ちょい悪おやじも路上で食べるイタリアジェラートの基礎知識

イタリアと言えば? と言われるといろんな言葉が浮かんできますが、その中のひとつとして今日はジェラートのご紹介です。


おっさんも食べるジェラート

ジェラートと言えば、簡単に言えば日本で食べるソフトクリームのイタリア版だと思っていいでしょう。細かい違いについてはまた後で説明します。イタリアのオシャレなソフトクリーム。それがジェラートです。

イタリア人がオシャレなのはイメージできると思いますが、いわゆる “おじさん” と言われる人も例外じゃありません。日本だと “ちょい悪おやじ” みたいな言葉で一部の雑誌が流行らせようとしている、ああいうおじさんがイタリアには山ほどいます。スーツを着崩して、赤いマフラーを巻いて、洒落た靴を履いて、太い煙草をくゆらせる、そんなイケてるおじさんだって、街中で歩きながらジェラートを食べていたりするんです。

日本だと「いい年して甘い物を食べるなんて」という変な風潮がありますが、イタリアではそんなことありません。

ジェラート屋さん

観光地はもちろん、観光地ではない、普通の住宅地を歩いていてもジェラート屋さんは簡単に見つかります。

ぼくらも何度お世話になったか……。そうですね。それこそ毎日のように食べています。店によって味が違うので、美味しい店を見つけるとつい「もう来られないから、もっと食べておこう」と余計に食べてしまうわけです。

ジェラート屋さんの基礎知識

カップかコーンを選べます。カップはゴミが出るので、ぼくらは間違いなくコーンを選びます。

そして肝心のジェラートですが、ほとんどの場合2種類を1つのコーンに盛ってくれます。もちろん1種類しか選ばなかった場合、その1つをたくさん盛ってくれますので、好きな1種類をたくさん食べたいならそれもいいでしょう。しかし、通り一遍の旅行者であるぼくらはいろんな味を試してみたいので、いつも2種類乗せてもらいます。

金額はエリアや店によって違いますが、だいたい1〜2ユーロ(130〜260円)くらい。ぼくらがよく見かけるのは1.5ユーロくらいが多いですね。

さて、味ですが、だいたいどこの店も似通ったバラエティを取りそろえています。そのイタリア語も含めてご紹介しましょう。

バニラ、チョコなど

  • バニラ – vaniglia – ヴァニッリャ
  • チョコレート – cioccolato – チョッコラート
  • クリーム – crema – クレーマ
  • ヨーグルト – yogurt – ヨーグルトゥ

フルーツ系

  • いちご – fragola – フラーゴラ 
  • レモン – limone – リモーネ 
  • メロン – melone – メローネ 
  • もも – pesca – ペスカ

ナッツ系

  • ピスタチオ – pistacchio – ピスタッキヨ
  • ヘーゼルナッツ – nocciola – ノッチョーラ 
  • ココナッツ – cocco – コッコ 
  • コーヒー – caffè – カッフェ 

これらに加えて、ティラミスなどのケーキ類の味を模倣した物などもあり、店によっては20種類以上の味を取りそろえていたりします。当然、旅行者としては迷ってしまうわけですが、個人的なオススメはずばりナッツ系です。

特にちょっといい店に当たったときは迷わずナッツ系に行きます。日本でアイスクリームやソフトクリームというと、あんまりナチュラルな感じがしませんが、ジェラートの味付けは本当に素材の味を活かしています。そんな中でもナッツ系の濃厚な味は何とも言えません。

良くやるのがバニラ・クリーム系のベーシックっぽい味とピスタチオ・ヘーゼルナッツの組み合わせ。個人的にはナッツ系の中でもピスタチオとヘーゼルナッツが圧倒的にうまい気がします。うまい店のピスタチオなんて、まさに味はピスタチオそのもの。ピスタチオよりうまいピスタチオと思えるほど。

注文の仕方

特に難しいことはありません。流れとしてはカウンターで

  1. コーンかカップかを選ぶ
  2. サイズを選ぶ
  3. 味を選ぶ
  4. 支払い

1〜2のステップで必要になるイタリア語は……

コーンかカップ

  • コーン – cono – コーノ
  • カップ – coppetta – コッペッタ

サイズ

  • 小 – piccolo – ピッコロ
  • 中 – medio – メーディヨ
  • 大 – grande – グランデ

というわけで、これらを組み合わせて「コーノ・ピッコロ」と言えば、小さいコーンという意味になるわけです(厳密には英語でいう冠詞の “a" である「ウン」をつけて、「ウン・コーノ・ピッコロ」と言いますが、そんなこと気にしなくても伝わります)

そしてサイズ小でも十分なサイズになりますので、ぼくらはいつも「コーノ・ピッコロ」を注文します。

ソフトクリームやアイスクリームとどう違うの?

ちょっと法律的な話になりますが、日本でアイスクリームというと乳脂肪分8〜15%のものを指すそうです。それに対してジェラートは5%程度。つまり日本のカテゴリーだとジェラートはアイスクリームではなく、アイスミルクと呼ばれるそうです。そんなカテゴリーはともかくとしても乳脂肪が少ないということは、少し健康にも良いと言えるでしょう。

日本でも食べたい味

こんなおいしくて、ヘルシーなジェラートなのですから、日本でも食べられそうなものですが、決してポピュラーではないですね。東京の洒落た街ならジェラート屋さんもあるのかな?

これから日本で商売を始めようとしてるみなさん、日本で本格ジェラートショップを開いてみては?

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