パリのセーヌ川沿いを散歩しルーブル美術館にも行ってみたけどまだパリが分からない

誰しも1度は憧れるフランスのパリ。結論から言うと、ぼくらのアンテナにはあんまりビビッとこなかった。そんな中でもやっぱり迫力あるルーブル美術館を中心にパリをご紹介しましょう。


パリってどんなとこ?

パリの滞在も短く、あちこちと探索することはできなかったのですが、正直なところ第一印象は良くありませんでした。

スペインから長い長い国際列車に乗って、パリまでやってきて、最初に見たのが何とも治安の悪い(ように見える)駅の光景だったからでしょうか。駅のホームにつばを吐いて、まわりをギロリと睨み回すような、そんな人が多く、あんまりひとりでここに長くいたくないな、という印象でした。

あくまで第一印象なので、偏見だろうと思います。

さてルーブル美術館を目指して散策

駅にいても薄暗い変な雰囲気なので、さっさと出て、ルーブル美術館を目指したいと思います。散歩の拠点になるのがセーヌ川。これさえ見失わなければ、迷子にもなりませんし、この周りにいろいろ観光スポットがあるそうです。ルーブル美術館以外は寄っていないので、アドバイスはできませんが。

かつての清流も、いまではずいぶん汚れてしまっています。それでも近年、浄化作戦がうまくいっているのか、魚影が戻ってきているとか。水辺好き、釣り好きのぼくとしては、魚影の薄い川というのは、なんとなく死の気配を感じさせるので、好きではありません。セーヌ川はいま復活しようとしている、その真っ最中だと言えるでしょう。がんばって欲しいもの。

でも上流ではまだまだ水はきれいで、支流を含め、釣りが盛んだとか。セーヌ川で釣りってのも楽しいでしょうね。

セーヌ川周辺は地元の若い人たちの憩いの場になっているようで、ローラーブレードやサイクリング、ジョギングなど、都会でできるアウトドアな活動が盛んにおこなわれていました。上の写真の場所は車が入れない道路らしく、道路をふんだんに使って、ローラーブレードをする人が多かったです。

この辺はパリの中でも地元感があり、“おもしろい” 場所ではないでしょうか? 時間がある人はセーヌ川沿いのベンチにでも座って、周りを見ているといいと思います。

晴れることのない曇天模様と、この黄色い並木と、道路の湿った感じにはパリ情緒があり、歩いていても気持ちがいいです。冬場は曇りが続くヨーロッパですが、曇りなら曇りを楽しむというのが、正しい旅行の仕方だとぼくは思うのです。曇りが多いなら、曇りを楽しめ。

ちなみにパッと見た感じカフェが多そうなのですが、意外や意外、カフェはあまり多くなく、服屋とか、文房具とか、食器屋とか、あんまり旅行客向けじゃないものが多かったですね。

このセーヌ川沿いの、いかにもヨーロピアンな空気。これはこれで非常に魅力的なのですが、ヨーロッパに長くいると、結構よく見かける光景でして、あんまり感動しませんでした。でも実際は凄くキレイな景色なんですよ。日本から直接パリに行っていたら、結構気持ちが昂ぶっただろうと思います。旅行は順番も大切なのですね。

パリジェンヌはオシャレでオシャレで仕方がない、というイメージでいたのですが、実際来てみると、う〜ん、どうでしょう? イタリアのボローニャの方が「うわーオシャレ!!!」と感動しましたね。オシャレに疎いぼくが言うので、当てにしないでください。

ルーブル美術館

そうこうしているうちに、ルーブル美術館に到着です。

この謎のピラミッド形のガラスがルーブル美術館の入り口です。なんか芸術とは何か? が分からなくなります。結構長い列に並んで、中に入りました。正直「並ぶならやめるか」とも思ったのですが、ここでやめると本当にパリの思い出がなくなってしまいそうなので、半ば意地になって並びました。そんなぼくらを試すように小雨が降り始めます。カサの売り子が寄ってきますが、意地でも買いません。

ルーブル美術館は世界最大と言われる大きさを誇ります。展示点数35,000点というのですから、圧巻です。本当にこういう絵や彫刻が好きな人は1週間でも通えるでしょう。実際、そういう人のために1週間パスのようなものも売っていたはずです。

いいですよね。そういう旅行もいいと思うのです。ぼくらは縁がないからか、そういうことはしていませんが、毎日、午前は同じ美術館に通いながら、午後はおいしい食事を食べ、ゆっくりと鑑賞した絵を語り合う。そういう単調な旅行もいいと思うのです。単調さこそ旅行の楽しさの神髄なのです。

中の絵を初回し始めるとエンドレスになるので、雰囲気だけ上の写真から察してください。こうやって巨大通路の両側に所狭しと絵が飾られています。あまりの量に、どこで立ち止まるべきか、自分でも分からなくなります。直感的に好きな絵があったら立ち止まり、そうでなければ淡々と進む。そうでもしないと見終わりません。

もし好きな画家などが決まっているなら、一直線にそこに向かうといいでしょう。

建物自体が芸術的で、こういうステキな廊もあります。

やはり、というか当然なのですが、人が多いです。人気の絵の周りは、初めてパンダが来た動物園のような有様です。特に、特に、モナ・リザの周り。まぁ、旅行の思い出作りなのでいいのですが、スマホでモナ・リザの写真を撮る人が山ほどいて、なかなか鑑賞できません。モナ・リザの写真など、ネットでいくらでも見つかりますし、書籍にもいくらでも掲載されているので、わざわざ混雑して、近付くことさえできない中、他人に迷惑をかけてまで撮らなくても、と思ってしまいます。空いているときならいいのですが……。

結局、モナ・リザは遠くからチラリと見るにとどめました。

パリ

外に出ると大雨。慌てて地下鉄に飛び乗って、宿へと帰りました。

こういう短い滞在だったので、こうして記事を書いている今でも「パリってなんだろう」とどこか腑に落ちない、モヤモヤとした感じがするのです。「書いているうちに何か分かるかな」と期待していたのですが、今でも分からない。そんな中、ふと思い出すのはあのセーヌ川沿いの活動的な若者の姿です。

もしかするとパリに住んで、自分の居場所を見つけ、行きつけのカフェでも作り、巡る季節を定点観測したら、短期間の滞在では見つけられない、ステキなパリを見つけることができるのではないか、と思うのです。

いつもは都会に滞在するのを避け、郊外に宿泊するぼくらですが、パリに関してはいっそパリど真ん中の宿を探してみても良かったかもしれない、とこれを書いている今は思いましたね。うん。

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