イラン到着1日目にして、この旅で2番目のピンチに……

旅が始まって1年が経とうととしていますが、この旅でたぶん2番目に大きなピンチに、イランで遭遇しました。ちなみに1番目はモンゴルで盗まれた財布でしょうね。

2014年6月5日


楽しみなイランの旅の始まり

インドからイランへは飛行機で飛びました。陸路で行くとパキスタンやらアフガニスタンを通らねばならず、治安もいまいちだし、そもそも凄く時間がかかるわけです。

飛行機で、と言っても安いやつ。乗り継ぎ1回だけど、その1回はなんとアラブ首脳酷連邦でひと晩泊まらなければならないもの。しかもあくまで乗り継ぎなので、空港から出られず空港で泊まることに。

まぁそんなことは慣れっこなんですけどね。

ぼくら、本当にイランを楽しみにしていました。どこの国も楽しみだけど、やっぱり東南アジアからインドに掛けての国々はある程度想像できるのに対して、イランは本当にイメージも湧かないくらい、よく知らない。「イスラム国家でしょ」というくらいのもの。

だからこそ見てみたかったわけです。

着いて早々、気の合う旅人と出会う

イランに到着し、事前に目星をつけていた宿までタクシーで行くと、そこにはチャリンコで旅しているスウェーデン人カップルが。「旅イェーイ」みたいなハイテンションでもなく、物静かな人たちでした。

そんな彼らとのどうでもいい雑談をしていたときのことです。

問題勃発

「そういえば、このあたりでどこにATMあるか知ってる?」
「!!!!!」

ぼくの何気ない質問に対して、このカップルのふたりが「ええ!?!?」みたいな顔をする。

「君ら、ATMでお金降ろそうと思ってるとしたらヤバいよ?」
「なんで」
「アメリカの経済制裁の影響で、国外の銀行は一切使えないから。イランのATMは全部国内の口座専用だよ」

そう、ぼくらなーんにも調べずに、行き当たりばったりで旅しているわけです。だから些細なトラブルはたくさん経験しているわけですが、だいたい乗り越えてきているわけです。

「ま、まぁ、なんとかなるよ」

と、平静を装って答えてみたものの、どうすりゃいいんだ!?

ぼくらはいつもお金の管理は国際デビットカードを利用してきました。少しはドルを持っていますが、あくまで少し。しかもイランに入る際にVISAで必要だったので、それもだいぶ減っている。

想像できますか? 異国の地で、お金がないのです。不安どころか、日本大使館にでも逃げ込もうかと思ったほど。なにしろ、国外に出ようと思ったって、国境までの交通費は掛かる。しかもやっとの思いでやってきたイランなのに、1日2日で出て行くなんて最悪です。

探せ、お金を

そういえば、と思い出したのが「緊急用現金」です。

旅に出る前、海外で強盗に遭ったときに無一文にならないよう、ザックや靴の中にお金を入れておいたのです。すっかり忘れていました。夏場のリスが木の実をアッチコッチに隠して、見つけられなくてアッチコッチ掘り返すように、ぼくもアッチコッチに入れた現金を思い出しながら探しました。

日本円と米ドル合わせて5万くらいが見つかり、さきほどのスウェーデンカップルに食事や宿の相場を聞いて、このお金でしばらく滞在できることが判明。日本円もちゃんと両替できて、無事このピンチを乗り越えたわけです。

思い出しただけでも冷や冷やします。

もしも「緊急用現金」がなかったら……。

ちなみに

世の中には裏道というものが必ずあります。

宿の人に聞くと、クレジットカードでお金を手に入れる方法はあるそうです。それは一部の高級絨毯屋に行くこと。イランはペルシャ絨毯で有名です。大きなものは凄く高額で、とても現金で買えるものではない。というわけで、一部のペルシャ絨毯屋さんは(方法は知りませんが)クレジットカードを使えるようにしてあるそうです。

そこで、そういった絨毯屋さんに行き、事情を説明し「絨毯を買ったことにしてお金をもらう」ということが可能なようです。要するに、カードで買って、返品し、現金でもらう形になるのだと思います。ただし、レートが凄く悪いし、手数料も取られるのでオススメはできないとのこと。

ただ現金がなかったら生きていけないので、最後の手段としては便利ですね。

もしも「緊急用現金」がなかったら、この手を使うつもりでした。

イランに行く方は現金を

イランに行く人は必ず余計に現金を持って行きましょう。

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