長旅での荷物 お気に入りを持って行く? 使い古しを持って行く?
かれこれ、もうすぐ旅も1年になろうとしています。出発前は前なりに荷物について一生懸命に考えていましたが、出発してから大幅に考えを改めたことがあったり、他の旅人を見て羨ましく思ったりすることもあります。一つひとつの荷物についてではなく、もっと大きな視点で、「長旅の荷物の考え方」を考えてみましょう。
具体的に今回考えてみたいのは、
- お気に入りの荷物を持っていくか
- 捨てても良い物を荷物にするか
ということです。本当に考え方は人それぞれですが、あなたはどちらの考え方でしょう?
荷物はお気に入りで揃える?
ぼくはもともとどちらかと言えば「お気に入りの荷物で揃える」方だったと思います。
事前に一生懸命考えて、アレが必要、コレが必要、とリサーチし、それなりにいろいろ買い揃えてきたました。だから荷物の多くに対しては愛着もありますし、満足しています。
特に便利なのは登山用品ですね。特に登山服。登山用品って性能としては最高ですよね。汗は吸い、温度調節がしやすくて、防水だったり、伸び縮みしたり、丈夫で、見た目だって今どきはオシャレな物が多いです。
あるいはこういう利便性ではなくて、見た目で気に入っている物を持ってくるケースも多いと思います。お気に入りのTシャツやパンツ、帽子、フリース、ダウンジャケットなど。
「寒いときに羽織れるようにお気に入りのショールを持って行こう」
「サンダルの方が楽だから、最近買ったあのサンダル持って行こう」
こうやって、お気に入りの荷物を持っているのって楽しいんですよね。
捨てても良い物で荷物を揃える?
一方で捨てても良い物で荷物を揃える人もいます。
例えば、ヨレヨレになっていつ捨ててもいいと思っているTシャツや、もうすり減ってる靴など、お気に入りではなく、ゴミ候補から選んで持って行く考え方です。
最近ではわたしはこちらの考え方の方がよいと思っています。
その主な理由は、 旅先で価値観はどんどんと変わっていくから、出発前に良いと思っていたものを良いとは思わなくなる ということです。オシャレに対する考え方も変わりますし、初めて行く国で見た服のデザインに心惹かれることもあると思います。
生半可気に入った服を持ってきていると捨てることもできず、かといって背負っているバックパックのスペースは限られているから、買い足すのも難しい。
言い方を変えると 買った服はその場で使えるし、更にそのままお土産になる というわけです。
ぼくの結論
人によって意見は違うでしょうが、わたしなら 捨てても良い物 で荷物を揃えるのが楽しいと思います。
物によりますが旅先で荷物を売ってしまうこともできます。大した金にはなりませんが、少なくともゴミとして無駄にするよりは良いでしょう。で、空いたスペースを旅先で見つけたステキなアレコレで埋めていくのって、すっごい楽しいですよ。売るところが見つけられなくても、ほしい人にあげてしまってもいいです。こうすれば環境にもやさしいですね。
日本では地味な服が好きだったけど、旅していて明るい服の色が好きになったり、好みが変わっていくのも楽しいですし、凄い安い価格で、上質な手縫いの服を見つけることもできたりして、それ自体が楽しい遊びになります。
どうせ中途半端に良い物を持ってきても、毎日のように着ているわけですぐに痛んでしまいます。年単位の旅を終える頃にはぼろぼろです。だったら、いらないものを持ってきて、思い切って買い換えていった方が楽しいと思いますよ。
とはいえ、お気に入りを揃えて持って行くのも楽しいのは分かります。あなたはどちら派ですか?