環境を意識した夫婦のボランティアとの生活スタイル

いつもボランティアを受け入れている家庭の生活スタイルについて書いてみたいと思います。「なるほど、徹底しているナ」と感心しました。


ボランティア

まずこのホスト、常に2〜3組のボランティアを受け入れています。聞いたところでは道路が閉ざされ、外での作業が辛い冬以外は常に受け入れているそうです。

Workawayだけではなく、HelpXやWWOOFも使ってボランティアを集めており「絶対切らさずボランティアを抱えておこう」という意思を感じます(こうやって複数サイトを使っているホストは少なくありませんが……)。

こうして切らさずボランティアを受け入れ続けるのには理由があります。ひとつはもちろんやることがたくさんあるから、もうひとつは家でのルールや仕事についてボランティア同士が共有できて、毎回ゼロからホストが教えなくて良いから。後者が結構重要で、ぼくらも慣れるまでの数日間、先に来ていたボランティアにいろいろ教わっていました。

生活リズム

一日の生活リズムは不変です。

9:30 ー 朝ミーティング。ここで今日の仕事について打ち合わせ。打ち合わせといいながら、ほぼ雑談だけど、とにかくここで「今日やるべきことを決める」
12:00 ー ティータイム

14:00 ー 昼食
17:00 ー ティータイム
20:30 ー 夕食

※働くのは15:00〜夕食まで

ティータイムが多いのはホストがイギリス人だから、だとぼくらは思っていますが、これも実際はボランティアを意識してのこと。ティータイムがあることで例えばこんなメリットがあります。

  • 休憩 ー つい仕事に没頭し水分を取るのを忘れてしまったりすると危ないです。
  • 交流 ー Workawayの目的は文化交流。雑談を通して、いろんなことを学べます。
  • 仕事の共有 ー そこまでの仕事の進捗を共有したり、質問があればここでしたりします。

食事の用意

食事の用意はボランティアが当番制でやっています。ほとんど常に3組ボランティアがいるので、3日に1回自分の当番になります。

ぼくらもここにある材料で、煮物を作ったり、餃子を作ったり、と悪戦苦闘しながら調理しています。

だからここにいるといろんな国の料理が食べられるんです。例えばぼくらが滞在している今、イギリス人のホストに加え、アメリカ人、カナダ人、トルコ人とぼくら日本人が滞在しています。それらの国の料理の料理が毎日食べられるから面白いです。

仕事について

仕事の内容

ホストは広大な敷地を将来的にどうしたいかというプランがあり、そこからブレイクダウンした毎月の「やりたいことリスト」があります。それに加えて、庭・家の修繕、あるいは畑仕事など「やらなきゃならないこと」もたくさんあります。そういった物の中から自分が「やりたいこと」「やってみたいこと」を伝えてやらせてもらうようになっています。

例えば建築に詳しければ建築に近い仕事、農業に詳しければ農業に近い仕事、そういう技術的な仕事が得意ではなければ、清掃や雑草抜き、野菜・果物の収穫など手伝うことは山ほどあります。

ぼくらはそういう技術がありませんので、なんでも必要なことを手伝うというスタイルですが「せっかくだから農業について学びたいので手伝わせて欲しい」とお願いしたところ、少しずつ畑仕事を手伝わせてもらえるようになってきました。

仕事の進め方

驚くほど任せてくれます。

やりたいことを伝えてくれる以外はこちらから聞かない限り、何も教えてくれませんし、終わるまで口も出してきません。だから自分でやり方を知っていれば、自分のやり方でやっていいですし、分からなければ聞いてやり方を教えてもらいます。

かかる時間などもボランティアに任せてあり、1日で終わらせても良し、1週間かかっても良し、とにかく自由です。

いわゆる会社における仕事の任せ方として、理想に近いと思いました。「やり方・手順」までたたき込んでやらせるのは、仕事の委譲ではありますが責任の委譲ではありません。ここの仕事の渡し方のように、やりたいことを伝え、それ以外はすべて任せるのは責任の委譲としてうまくいっていると思います(ただちょっと放任すぎて困っちゃうときもあるんですが……、それも慣れてきました)。

例えばここに来てからぼくらがやったことをあげてみましょう。

  • 池の清掃
  • 鶏のちょっとした世話
  • 鶏のひなの世話
  • 畑の雑草抜き
  • 果樹園の雑草抜き
  • テラス作り
  • 庭にトウモロコシを栽培
  • 畑にトウモロコシを栽培
  • 畑にラディッシュ・スクアッシュを栽培
  • 家の掃除

などなど。

学ぶことが本当に多い

直前のブログに書きましたが(参考:次なる滞在先のホストについて——季節と共に生きる人たち)、ここのホストはサステイナブルな生活スタイル(つまり自然環境と共存すること)を目標にしています。だから彼らの仕事を手伝いながら、いかに自然に負担をかけず、かつ快適に生活したり、庭を造ったりできるか? ということを学べます。

例えば今取れた野菜や果物を全部使ってしまわず、冬のためにジャムやソースにして冷凍保存するのだって、そういう工夫の1つです。他にも生ゴミは人間が食べられるなら食べ、犬・鶏が食べられるなら食べさせ、それも無理ならコンポストで堆肥を作る。お湯は昼間の太陽光で作る。

こういうこと、一つひとつは言われてみれば普通のことですが、総合的にやるのは結構大変なことです。

ここに1ヶ月以上滞在しますので、しばらくブログとして書くことは、ここでの生活のことになると思います。だからここでやった仕事、考えたこと、学んだこと、そういうものを書く場にさせてください。

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