初のワイナリー勤務! ワイナリーでWorkawayをすることに
次なるWorkawayの場所にやってきた。ここは、そう、ワイナリー!
イタリアでお手伝いしたいことと言えば……
Workawayでは宿代・食費と引き替えに、1日5時間程度のお手伝いをするわけですが、どうせやるなら面白いお手伝いをしたいわけです。何が面白いかは人によって違うと思いますが、最近のぼくたちの嗜好としては “畑仕事” とか “持続可能な田舎暮らしのお手伝い(家畜の世話など)” 辺りが狙い所です。
さて、イタリアで畑仕事……。そりゃもちろん「ワイン用のブドウ畑」でしょ。というか、もはやワイナリーでワイン造りに関わりたいでしょう?
というわけで、今回は「ワイナリー」というキーワードでホスト捜しをしたのです。
そしてやってきたのが
そしてやってきたのが Masseria Lanzolla というワイナリーでした。
場所はと言えば、長靴の土踏まずの辺り。
アクセス方法は車以外になく、待ち合わせは最寄りの駅。とはいえ、駅からワイナリーまで車で30〜40分はかかります。
駅で待っていると、やってきたのは若い女性。今までWorkawayのホスト、というと決まって自分の親くらいの世代だったので、若い人がホストだということで、どんな生活になるのか興味津々。
名前はエンリカ・ミニーニ、名字はランゾーラ。ランゾーラじゃ仰々しくて気安く呼べないのでエンリカと呼んでました。聞けば数年前まで音大に通っていたが、事情があり今は家族で経営しているワイナリーを手伝っているとのこと。
「ちょっと用事があるから、寄り道していくわね」
と、寄り道したのは自分のワインのショップ。町に小さな販売店を持っているようです。当然、看板にもランゾーラ(Lanzolla)と。
中はもちろんワイン屋さん。全部エンリカちゃんの家のワインです。
こちらのタンクはマイボトルを持ってきた人に量り売りをするためのものです。これが安い! もちろん品質はボトルに入っているものと同じですが、1リットルあたり€1.2〜€1.6で買えます。イタリアではワインは水より安いと聞いていましたが、まさしく事実です。
ちなみにマイボトルというのは2リットルのペットボトルです。最初はボトル込みで買い、その後は空のボトルを持ってくればいいそうです。ワインの国イタリアだからといって、毎日洒落たラベルのワインを飲んでいるわけではないんですね。
エンリカちゃんの家
そして、とうとうワイナリー兼自宅に着きました。
家族経営のワイナリーと言うことでさぞかし小さなものを想像していたわけですが、とんでもないグレープ畑の広さは140エーカーを越えます。140エーカーと言われても分かりにくいでしょうか? 東京ドーム46.6個分らしいです。あるいは40m×100mの大きさを想像してください。それが140個分というわけです。
見渡す限りグレープグレープグレープ。
向こうに見える池も敷地内だとか……。すごい。
そして、馬もいます。「うちの馬なんだけど、何頭いるかわからないの。全部野生で勝手に草を食べてるのよ」とのこと。だから時々家の前で馬が草を食べていたりします。
そして、この家の飼い犬が大の馬嫌いなので、見つけると馬を追っかけ回します。小さな犬に追われる馬を見ていると、どうしても笑ってしまいます。
陽も暮れて
陽が暮れると美しい夕焼けが家の外に広がります。
そうそうぼくらが泊まる部屋は、母屋とは離れていて、台所・寝室・居間が揃ったアパートのようなところでした。つまり、普段の生活は家族とは離れて、完全にプライベートな環境のようです。快適!
そしてエンリカちゃんは料理好きで、健康な食べ物が好きだと言うこと。肉も時々食べるけど、普段は野菜が多く、さっぱりした料理が中心です。それがすごくおいしくて、外で食べるイタリア料理というとわりと濃い味のものが多いのですが、やっぱり家庭料理はヘルシーでおいしいですね。
さて、どんな生活になるのでしょうか?
さて、1日目はこうして天国のような快適さで終わりました。
明日から仕事が始まるわけですが、何をすることになるのでしょうか? 楽しみです。