世界一周小説:「3年の距離」のあとがき

世界新聞で連載中の『世界一周小説』のイラン編が公開されました。

3年の距離


あとがき

最近、『イスラム国』の話題で持ちきりです。それと共に、ある意味当然ですが、イスラム教の話題もちらほら見受けられます。

イランを旅した体験と、他の国にもいるイスラム教徒との触れあいを通じて思うのは、彼らはみんな普通の人だと言うこと。普通とはなにか? ぼくのような人もいれば、これを読んでいるあなたのような人もいる。そういうことです。彼らは豚を食べませんが、ぼくだって猫は食べません。

誰も彼も普通なら、じゃあだれが普通じゃないのか?

全員ですよ。全員が普通であり、全員が普通じゃない。あるカテゴリをひとつ持ってきて、そのカテゴリに属す人は普通だとか、普通じゃないとかh、言えないのですよ。宗教、人種、性別、思想、習慣、嗜好、何においても普通であり普通じゃない。

『イスラム国』という人たちが、イスラムという言葉を掲げているので、見ているこちらも「イスラム教徒たち」という括り方をしてみたくなりますが、そりゃあぶない。

考えても見てください。もしテロを起こした誰かが「米食国」とでも名乗っていたとしましょうよ。そんでもって、それを見た欧米の人たちが、毎日米を食べているアジア人は危険だ、なんて言い始めて御覧なさいよ。滑稽でしょう?

またアメリカの統計学のジョークでこんなものがあります。

暴力的犯罪の90%は、パンを食べてから24時間以内に起きている

まぁ、これは別の話題か。

イスラム国のテロ、日本人含めた拉致・殺害、恨み辛みが重なっていきますが、できることなら、無意味な恨みを重ねないで済むことを祈ります。

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