チベット料理もいいけど、たまには優雅に マクロードガンジでオススメのお店

ダライ・ラマが住んでいて、チベット亡命政府があるマクロードガンジ。ぼくらは2週間ほど滞在しましたが、その中で見つけたお気に入りのレストランをご紹介します。


チベット料理店とインド料理店が入り乱れる

マクロードガンジはインドであり、チベットです。観光客の多くはチベットの雰囲気を味わうため、あるいはチベット国民に対する奉仕の気持ちでボランティアのために来ています。そのため、飲食店や土産物屋はチベット系が多いです。しかし、もちろんここはインドなので、合間を縫うようにしてインド料理店もあり、好きな方を食べられます。

チベット料理と言えば……

みなさんチベット料理ってイメージ湧きますか? 行ったことがある人、あるいはインドや中国でチベット料理店に入ったことがある人は分かると思います。一応定番の料理を挙げてみましょう。すべて共通してすごくシンプルな料理なんですよ。

モモ
もう定番中の定番です。日本で言う蒸し餃子で、中はシンプルな刻み野菜や水牛・ヤクの肉です。モモは露店でうっていることも多くて、歩きながら食べている人を見かけるほど。たぶん、インドに亡命したことの影響だと思うのですが、中身の味付けにガラムマサラ(インドの香辛料を混ぜたもの)を使う事が多いです。辛いわけじゃなく、簡単に言えばカレー風味になります。

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センドゥック
平打ち麺を使ったスープ麺料理です。本当にうまいです。油控えめで、さっぱりした野菜のうまみが活きた料理で、ぼくらはインド・ネパールでの滞在中によく食べていました。日本で言えばほうとうに近いですね。ちなみに麺はモモの皮と同じです。

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麦焦がしこのオートミール(チャンパポリッジ)
いかにも山料理で、腹持ち抜群。そのせいか、山での生活以外で食べると腹持ち良すぎて、満腹感が取れない。味は極めてシンプルで砂糖や塩を入れなければ、ただの麦。川口慧海の「チベット旅行記」では、麦焦がし粉という名前で出てきていた料理です。日本語でなんと説明して良いか分からないので、こんな名前を付けてみましたが……。

簡単に言えば、小麦粉で具を包むか、うどんやほうとうのようなスープ麺料理にするか、お湯に溶かしてといった感じ。インド料理に比べてシンプルで素朴な料理が多いです。濃い味付けが好きな人には物足りないかもしれませんが、日本人的にはいける味だと思いますよ。

日本にチベット料理店があってもいいと思うんですが……。

さて、厳選した3店をご紹介したいと思います

ここまでチベット料理店をご紹介しておいて、チベット料理店は1店舗しかご紹介しません。ぼくらはここで大満足でしたから、短期で来る人はまずここに行ってみることをオススメします。時間があれば、他をチャレンジしてみてください。

そしてなんと2店目はチベット料理ではなく、カフェ。おいしいデザートとちゃんと淹れてくれるコーヒーがオススメです。町散策で疲れた身体を癒やしてくれますよ。

で、3店目は和食屋さん。安くておいしい和食が食べれると言うことで、日本人にはもちろんいろんな外国人の憩いの場になっていました。

Gakyi Restaurant

ここは本当に気のいいチベット人のおばちゃんが切り盛りしているお店です。

強気で、気さくなおばちゃんの人間性にすごく惹かれて、ぼくらは何度となく通っています。こちらから話しかけないと、彼女も話しかけてこない、でも話しかけるとすごく気持ちよく返してくれる、心地よい距離感の人です。

味ももちろんうまい! どれも丁寧に作られていて、手を抜きません。量も多くて、お腹を空かせたバックパッカーにもお勧め。どれもオススメですが、センドゥックとモモあたりから始めてみるのが良いでしょう。

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The Rogpa Shop

こちらは典型的なカフェです。もう何も考えずにドリップコーヒーを頼んでみては? 

韓国人がオーナーなようで、店内のセンスは日本人にも受けが良いと思います。いつも素朴な若い女の子がお店を切り盛りしています。純朴ってのはこのことを言うんだなァ、という何度も思いました。

デザートもすべて手作りで、いつも数種類のケーキが置いてあります。昼下がりの小腹が空いた頃に来れば、しばらく時間をつぶせること間違いなし。

実はこの店(詳細は知りませんが)、チベット支援団体がやっているようで、Rogpa Children Libraryというプロジェクトもやっていて、チベット人の子どもたちが母国語の本に触れあえるように子ども向け図書館の設立をやっています。また、中国の文化大革命によって、大量のチベット語の本が焼き捨てられたことを受け、改めてチベット語の本を作ることも目指しているようです。

こういった活動の履歴や現状などもコーヒーを飲みながら、店内にあるリーフレットで読んでみると面白いですよ。

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こんなオシャレな小物も販売しているんです。思わず買ってしまいました。

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Lung Ta – 風の馬

ここ、和食屋さんです。メニューは単純で、日替わりセットと固定のいくつかのメニューがあるだけ。例えば日替わりだと

  • お寿司セット
  • 豆腐ハンバーグ
  • 天ぷら

などが味噌汁や副菜と一緒にでてきますし、固定メニューは

  • クリームコロッケ
  • かき揚げ丼
  • うどん

などといったメニューが並んでいます。結構あれこれ食べましたが、どれもおいしかったですよ。まぁ、お寿司は魚を使わないですし、ごはんも日本とまったく同じというわけにはいきませんが、概ね満足できる味です。

外国人にも人気ですし、マクロードガンジ中の日本人が集まる場所でもあります。また、長期滞在している人はこの店でボランティアすることもできます。ぼくらは滞在期間が短いと言うことで断られましたが……。

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小さい町だけど、エネルギッシュ

このマクロードガンジ〔のメインエリア〕は掌サイズの小さいエリアなんですが、チベットの自治権を取り戻すべく必死に訴えている店が多いです。何もボランティアをやったり、募金をしなくても、こういう店にお金を落とすことがそのままチベットの支援に繋がります。

自分もおいしく楽しめて、しかもそれが人のためになるのだから、ぼくらとしては本当に生きやすい場所だと思う一方、否が応でも悲しいチベットの現状を突きつけられる毎日でもあります。

ちょっとカフェに入ってリーフレットを読めば、悲しい現状とそれに立ち向かう人の生々しい活動の様子が見て取れるので、本当にこの町に1度は来てほしいな、と思います。

周りに「インドに行く」という人がいたら、「ダラムサラ・マクロードガンジが面白いらしいよ」と教えてあげてください。それが日本でできる小さい手助けの1歩かもしれません。

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