2014年を振り返る ここまでの旅を通して何を思ったか?
2014年も終わりですね。今年1年を振り返ってみたいと思います。
これを書いている今、ぼくらはドイツのベルリンにいます。年越しを迎える頃、ぼくらはキューバにいるはずですが、インターネットが不安定とのことで、ブログなどをアップできないだろうと想定し、こうして早めに(執筆時点:2014年12月12日)書いている次第です。
2014年はどんな年?
もちろん、旅の年でした。
思えば1月1日はインドのブッダガヤという町にいました。そこは仏陀が解脱した場所として有名で、世界中の寺が集まる場所でした。その中にはもちろん日本寺もあり、年越しはそこで年越し蕎麦にありつきました。
そこからの道のりを思い返してみます。
ネパール
ヒマラヤのトレッキングを体験。人生最高地点である標高5,416mまで登りました。この数字は一生忘れない!
インド
またもインドに帰ってきて、北西部にあるダラムサラという町へ。ダライ・ラマ法王と撮った写真は一生の思い出です。
イラン
厳正なイスラムの国。妻は常時頭にスカーフを巻かねばならず、駅などで少し大きな声で話していると注意される始末です。ペルシャ絨毯の美しさ、古い砂漠の町の美しさには目を見張るものがあります。
トルコ
世界3大料理のひとつであり、ノアの箱舟が辿り着いた場所であり、ヨーロッパとアジアを結ぶ拠点でもあります。
イタリア
パスタとワインとピッツァと長靴の国! ワイナリーでの生活は楽しかった。
フランス・モナコ
イタリアに比べて素朴な印象のフランス。住むならフランスだ! と何度も思いました。
スペイン
たった1カ所滞在しただけですが、その場所は独立運動が起きているカタルーニャ。ダリ博物館がおもしろい!
イギリス
お友だちの家に泊めてもらい、しばらく充電。旅で疲れた身体も回復!
スコットランド
憧れだったスコッチの蒸留所を巡りました。今まで「何となく好き」だったスコッチが、今でははっきり好きに!
他にも
他にもTravelers Boxさんから連載の依頼を頂き、コラムを書かせて頂いたり、妻の方もJapan Miso Pressで味噌汁を振る舞う様子を連載したり、ぼくらにとってはありがたいお誘いがあった年でもあります。
またイタリアのサローネ・デル・グストでは日本の文化を世界に広めようとする人たちとの出会いもあり、刺激的な年でしたね。
旅を終えたら……
旅も実のところ後半です。アジア、ヨーロッパ、と周ってきて、あと数日で中米キューバへと飛びます。そこから南米を旅して、北米に着いたらひとまず終了です。
「旅を終えたくない!」
という気持ちと
「旅を終えたい!」
という気持ちが交錯します。もちろん旅は楽しくて、勉強になるものばかりで、やればやるほど身体が磨かれていくような思いがします。でも同時にそれは身を削ることでもあって、疲れるわけです。そして、ここまで1年半も旅してきた中で「旅を終えたらやりたいこと」が少しずつ明確になってきました。
- どういう生き方をしたいのか?
- 仕事はなにをしたいか?
- 幸せってなんなのか?
- 自分が社会・世界にどう働きかけることができるのか?
そういうことがはっきりとではなく、ぼんやりと見えてきた気がします。例えば、中学生か高校生にでも戻ったような気分です。少しずつ社会が見えてきて「社会人になったらこうありたい」という思いが強くなってきた、あの頃を思い出します。
はやく大人になって、はやく社会に出て、はやく何かに貢献したい。
旅も後半になり、そういう思いが高まっています。
みなさまにとっても、2015年も良い年でありますように。