北スコットランドに行って時間するイギリス飯のまずさとスコッチへの期待

スコットランドの首都エディンバラでの数日の旅を終えて、僕らが目指すのはスコットランド北部のエルギンという街。ここは地中からわき出すほどたくさんのスコッチを作っている場所なのだ。


エルギンという場所

エルギンという街は、地図で言えば、下の画像の上の丸のあたりにある。見ての通り、スコットランド南部から北部へと一気に移動した形で、ざっと200Kmくらいの移動である。長いようでいて、もうこれくらいの移動は慣れっこなのだが……。

どれくらい時間がかかったかうろ覚えなのだが、だいたい5時間くらいだったように思う。もう少し長かったかもしれない。ただ、それがどれだけの時間だったにせよ、ぼくにとっちゃすこぶる長く感じたのだ。

というのも、バスの中でウトウトしていたときのことだ。ポケットからぼくのiPodがするりと滑り落ちた。まぁ、良くあることだ。今まで何度も落としたことがあるし、それで傷だらけになっている。今さら傷のひとつふたつで落胆することもないし、だいいちたかが40〜50CMの高さから落ちただけなのだ。何にも心配せず、落ちたiPodを拾い上げた。裏返っていたiPodの画面を見ると……。

分かるでしょうか? きっちり画面が割れてしまったのである。iPhoneの画面を割ってしまった多くのケースがそうであるように、表面上は割れていても、画面はちゃんと映るし、タッチもできる。ただとにかく見づらいのだ。

この落胆たるや相当なものだったらしく、いつもなら街についたら撮るはずの写真をまったく撮っていなかった。だからぼくらが止まった場所の周辺写真はないのだ。この割れたiPodについては後日談があるのだが、それはまた別の機会に。

北スコットランドの寒さ

正直舐めていた。地図で見れば分かるが、そもそもスコットランドというのはずいぶんと北に位置する。だから当然寒いことは想像していたのだが、いかんせんロンドンはそれほど厳しい寒さではなかったから、まぁ寒いとは思うけど、そこそこだろうと高をくくっていた。

ついた時間はもう日暮れ時である。冷凍庫が入れられたばかりの生肉を凍らせようと、しきりに冷風を吹き付けるように、スコットランドはぼくらを冷やした。ぶるぶると震え、手を擦り合わせながら、バス停近くの安宿に駆け込んだ。

イギリスの飯がまずい伝説

この話題はまた触れたいと思うのだが、イギリスは飯がまずいと言うことで有名だ。

ぼくらはロンドンに長く滞在していたが、なにしろ天国のようなキッチン付き居候の身だった。自炊ばかりしていてイギリスの飯のまずさを肌で体感する機会などなかった。せいぜいフィッシュ&チップスのつまらなさに笑う程度のものだ。

またエディンバラでは毎日外食していたが、ここでも飯のまずさを実感することはなかった。というのも、ほとんどの食事がスペイン料理・イタリア料理だったのだ。どれも十分にうまかった。

ところが、ここだ。ここは本当に田舎で、飯屋というものがない。ガタガタ震えるほどの寒さの中、歩き回っても夕飯にありつけない。スーパーを見つけて入ってみたら、なんと冷凍食品ばかりを売っている店だった。疲れていて自炊する元気もなかった僕らは最終的に見つけたのはピザだ。たしかドミノピザだったと思う。冗談抜きで他に食べる場所がないのだ。しかしあとで思えばこのピザが喜びの食事だった。

ただこれだと「食べる場所がないだけで、飯がまずいことにはならん」と言われてしまうだろう。この後数日間、食べる場所を求めて探し回ったが、1番良く見つかるのがペーストリーという総菜パンだった。要するにパイ生地に具を入れたものだから、まずくなりようがないのだが、これが総じてマズい。例えばチキンとチョリソーを入れた総菜パンとか、ミートパイをパンの中に入れてみたり、それにさらに変なソースを足してみたり……。どれをとってもばらばらに食べればうまいはずなのに、全部混ぜて食うのだ。

腹を膨らませるために食う。まさにそんな感じだった。あとで思えば、あのピザが1番うまかった。

ぼくらの結論としては「イギリスは外から取り入れたものは総じてウマいが、自分で作った物はマズい」という感じだろうか。たとえばインド料理などはインドを植民地化して学んだだけあって、うまいらしい。

まぁ、こういうパン系でも何にも入っていないスコーンなんかはまずくなりようがないけどね。

さて、こうして北部にやってきたのは

さて、こうしてはるばると北スコットランドに足を伸ばしたのは、スコッチの蒸留所巡りをするためだ。この場所はスペイサイドと呼ばれるエリアで、スコットランド中の半分の蒸留所がこの地域に集まっている。数で言えば圧倒的なスコッチ産地なのだ。

個人的な好みで言えば、このスペイサイドとアイラがうまいと思う。あるいはスカイ島にあるタリスカーなんかもいい。ともかく蒸留所巡りという意味では1番初級編らしいのが、このスペイサイドだと思うのだ。なにしろ沢山あるし、それらの蒸留所はみな見学をオープンに受け入れている。有名な蒸留所も多い。というわけだ。

明日からさっそく蒸留所巡りと繰り出そうというわけだ。

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