チベット亡命政府のあるダラムサラへ チベット超入門

ネパールからインドにやってきて、ぼくらは2週間近くニューデリーに滞在していました。それはそれで訳あってのことでしたが、その用事も終わったので、ぼくらにとっては大きなイベントであるダラムサラへと行こうと思います。

ダラムサラってみなさん聞いたことがありますか?

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ダラムサラってなんだろう?

辞書を引いてみると……

インドの北端部,ヒマチャルプラデシュ州にある保養都市。海抜2100メートルの高原に位置し,チベット亡命政府がある。ダルムサーラ。

という感じ。国としてはインドに属するわけですが、チベットの亡命政府があり、しかも高地であることから避暑地としても有名な場所です。

チベットへの興味

ぼくらはひょんなことからチベットに興味を持ちました。というのもインドに入国してすぐ、ブッダガヤで最初に見つけた居心地の良いカフェの名前が「Tibet Om Cafe」で、チベット人家族が経営しているお店だったんです。ブッダガヤが仏教の聖地であることから、チベット人の訪問客も多く、インドなのにチベット人にたくさん出会う場所でした。

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その店のおばちゃんが本当に気が良い人で、いつも和やかに対応してくれていたのですが「ぼくらもチベットに行ってみたい」と言うと、すごく寂しそうに「無理じゃないけど、行くのはすごく大変」と言いました。

あれこれ調べてみたところ、中国政府の監視が強く、とても自由に旅ができそうになく、しかも予算も大幅にオーバーしているため、行くのは諦めることに……。でも、今でも「いつか必ず行く」と決めている場所です。

そこでチベットそのものに行けないのなら、亡命政府のある場所を訪ねてみようと心に決めました。

で、チベットって!?

チベットについてみなさんどれくらいご存じでしょうか?

チベットというのはもともとネパールと中国に挟まれる、ヒマラヤ山脈のあたりにある高原の国で、深甚な仏教の国です。最近、訪日したダライラマの国と言えば分かりやすいでしょうか?

しかし1960年頃、中国がチベットを攻撃し武力で支配しました。このあたりの話は映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」にも描かれていますね。あの映画の後半で、チベットに中国軍が大量にやってきて、まだ子どもだったダライラマが困り果てるような場面があったと思います。

あの行為は中国的には「チベット解放」、チベットから言わせれば「チベット侵略」でした。この1件が解放だったのか、侵略だったのか、今でも議論が盛んですが、僕はやはり侵略だったと言わざるを得ないと思います。興味を持って勉強してみた感じだと……

中国の主張
チベット政府は仏教の力と、ダライラマの影響力で、チベット農民から高額な税を取り立ていた。そういった貧しい農奴(自由を制限された農民)を解放した。
チベットの主張
確かにかつては高額な税金など農民への負担はあったが、現在のダライラマ14世の代になって、人権保護の観点から改善を進めていたところで、事実いくつかの政策を実行し効果を上げていた。そういった自主的な改善を尊重すべき。また、中国の本当の侵略の目的は「1.軍事的にヒマラヤの高地を利用したかった」「2.天然資源がほしかった」など、あくまで自分たちの利益追求のため。

と、噛み合わないわけです。とても、この場ですべてを語りきれませんが、僕は勉強した結果、後者の主張が正しいだろうと思っています。

日本でチベット問題が知られていないのは……

日本でチベット問題が本格的に取り上げられることは多くありません。というのも、中国を立ててるんですね。今チベット側に立つと、中国と余計なもめ事を生むだけだから……。実際のところ、少し調べてみればチベット人が中国政府から拷問を受けたニュース、チベット人が土地を追われ、チベットに住めなくなるニュースなど、悲しいニュースが絶えないことが分かります。

中国への抗議のために焼身自殺した僧侶のニュースなど、見覚えがある人もいるのではないでしょうか?

最近オバマ夫人が中国に訪れ、少数民族の人権について話し合いに行きました。その滞在の中で2度もチベット料理店を訪れています。中国との対談の中で「チベット」という名前こそ出さなかったものの、強く意識していることは見て取れます。
(しかし、オバマ夫人でもチベットという言葉を明確に出して議論するのは難しいんでしょうかね? 外交って本当に難しいんですね)

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で、チベット亡命政府って!?

さて、こうして中国支配下になったチベットですが、祖国を取り戻そうと諦めていないのがダライラマを中心としたチベット亡命政府です。

それがインドのダラムサラにあります。チベットに住めなくなった、あるいは中国政府の支配下であるチベットに住みたくないチベット人の多くがネパールを抜けて、このダラムサラに亡命し、集まって暮らしています。

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チベット問題に手を伸ばすこと

大袈裟に言うつもりはないですが、少しでもチベットのために何かしたいと思いました。

ぼくらができることと言えば

  1. 問題について、現状について知ること
  2. より多くの人に知ってもらうこと

だと思っています。だからダラムサラに行って、チベットについて勉強したいと思っています。そこで知ったことをこのブログや、友人へと発信することで、少しでも多くの人に知ってほしいと思うんです。だからこれから続くであろうダラムサラの記事について、本当に読んでほしいな、と思います。

また、下記のページは旅行者でない人も読んでほしいです。チベットの現状についてよく分かるかと思います。

参考:チベット旅行者のための状況説明書:チベットを知るために

みなさん、チベットについて知っていることがあったら教えてください。

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