オズの魔法使いの裏話であるミュージカルWickedが想像以上の名作だった

ロンドンと言えば? と言われて思いつくもののひとつに「舞台」があります。グローブ座というシェークスピアの多くの戯曲が初演された舞台があるのもロンドン。ロンドンにいるなら何か見なきゃ、とミュージカル Wicked を見に行きました。


ロンドンと言えば舞台

ロミオとジュリエットやハムレットなどで有名なシェークスピアが、その経済的な成功を収めたのがロンドン。

今でもロンドンには数多くの劇場があります。本当に街を散策しているだけで

「あ、ここにも劇場」
「こっちにも」
「あそこにも」

とキリがないほど、すぐに見つかります。また劇場だけでなく、舞台の宣伝ポスターも多く。それこそ駅には必ずありますし、街中で見ることができます。

実は日本にいた頃から舞台や演劇というのが好きでした。映画もいいけど、生の人間が熱演する演劇というのは底知れぬ魅力があると思うのです。

話ついでにご紹介ですが、五大路子さんという女優がいます。横浜夢座という劇団を主宰しており、精力的に活動しているのですが、彼女の「横浜ローザ」というひとり舞台が圧巻です。毎年横浜でやっており、なんと今年はニューヨークでやるとのこと。必見です。

詳細はこちらをどうぞ(横浜夢座の公式サイト)

さて見に行ったのはWicked

ミュージカル Wicked ってご存じでしょうか? 聞いたことくらいはありますか? 実はぼくもあまり知りませんでしたが、ずいぶん有名なミュージカルで、「オズの魔法使いの秘話」という立ち位置の物語です。

このミュージカルの宣伝ポスターが町中にあるんですね。


ネットで調べると、頻繁に舞台もあるようですし、こりゃ見に行かねば、と決意したわけです。

劇場へ

ぼくらが行ったのはヴィクトリア駅前にある THE APOLLO VICTORIA THEATRE という劇場。1901年に建造された歴史ある劇場です。

席によって価格は違うので、よく調べて買ってください。ぼくらは貧乏なので、1番安い席。それでも驚くほど楽しめるので、無理せず安い席を楽しんでもいいと思います。目が悪い人はめがね必携!

Wicked

この記事をわざわざ書いているのは、これを読んでいるみなさんにもぜひWickedを見て欲しいと思うから。ネタバレはしませんので、ぜひ自分の目で見に行ってください。日本でも劇団四季がウィキッドという名前で上演しています。ぜひぜひ、ぜひ。

さて、このWickedはどういう話かというと(ネタバレしませんのでご安心を)、オズの魔法使いの裏話という設定になっています。オズの魔法使い、覚えていますか?

<あらすじ(Wikipediaより)>

アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシー(Dorothy)は竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトト(Toto)と共に不思議な「オズの国」(Land of Oz)へと飛ばされてしまう。途中で脳の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため「エメラルドの都」(Emerald City)にいるという大魔法使いの「オズ」(Wizard of Oz)に会いに行く。

ちょっとWikipediaのあらすじが言葉足らずなので、書き足しますと、この物語には良い魔女と悪い魔女が出てきます。そしてドロシーが竜巻で飛ばされ、落ちたのは4人の悪い魔女のうちのひとり、東の悪い魔女の家の上。それで東の悪い魔女は死んでしまいます。家に帰りたいドロシーは良い魔女に助けを求めますが、「西の悪い魔女を倒せば助けてやろう」ってな具合にそそのかされて、なんとか西の悪い魔女を倒す、と。で、もちろん家に帰って一件落着、となる物語です。

ここに出てくる西の悪い魔女が Wicked の主人公です。

なぜ悪い魔女は悪い魔女になったのか? ドロシーの仲間たちはなぜ脳の無いカカシ・心のないブリキ・臆病なライオンなのか? なぜドロシーの家は東の悪い魔女の家に落ちたのか? そういう「なぜ?」に答えてくれる物語になっています。

もしこれからWickedを見るという人がいたら、ぜひオススメするのがオズの魔法使いの物語をちゃんと見ておくこと。Wikipediaのあらすじで済ますのではなく、ちゃんと見てください。ちゃんと見ていれば、Wicked を見ていて「あ! そういうこと?」「お! そうきたか!」と驚きの連続です。個人的には心のないブリキと脳の無いカカシの誕生話に感激しました。

そして脚本もさることながら、演出も美しい。歌もいい。

ひさしく舞台というものを見ていなかったのですが、また見たくなりました。ロンドンでの滞在はこういう文化的な心を刺激してくれますね。

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