トルコはアジア?ヨーロッパ? 短期旅行でもオススメしたいブルサの町紹介

ひと晩のバス移動を経て、到着したのはイスタンブールの南に位置するブルサという町。ここが思ったよりもヒットで、ぜひ短期旅行者にもお勧めしたい町でした。

2014年7月27日


朝のブルサでパンを食べる

この町に到着したのは朝の6時くらい。夜行バスはだいたいこんな時間に到着します。

宿を決めずに旅しているぼくらとしては、こうやって早く到着するのは安心感があって、しかも早朝の町の様子を見られるという意味でも最高です。

アジアとも、ヨーロッパとも言われるトルコですが、こうした町並みを見ると、どうしてもヨーロッパにしか見えません。

ちなみにトルコはヨーロッパかトルコか? という話題はそれだけで1コラムになるような話題です。どういう切り口で見るかによって変わるようです。

地理の視点▶ 国土の3%にあたる東トルキア地方がヨーロッパにあたり、残りがアジアに分類される。だからトルコはヨーロッパでありアジアである。

言語▶ ヨーロッパの多くの言語が “インドヨーロッパ語族” であるのに対して、トルコ語は東アジアのアルタイ系語族。だから言語的にはアジア。ちなみに日本語とも言語体系が近いという話を頻繁に聞きます。

宗教▶ ヨーロッパ諸国の基本的な宗教がキリスト教であり、文化もキリスト教を規範にしているのに対して、トルコ国民の90%がムスリム(イスラム教)。だから宗教的にはヨーロッパに合わない(かといって宗教的にはアジア、とも言いがたいですが)

政治▶ トルコ政府は公式に自国をヨーロッパと発表しており、実際にサッカー協会・オリンピック協会ではヨーロッパに分類されている。またNATOや欧州評議会などヨーロッパ系の組織にも属しており、ヘルシンキ宣言 (全欧安全保障協力会議)にも署名済み。EUに参加申請中。

というわけで、こうして考えてみるとトルコは「ヨーロッパになりたい。だけど、文化面でアジア感が抜けない」という状態のようですね。

以下のWikipediaを読むと、この辺のことがもう少し丁寧に書いてありますよ。

ちなみに旅人視点でヨーロッパかアジアか? と考えると大体こうなります。

  • ヨーロッパから東に向かって旅している人▶ 「トルコってアジアっぽい」
  • アジアから西に向かって旅している人▶ 「トルコってヨーロッパっぽい」

とにかく、ぼくらにとってはヨーロッパっぽいトルコの朝です。

お腹を空かせて歩いていると、ベーカリーを発見。トルコのパンはすごくおいしいので、朝ごはんはパンで決まりです。猫が歩き回る公園でパンを食べました。

町自体が美しい京都的な場所

このブルサという町は町自体が非常に古き良き時代の空気を残していて、何とも言えない良い雰囲気なのです。なんてこともない商店街(バザール)を歩いていても、建物が古く、それ自体が遺跡のような佇まい。だから「○○の遺跡を見なきゃ」とか考えなくても、その辺を歩いているだけで楽しい気持ちになります。

こういった建物の半円で構成される感じがイスラム教っぽいですね。これが遺跡じゃなくて、今でも現役の商店だから面白い。

お茶屋さん。1ヶ月のボランティア生活を終えて、贅沢したい気分だったようで、いつもなら1リラ(50円)のチャイを飲むところを、3リラ(150円)出してトルココーヒーを飲みます。ちょっとしたことですが、満足感が高い。

町の見所、ウルジャーミー

そんなステキな町並みのブルサですが、見所もたくさんあります。ぼくらは1つだけに絞って見に行くことに。その場所は町の中心部にあるウルジャーミー。ジャーミーとはモスクを意味します。モスクを知らない人向けに説明すると、キリスト教における教会のことですね。だからキリスト教徒は教会に、イスラム教徒はモスクに集まります。

このウルジャーミーは14世紀になんと40年もかけて建設したというもの。古いという意味でも、その建設にかけた時間も凄い。

ぼくらが行った時間帯はちょうど礼拝の時間だったので、ムスリムが集まります。このウルジャーミーも観光施設ではなく、現役のモスクです。そういう「使われている古いもの」というのは本当に美しい。使われなくなって、観光施設として維持されているモスクも多いのですが、そういう場所はやっぱり見劣りしてしまいます。ほら、古い車もクラシックカーとして展示されているよりも、ちゃんと道を走ってこそかっこいいでしょ。

一番奥にある教壇がクルミの木で作られているそうで、ちょっとした見所らしいのですが、みんなが礼拝を捧げている中、1番前にせせり出て行く気にはなれず、それは見ませんでした。

素朴で良い町ブルサ

ぼくらはこのブルサに1拍しか滞在しませんでした。それでも、町を散策すれば古き良き町並みに触れることができ、夜になれば食事やお酒を楽しめるお店もたくさんあります。

イスタンブールももちろんそういう面はあるのですが、とにかく人が多い。ブルサの手頃なサイズが、ちょうど居心地が良いのです。

もし日程に余裕があれば、ぜひ来ることをオススメしたい町です。

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