久々に浴槽に浸かりました トルコの温泉街を散策

さて週に1度のボランティア休憩日。特にやりたいこともなく、ホストと雑談していたら、日帰りで行ける距離に温泉があるというじゃないですか? さっそく行ってみました。

2014年8月13日

ぼくらが滞在している場所からバスで30分も行ったところに、ターマルという温泉街があると聞きました。「日本人は温泉が好きで好きで仕方がないんだ」と言い続けているぼくとしては行かないわけにはいきません。さっそく、行ってみることにしました。


あっという間にターマルへ

近いとは言え、本当は2つのバスを乗り継いで行かねばならないのですが、一緒にボランティアをしていたトルコ人のサルマンに送ってもらうことができました。というわけで、何の問題も苦労もなく、ターマルの入り口に到着です。

入り口には各国の国旗がはためいています。どういう基準で国が選ばれているのか分かりませんが、日本もあります。分かりづらいですが、左から2番目が日本です。

どうやらこのターマルの中心地はテーマパークのようになっていて、誰かが住んでいたりはしません。とにかく温泉とレストランやホテルと行った施設だけが並んでいるエリアです。周りは自然が多くて、もろ観光地のわりには静かで、居心地のいい場所です。

観光地とはいえ、そこまで外国人に有名ということもなさそうですね。ほとんどがトルコ人観光客でした。アラブ系の人たちが凄く多かったです。

さて、温泉街というからには温泉があるはずなのですが、トルコ語が分からないぼくらにはどれが温泉か分かりません。ウロウロしていると、ハマム(トルコの温泉▶参考:トルコの社交場、トルコ風呂の体験記)を発見。ブルサという町でハマムに入ったら凄く高かったので、慎重に値段を確認すると、安い! 13リラ(=6ドルちょっと)。しかも湯船があるタイプのハマム。

受付の太ったおじさんはトルコ語しか話せないのですが、わざわざ出てきて金額や仕組みについて説明してくれます。週末と平日で値段が違うようで、この日は平日価格、ということで安いのです。

ハマムに入る!

入るとまず受付があり、貴重品を預けます。

貴重品には絶対に触らないというポリシーがあるようで、受付のおじさんも触りません。引き出しに自分でいれて、おじさんがその場で鍵をして、その鍵を渡してくれます。返すときも同様で、引き出しごと渡されるので、中身を自分で取り出します。こういうのってちょっとした安心感です。

そしてロッカールームに向かいます。

日本だったらこの部屋を脱衣所と呼ぶのでしょうが、ここで人は服を脱ぎません。服はトイレのような個室(でもトイレじゃない)で着替えます。日本の温泉・銭湯は裸になる前提ですが、ここでは水着。他人に裸は見せない文化なのでしょう。

ロッカーに荷物を入れ、トイレのような脱衣スペースで水着に着替え、地下に向かいます。

地下への階段を降りると湿気と熱気でモワッとした通路に出ます。通路には水着のおっさんたちが座り込んでいて、変な雰囲気です。通路は床も天井も壁もつるつるした光沢のある石。それが熱気で汗をかいているような状態です。

細い通路を汗をかいたおっさんたちをすり抜けながら、ようやく風呂場に到着です。

中は、中央に大きく湯船があります。で湯船を囲むように体を洗うスペースがあるのですが、さすが社交場といわれるハマムです。日本のように洗い場が個人で独立していません。4人くらいで座れるボックスシートのようになっていて、向かい合って座る形です。分かります? 日本だと壁に向かって体を洗いますよね?(ほら、普通は壁に鏡がかかっていて、目の前にシャンプーなどがあって……)ここでは向かい合って座るボックスシートがあり、中央に共用の蛇口があるのです。

そこで体を洗う人もいれば、ただ向かい合って座っていつまで雑談にふける人もいます。だから洗い場が空かない。

しばらく待って、ようやく洗い場に入り体を流します。突然やってきた外国人に周りは興味津々ですが、こちらはまったく知らぬ顔で堂々としていることにしました。

ようやく念願の湯船!

ネパールのヒマラヤ山中の温泉はぬるくて残念でしたが、ここは熱い! トルコ人も若い少年たちは、恐る恐る入ります。一方でおっさんたちは堂々たるもので、動じた顔を見せず、スッと入ります。ぼくも負けじとスッと入りました。まぁ、日本人的にはちょうどいい熱さの温泉です。草津の熱いやつに比べれば全然。ああ、懐かしいな、日本の温泉。日本の恋しいもの上位に入ります。

湯船の中心は深くて、立ってはいるような感じ。で、縁には座れるように段差がある。湯船が熱いからか、浴槽を出ても全体的に熱くなっていて、蒸しサウナ状態。だから、ほとんどの人は少し湯船に浸かって、あとは湯船の周りでダラダラと休んでいます。

風呂上がり

風呂上がりにたっぷりと水を飲み「さて、たまの休みだし贅沢してビールでも!」と意気込んで近くのカフェ&レストラン風の場所に行ってみるもビールがない。イスラム教徒が多いからか、アルコールを扱っていないのかもしれないと、勝手に決めつけてビールは諦めました。

それでもカエデの巨木の下で、茶を飲み、アイスクリームを食べていると何とも言えない心地よさです。しばらくそこで読書をして、のんびり雑談して、帰路につきました。

なんてこともない、普通の休日です。日本にいたときのようです。会社を辞め、1年も旅をしていても、休日が欲しくなる。そんなもんです。

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