トレッキングからスピリチュアルまで、何でもできるマクロードガンジの遊び方

ダラムサラにあるマクロードガンジはチベット亡命政府のガンデンポタン1があるだけじゃなくて、いろんなアクティビティがあるんです。ダライ・ラマ法王がいるからか、スピリチュアル系も多いんですね。なかなか面白い場所ですよ。


マクロードガンジとは

まずこの町の歴史を少し知っておきましょう。

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イギリス統治時代

インドは長らくイギリスの植民地でした。この時代にインドは大きな変革を遂げたわけですが2、その頃はイギリス人の避暑地として有名だったようです。

というのも標高にして2,000mほどあり、ニューデリーが死ぬほど暑い時期でも、過ごしやすい気候なのです。とはいえ、7月とかになるとモンスーンの影響で毎日ひたすら雨になるそうなので、凄いしやすいのはそうじゃない時期だけでしょうね。

チベット人が亡命してきて

1959年にチベットのダライ・ラマ法王が亡命したとき、インド政府はこのマクロードガンジを避難の場所として提供しました。その後、ダライ・ラマに続いて、多くのチベット人が亡命してきたことから、今では半分チベット・半分インドと言っても過言ではない場所になっています。

ダライ・ラマ自身このことに凄く感謝していて、講演などのパブリックスピーチがあるたびに以下のような趣旨のスピーチをするそうです。

平和な世界を作る上で「Religious Harmony = 宗教の調和3」が大切だ。インドはヒンドゥー教が中心とはいえ、仏教・イスラム教・スーフィズム・シーク教など多くの宗教、異なる多様な人種、言語、文化が調和する世界でも数少ない国である。世界の平和を考える上で参考にすべき国だ。

これは言葉通り「参考にすべき」という気持ちと、感謝の気持ちの表れでしょう。

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マクロードガンジでできること!

※最近、チベットについて勉強してきて、チベットに関連することを書き始めると止まらなくなります。悪い癖ですね。

さて、本題です。普通の観光地と違ったことが結構たくさん体験できるんですよ。

チベット系

まずはチベットに関連したアクティビティから。

チベット料理教室

少し注意深く町を歩けば、Tibetan Cooking Classのような看板や張り紙を見つけることができます。

メニューとしては

  • チョーメン、センドゥック、などの麺系料理
  • チベット風蒸し餃子のモモ
  • その他創作料理(チベット風ピザ)

などがあります。いわゆる固い料理教室ではなく、あくまで「楽しく一緒に料理を楽しもう」というスタンスのものです。「塩の量は」と訊ねても「こんなもん」って言いながら指でつまんで入れる感じです。一つひとつ「大さじ何杯」とか気にせず、楽しく作りましょう。

チベット人と英語で会話するイベントに参加

名目としては「チベット人の英語教育を助ける」のが目的です。

でも決して英語の授業ではないので、チベット人と英語で会話してあげるだけ。自分も相手も楽しんでしまってOKな感じです。「食べ物について」「文化について」などお題を与えられるので、それに沿った雑談をする形になります。

もちろん英語が話せる必要がありますが、ぼくらでも問題ないと言われたくらいなので、日常的な雑談ができれば十分だと思います。また自信がなければスタッフにその旨を伝えて、英語のレベルが低い人とグループにしてもらえば、不安が少ないかも。

下のチベット人サポート系のボランティア活動もそうですが、これらはボランティア活動です。遊びとして紹介されているわけではありませんので、その辺は理解して参加しましょう。

とはいえ、本当に固くなる必要はなくて、スタッフは参加者を切実に求めていました。スタッフの人も「チベット人とコミュニケーションを取れるし、楽しいよ」と薦めてくれるので遠慮せずに楽しみましょう。

ちなみにこういったクラスは平日は毎日あります。ぼくらが知っているのは

  • L.I.T (平日の17時~)
  • Hope Center (平日の14時~)

の2つ。Hope Centerの方が少しオープンだし、入りやすいかな。まぁ、両方見て決めればいいと思います。多分探せば他にもあるでしょう。

チベット人サポート系のボランティア活動

こちらは前述の英語で会話に比べてボランティア色が高まりますね。さきほどの「英語で会話するイベント」自体を取り仕切ったりします。

他にもチベット支援系のボランティアはたくさんあり、3分も歩けば2つも3つも見つけることができるでしょう。どれも何らかの形でチベット人と交流できるので、ここでチベット人の友だちでも作って、遊べば楽しい滞在になるのではないでしょうか?

スピリチュアル系(?)

こんなくくり方でいいのかな? たぶんダライ・ラマがいることで、こういったスピリチュアル系の組織が集まったのでしょう。

ヨガ

ヨガアシュラム多いです。ぼくらは参加していませんが、歩いていると “いかにもヨガやってる人” をたくさん見かけます。2人ほど話を聞きましたが、費用が高いと言っていましたね。

費用については個人の感覚でしかないし、安ければ良いという物でもないでしょうから、自分で見て判断してください。

しかし、住みやすいエリアですから長く滞在してヨガを楽しむというのは、良い経験になるのではないでしょうか? 例えば1日2時間程度ヨガをやり、チベット人に絡むボランティアを1つやって、夜はゆっくり読書でもして、寝るという生活は考えただけでも満足の充実感だろうと思います。

瞑想

ぼくらがブッダガヤで経験したビパッサナ瞑想がこの場所でもセンターを持っています。気候が良いので、インドの他のエリアが暑いときはこっちにきて瞑想をやるのもありかもしれません。

アクティビティ系

本格的なものではありませんが、軽いアクティビティはあるんです。

トレッキング

マクロードガンジを中心にしてこんな散歩コースがあるんですよ。

  • バグスー村まで2km
  • ダラムコットまで3km
  • ダル湖まで4km
  • Triund(標高2,900m)まで9km(1~2日のトレック)

最後のだけは本格トレックですね。ぼくらが唯一行ったのがバグスーでした。

まとめ

何にもせずブラブラ過ごしていても楽しいし、否が応でもチベット文化について触れ合う機会がありますが、こうやって少し遊びを絡めると一層楽しく過ごせるようになりますよ。

毎日がつがつ予定を埋める必要はありませんが、時々こういったイベントを織り込んで、楽しいマクロードガンジライフを送りましょう。


  1. ガンデンポタン:チベット亡命政府の名称。1642年に発足し、1959年にダライ・ラマ法王がチベットを亡命すると同時に、インドへと政府機能ごと移設。 
  2. イギリス統治時代の変革:今ではインド名物であるチャイも、イギリス人がインドでお茶を作った(ダージリンティー)ことがきっかけになっていますね。 
  3. 実際この記事を書いた前日に見たダライ・ラマ法王の演説でも、これが重要なキーワードとして挙げられていましたし、公式サイトにもこのような記事が公開されています▶Religious Harmony | His Holiness the 14th Dalai Lama of Tibet 
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