ゴミ問題やエネルギー問題が日常会話になる家

ぼくらが滞在しているホストは環境問題に対して強い興味を持っていて、しかも徹底的に実勢しています。そこで繰り広げられる会話というのが、日本人としては恥ずかしいことばかり。そんな恥ずかしさを共有します。


環境問題の会話が日常会話

絶えずボランティアが世界中からやってくる家庭ですので、会話はいつもインターナショナル。その内容も多岐に広がるわけですが、その中でも割と多いのは環境問題についての会話。簡単に言えば、エネルギー問題とゴミ問題ですね。

「うちの国では20年前に廃棄物に関する法律ができて、今はゴミのほとんどが○○で処理されてたはず。で、エネルギーについては原発をやめたんだけど、まだ近くの国が原発で作った電力を買っている現状ではあるね」

などと、さらりと話せる。ちなみにこれは24歳くらいのドイツ人の言葉。日本人でゴミ問題についてちゃんと話せる人、どれだけいるだろう? ぼくは無理でした。

「日本ではどうやってゴミを処理しているの?」「どうやったゴミ問題に対応しているの?」

そういう質問にうまく答えられなかったんです。

だから調べてみた

本当にうわべの知識しかないので、どうせなら事実をちゃんと知りたいと思ってアレコレ調べてみました(といってもネットで調べてみた程度なので、数年情報が古いと思われる)。そうするとこんなことが分かりました。

  • 世界のゴミ焼却炉の2/3は日本にある ▶ドイツは約50、アメリカ約200、日本は約1300(日本の焼却炉の数も年々減ってはいるらしいが……)
  • 日本はリサイクル法、ドイツは循環経済・廃棄物法という違うアプローチの対策をとっている ▶日本はゴミのリサイクルに、ドイツはゴミの抑制に力を入れているイメージ

ドイツを引き合いに出しているのは、一般的にドイツがエネルギー対策・環境問題に対して先進的だからと、ドイツ人と一緒に滞在していて比較しやすかったから。

「日本のゴミ問題について知らないことが多いから調べてみたら、ゴミ焼却炉の2/3が日本にあるみたい」

これを夕食の雑談として話すときの悔しさ……。できればぼくは「こんなに日本って素晴らしい国なんだ」と言いたい。「文化も環境も政策もすごく良いんだよ」と言いたい。だけど、少なくともこの問題に対しては言えない。もちろんその原因は自分も含めた国民にあるわけだ。

※ちなみにぼくは専門家でもなければ、詳しい知識があるわけでもないので、読み落としている事実があるかもしれません。例えばひとつ分かったこととして、日本は国土が小さい、だからゴミを埋めるために焼いて小さくするしかなかった。という経緯があるそうです。だから焼却炉の数が多いことはある意味では日本の特徴とも言えます。だから一概に悪いのかどうかも議論が必要なところ。しかし、焼く前にゴミを減らす努力をしなけりゃいけなかったのではないでしょうか?(自戒)

できること

ゴミ問題に関して言うなら、

  1. ゴミを減らす(Reduce)
  2. そのままの形で再利用する(Reuse)
  3. 別の素材・エネルギーとしてリサイクルする(Recycle)
  4. より効率的な、環境に優しい方法でゴミを処理する

の順で考えなくてはならないのです。日本は3だけ考えているように見えます。「リサイクルすればOK」みたいな……。リサイクルには必ずエネルギーの利用が必要です。だからリサイクルなんてしないほうがいい。ゴミさえ減らせればいいのです。言い換えれば、改善の余地はあります。しかも「ゴミを減らす」という問題については個人で取り組める問題。

良く言われることだけど、

  • ゴミを減らす ー Reduce
    • 個包装されている商品は避ける
    • 買い物袋を使う
    • ペットボトル・缶の飲み物を避ける
  • 再利用する – Reuse
    • ガラス瓶などはそのまま容器として使える
    • 不要な服は他の人にあげるか売るか
    • そもそも再利用できないものは買わない

みたいな、基本的なことをやればいいんです。ちなみにぼくらのホストはこの日本の現状を知って、

「ということは改善の余地があって、ビジネスチャンスがあるってことね。もっと良い仕組みや技術はもう出来上がっているんだから、それを日本で実用化すればいいだけ」

と言い切りました。

何が正しいのか、どのゴミ処理方法がもっとも良いのか、そういうことは置いておいても、こういう会話が日常的にあることが、1番大事なことなんだろうな、と痛感しました。

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