の荷物持ちです。つまり有料。その気がないなら、荷物は自分で持ってください。

駅に着いたら

さて、駅に着いても普通は移動が終わりではありません。

ほとんどの場合、オートリキシャに乗って、どこかを目指すことになると思います。

ホームに降りた瞬間から「オートリキシャあるよ」と声をかけてくる客引きがいますが、全部断ってください。駅を出るまでは、客引きを相手にしないことです。というのも他の客引きが少ないので、値段を高くつり上げています。駅の外に出るだけで、もっと安い客引きが現れます。

とくにあたかも同じ電車に乗ってきたふりして声をかけ「僕オートリキシャあるよ」と偶然を装って声をかけてくる人もいます。ただの客引きです。相手にしないでください。

インドの電車旅は、それ自体が観光です

普通電車やバスは移動手段でしかないわけですが、インドの電車旅はそれ自体が観光です。

長い電車の中でじっくりインド人がどういう生活をしているのか、見てみると面白いですよ。特に長距離・夜行の電車の場合、車内でインド人と仲良くなることもあります。情報収集してみたり、日本のことを教えて上げたり、交流してみてください。必ず英語を話せるインド人がいますので……。

インドの電車に乗るときに、こんな工夫をしているよ、という人がいたら教えてください。

ちなみに!

インドの地下鉄はぜんっぜん違うんですよ!

こちら!▶ 本当にここはインド? インドの地下鉄は想像とまったく違う

ブログランキング・にほんブログ村へ