初めてのヒッチハイク 英語の通じない国でうまくいくのか?
ぼくらの旅ではこれまでヒッチハイクをしたことがありませんでした。でもトルコでチャレンジしてみたところ大成功。少し自信をつけたのでした。
初めてのヒッチハイクはインドネシア
初めてのヒッチハイクはインドネシアでした。交通費の節約のためにヒッチハイクに挑戦したのですが、その時は散々な目に遭いました。
というのも、長距離移動したくて、行き先を書いた紙を持って立っていたのですが、時々興味を持って止まってくれる人がいるものの、乗せてくれる様子はなく、諦めかけていたときです。1台の車が停まりました。言葉が通じないので、行き先を書いた紙を指差して「ここに行きたい」と伝えると、OKと返してくれる。やった大成功だ!とその車に乗り込んだわけです。
走り出して数分で車はまた止まりました。ドライバーは車を降りていきます。ぼくらはよく分からないので、車に残っていたのですが、しばらくしてドライバーに「降りて」とジェスチャーされます。なんのことか分からず降りると、続いて荷物も降ろされる。なんだなんだ! と意味が分からず慌てていると、なんてことはない、いわゆるバスのチケットを買う場所です。
そのあと英語が話せる人に通訳してもらったのですが、このドライバーは親切でぼくらをバス乗り場に連れてきてくれたのでした。ヒッチハイクという概念がなく、行き先を書いた紙を持って立っていたぼくらを見て、助けてあげようと気持ちで連れてきてくれたようです。
この1件で力が抜けてしまい、ぼくらはそのバスに乗って移動したのでした。
トルコでのヒッチハイク
ぼくらがお世話になっているホストの家から大きめの町であるフェティエまで車で40分ほどあります。
「試しにヒッチハイクでフェティエに行ってみよう」
と突然決意して、家を出発しました。家は村はずれにあるので、大通りまで出ないといけません。大通りまでは歩いて30分ほど。まぁ暑いですが行ける距離です。
その道を歩いていたとき、後ろから車がやってきました。試しに手を上げてみると、キュッと車が止まる。大通りまで行きたいと(ジェスチャーで)伝えると、「乗りな」ってな具合に乗せてくれて、あっという間に大通りへ。
大通りに立って、車が来るたびに手を上げていると、5分ほどで1台の車が止まってくれました。
「フェティエに行きたい」
どうにか伝えると、また「乗りな」という感じ。というわけで、あっという間に2台の車を乗り継いでフェティエの町まで移動できたのでした。
ヒッチハイクが普通のこと?
別に貧乏旅行者ばかりがやっていることでもなく、たとえばぼくらがお世話になっているホストの家族も車を持っていないので、ヒッチハイクで移動することがあるそうですし、話を聞けばヒッチハイクで旅している旅人も多いようです。というか、ぼくらが乗せてもらった車は、そのあと別のおっさんを拾っていたくらいなので、道端で人を拾うのは日常的なことのようです。
また別の機会にも挑戦してみましたが、それもうまくいったくらいなので、トルコでヒッチハイクは普通のこと、と言っていいような気がします。
ただし、やっぱり他人の車に乗るわけで、事件に巻き込まれないとも限らないので、ひとりでヒッチハイクするのはあまり強くオススメしません。
ちなみに別の機会に挑戦した際、行き先を伝えると「お金ある?」と聞かれました。お金に余裕があれば、払うのですが、なにしろカツカツなので、「ないから乗れない。ありがとう」と伝えると、「しょーがないなぁ」という感じで、ただで乗せてくれました。みんな優しいです。
節約ではなく交流として
長期旅行者としてはアジアに比べて物価の高いトルコは苦しい国です。ちょっと移動するだけで交通費が凄いことになります。だから節約目的でヒッチハイクをする人も多いかと思いますし、それはそれで良いと思います。
でも、ちょっと視点を変えて交流目的でやってみるのも良いかと思います。車に乗れば当然コミュニケーションが生まれます。そういう本当に地元の人との交流というのはなかなか面白いものですよ。
ただし英語を話せない人が多いので、トルコ語のキーワードくらい覚えておいた方がスムーズ。
というわけで、この旅も1年たってやっとヒッチハイクがうまくいったぼくらでした。
[…] 少し前の記事にも書きましたが(参考:初めてのヒッチハイク 英語の通じない国でうまくいくのか?)、トルコはわりとヒッチハイクがうまくいく国です。そしてアジアから旅してくると物価の高さに痺れる国でもあります。 […]