バーニャカウダ誕生の地でバーニャカウダは日本でも食べるよ、と伝えたら……

たまには洒落た店でバーニャカウダでも食べに行く?

今日、この記事で残念なことをお知らせしなければなりません……。


バーニャカウダとは?

バーニャカウダをご存じですか? 日本でもいつからかちょっとした流行になっているようで、ぼくが日本にいたときでも「ちょっと洒落た野菜の食べ方」として定着していたように思います。

普通の野菜のディップを食べるよりはバーニャカウダの方が洒落ている印象です。例えばこんなサイトもあります。

他にも「デート バーニャカウダ」などで検索すると、いろんな「女子におすすめバーニャカウダ」的なサイトが見つかります。

そしてぼくらが滞在している北フランスのピエモンテ州はこのバーニャカウダが生まれた土地なのです。

“Bagna càuda dip” by Masaaki Komori from Tokyo, JAPAN – stick salad with Bagna càuda dip. Licensed under Creative Commons Attribution-Share Alike 2.0 via ウィキメディア・コモンズ – http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bagna_c%C3%A0uda_dip.jpg#mediaviewer/File:Bagna_c%C3%A0uda_dip.jpg

「バーニャカウダって知ってる?」

ぼくらのWorkawayホストが夕食のときに聞きました。

「バーニャカウダって知ってる?」

ピエモンテ州の名物としてぼくらに教えようとしてくれたようです。

「知ってるよ。日本でもずいぶん有名なんだ」
「なんで?なんで? なんでこんなのが有名なの?」
「なんでだろう。日本人はイタリア人に憧れがあるんじゃない? 『イタリアってオシャレでかっこいい』みたいなさ。ほら、車とかファッションとか食べ物とかさ……。だからバーニャカウダも日本ではオシャレなイタリア料理のひとつになってて、デートや女子会で女性が好む料理のひとつなんだよ」

要するに「日本じゃ女性が好きな料理のひとつだよ」と話すと、ホストが大爆笑!

「日本で女性がバーニャカウダを食べるの? はっはっは!」
「何がそんなにおかしいの?」
「だって、イタリアじゃバーニャカウダは男の食べ物だよ。あんなニンニク臭いの女性は食べないよ。若い男ばっかりで集まったときに、バーニャカウダとワインで飲み明かすんじゃん。女性に勧めたって『遠慮しとくわ』ってなるに決まってるよ」
「おいしいのにね」
「だって次の日臭くなるじゃん! はっはっは!」

ところ変われば文化は違うし、価値観も違う。同じ食べ物に対してもここまで印象が違うんだと痛感しました。

日本ではちょっと高い料理ですよね、バーニャカウダって。で、考えてみたんですが、これはオリーブオイルの金額の違いでしょう。イタリアではオリーブオイルが恐ろしくうまくて安い。普通の家庭で使っているオリーブオイルが日本の高級スーパーで勇気を振り絞って買うレベルのもの、あるいはそれ以上のクオリティです。だからイタリアではバーニャカウダなんて家にあるもので作る即席の元気が出る料理ってわけ。言い換えれば日本ではどうしても高くつくわけで、洒落た店で食べることになるというわけ。

でも好きですよ

日本とイタリアじゃ、こうして料理ひとつに対してもずいぶん印象が違うんですね。

でもぼくはバーニャカウダ好きですよ。だって、ほら、おいしいじゃない?

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