風邪は空手で治せ! 初めての空手体験と道場の生徒に味噌汁を食べてもらった話
空手の先生のもとに滞在させてもらっているのだから、そりゃもちろん空手の体験もさせてもらないと! というわけで、体験させて頂きました!
空手とは
空手といわれてもまったく知識がありません。調べてみると沖縄発祥なんですね。大正時代に他県に伝わり、あれこれ流派ができて、第二次世界大戦後、世界に広がっていったようです。
今ではアメリカやヨーロッパでもメジャーな格闘技のひとつになっていて、今や世界の空手です。世界で2番目に小さな国モナコにだって道場はあるのですから!
ひとつお願いが……
体験型の旅をしているぼくらですから、もちろん空手のレッスンにも参加させて頂きました。しかしせっかく道場に行くならば、とひとつお願い事をさせて頂きました。そのお願いというのは……
「ぼくらで味噌汁を作るので、生徒たちに振る舞ってもいいでしょうか?」
妻のMiaは世界で味噌汁を振る舞いながら旅をしています。新潟県産のうまい味噌を定期的に送って頂き、それを使って現地で味噌汁を作って食べてもらっています(参照▶味噌玉世界旅)
「ぼくが『味噌汁を作ってきたから食べなさい』って強要することはできないけど、君らが作ってきたから『興味があればどうぞ』と紹介することはできる。もしかしたら誰も食べないかもしれない、それでいいかな?」
先生はそう言って許可してくれました。ダメでもともと。チャレンジしてみます。
味噌汁を準備して道場へ
まずは家で味噌汁を作ります。鰹節を削り、味噌を入れ……っと。
完成した味噌汁を持って、いざ道場へ!
ぼくの写真がないのは撮影に徹していたからです。ちゃんと参加しています。
実はこの日、ぼくは体調を壊していました。熱が出て、油断するとフラフラする……。しかし空手を体験できるチャンスをみすみす見逃すのは嫌だ、というわけで体調不良の件はいわずに気合いで参加。
いざ始まると基礎運動だけで凄い疲れです。何とも口で説明しづらいですが、テンポ良く腕立て伏せ、腹筋など、全身の筋肉トレーニングが続きます。いつも通っている生徒たちは楽々(?)こなしていますが、ぼくらはかなりの疲労です。次の日筋肉痛になりました。
さて、無事に空手が終了し、他の生徒さんらはシャワールームに駆け込む中、ぼくらは大急ぎで味噌汁の準備を始めます。
作っておいた味噌汁をコンロで暖めて、みんなが楽しめるように味噌と鰹節を展示して、即席の味噌汁バーのようなものを作りました。
最初にやってきたのは若い子たち。シャワーもそっちのけで、急いで食べに来てくれました
遅れて他の生徒さんたちもやってきます。さすが空手をやっている人だけあって、日本の文化に興味がある人も多く、味噌汁のことも知っている人がいました。お寿司を食べるとついてくるもの、と認識している人もいましたね。きっとこちらの寿司屋でも味噌汁が出てくるのでしょう。
おいしいおいしい、とみんな喜んで食べてくれました。おかわりをしてくれる人も多く、最終的には「ごめんなさい、品切れです」という嬉しい状態で終わることができました。
空手で風邪は治ったか!?
驚くべきことに、空手の前より、空手の後の方が体調が良かったです。昔から「病は気から」を信じていましたが、ここにきて再確認した気分です。
体調が悪くても動けるなら動く! それが健康の秘訣だったりして。
無理はいけませんよ。無理は。