独立住民投票4日後に行ったスペイン・カタルーニャ地方での滞在所感

ぼくらのスペイン滞在はたったの3日。しかもカタルーニャ地方のフィグラスという町に滞在しただけ。だから何かを物知り顔で語ることはできないのですが、そんな身近い滞在で感じた肌感覚というのを記録しておきたいと思います。


カタルーニャ地方の独立選挙

ぼくらのスペイン滞在(というか、カタルーニャ滞在と言った方がいい)は2014年11月13日〜15日。そして、みなさんご存じの通り、カタルーニャ独立に向けての住民投票がおこなわれたのは11月9日。つまりぼくらが到着する4日前に投票がおこなわれていました。

そして10日には結果が発表されていたので、ぼくらが到着したときには、もう結果は出ていたんですね。「結果は独立を望む」が8割。10人中8人は独立を望んでいた、と。

ぼくはこのカタルーニャという地方について、この独立に向けたニュースで知りました。だから、もともと何の知識もなかったし、歴史的背景や現状について勉強する時間もなく、ただぼんやりと「独立したがっているスペインの州」という意識だけを持ってきたことになります。

Airbnb

さて滞在した宿ですが、Airbnbを利用して、この町の住民の家に泊めさせて頂きました。子どもが画家で、家の中に彼の描いた絵がいくつも飾ってあります。

すごくキレイなお宅で、上品で気が利くお母さんがぼくらの面倒を見てくれます。

「ぜひ海を見に行った方がいい」
「あそこは行った方がいい。行くならこのバスで行った方がいい」

とアレコレ的確なアドバイスをしてくれます。ぼくらは移動が重なっていたことで、疲れが溜まっていたこともあり、ほとんど観光らしい観光はせず、昨日の記事に書いたとおり、ダリ博物館だけ意気込んで見に行っただけです。だから、本当にこの町に来たのはダリ博物館を見に来るためだった、と言えますし、今思えばカタルーニャらしい場所というのをいろいろ見て回れば良かったな、と後悔しています(こういう後悔は旅をすればするほど増えていきますが、いつかまた旅行するときの良い題材になりますね)。

カタルーニャ国旗

国旗というのか、州旗というのか、このカタルーニャの旗を掲げている家庭が多かったです。

住民投票があったので、洞然と言えば当然なのでしょうが、ここでスペイン国旗ではなく、州旗を掲げているあたり、やはり郷土愛というか、カタルーニャ愛が強いのでしょう。

実際、泊めて頂いたAirbnbの奥さんも「カタルーニャの人は、カタルーニャが大好きなの」とシンプルに教えてくれました。聞くところによると、みなスペイン語とは別に、カタルーニャ語を話せるようで、名前もスペイン名とカタルーニャ名がつくことさえあるのだとか。

昨日の記事にも書きましたが、サルバドール・ダリもカタルーニャ名を持っていました。

住民投票の行方

さて、住民投票の件ですが、先ほど書いたように結果は8割が独立を望むという、言ってみれば圧勝だったわけですが、独立には至りませんでした。というのも、そもそもこの投票が非公式だったから。世論に対する働きかけという意味では “無意味” だったとは言えませんが、政治を動かす公式の力には至りませんでした。

カタルーニャが独立すべきか、という議論はさておき(あまりに無知で、何も語れません)、民主主義ってなんだっけ、と少し頭を傾げてしまいます。

せっかくスペインにいるのだから

せっかくスペインに来たのだから、と、ぼくらは慌ててパエリアを食べ「なんか、しょっぱいな」と愚痴ってみたり、スペインワインを飲まないと、と言って1リットルで200円くらいの安ワインで夜を飾ってみたりしました。

まぁ、そんな悪あがきでスペインを味わえるほど、簡単なものではないのですが、それはそれで楽しいスペイン旅行でしたよ。

ヨーロッパでやり残したことは本当に多いのですが、スペインはまたゆっくり訪れたい国のひとつになりました。ふむ。

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