世界的キューバンバンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を見に行ったら……

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブをご存じでしょうか? キューバではもちろん、世界的に有名なバンドの名前です。なんと彼らのライブが見られるというので、いってみたわけですが……。


ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブって?

アメリカのライ・クーダーというギタリストが、キューバの老ミュージシャンと結成したバンドです。初アルバムの発売が1997年。世界的に大ヒットしました。ご存じの方も多いのではないでしょうか? ちなみにぼくは知りませんでしたが、妻は知っておりました。

このアメリカのライ・クーダーというのも一流のギタリストです。ローリング・ストーンズが選ぶ世界のギタリストトップ100で7位に入ったことがあるほど。ちなみに1位はジミ・ヘンドリックスです。

要するに、キューバ国内でしか知られていなかったミュージシャンを、ライ・クーダーが発掘し世界に知らしめた、という形です。

それが見られる!?

宿の娘とその彼氏が「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのライブが見られるよ」と情報をくれました。ちなみにいろいろ教えてくれた後で「まぁ、ぼくらにとっては古いキューバの音楽って感じだし、高いからいかないけどね」と付け足していましたが……。

どうやってチケットを買うのかも分からず、会場に行ってみるとその場で買えるとのこと。食事の有無で料金が変わります。結構高いので、食事抜きにしてライブだけ見ることに。たしか食事抜きで30ドル程度、食事込みだと50ドルくらい。

楽しみにしすぎていて、会場に早く来すぎてしまいました。まだ誰もいません。

楽器が置いてあるので、近寄って観察。この弦楽器はアップライトベースですね。ぼくも日本で持っているので、どんな音がするか興味津々です。よく見ると弦がカラフルなのがおもしろい。赤・白・青って、なんだかアメリカ国旗みたい。

キーボード……。埃だらけだし、いわゆる安物では? もっといいやつ使いなよ、と思わず突っ込んでしまいます。まぁ、キーボードのことはよく知らないのですが。

客がドンドンと入ってきて、気付けば満員御礼。さすが一流ミュージシャンのライブとだけあって、上品な雰囲気です。食事付きの人は前の方で、食事なしの人は後ろの方に座らされます。そういう意味で「前の方で見たい」という熱い思いがある方は、食事をつければよろしいかと。ただし見た感じ、食事は大したことなさそうです。

演奏スタート

サルサのリズムに乗って、陽気な音楽が流れます。ぼくは未だにこの「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」というバンドの仕組みが分からないのですが、いつまでたっても本物のメンバーが演奏をしないのです。演奏しているのは下の写真の通り若いミュージシャン。老いたメンバーたちは最初に前に並んで挨拶をしたあと、曲によっては出てきて歌うだけで、最後まで演奏は若い人たちなのです。

もはやお婆ちゃんと言えるくらいの女性が、熱く歌い、踊り、陽気に笑う様子は、かつて活気のあったハバナの雰囲気を彷彿させます。また演奏メンバーも、ボーカルも、何気なく刻むステップが当然サルサダンスのそれです。それを見るのもまたおもしろい。一見大人のコンサート、という雰囲気ですが、若い人でも楽しめるかと思います。

ところで、普通バンドのメンバーは固定されている、と理解してしまいますが、このブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブというのはメンバーは固定されていないのかもしれません。メンバーのソロ活動でも同じバンド名を使っているということなので、今回のように歌だけ本メンバーで、演奏は別の人、なんてことも普通なのでしょう。その辺を理解していないぼくらは「なんだよ! 有名バンドのバンド名を使って、客寄せか?」と愚痴っていました。

でも、演奏はもちろん、歌も、会場の雰囲気も良かったですよ。ノリのいい曲では立ち上がって、サルサを踊る客もいて——それが、またサラッとうまい!——、ぼくらもちょっとだけ習ったサルサを見よう見まねで踊ったりしていました。

会場では葉巻の販売もしているので、好きな葉巻でも吸いながら、ステキな夜のひとときを過ごすのもいいでしょう。

ハバナに来たら、ぜひ見に行く価値のあるライブだと思います。

でもね。本当におもしろいのは、地元のミュージシャンが地元の人のためにやっているライブだったりするのです。もしキューバ人と友だちになれたら、ぜひ一緒にライブを見に行ってみてください。ひとり数ドルで、夜通し遊べます。若いキューバ人の熱いダンスを見ることもできるのです。

ハバナの音楽ライフを楽しんでみてください。

ちなみに

音楽関連の出来事はこんなことがありました。なんとあの有名ミュージシャンが来たお店でギターを買った話です。

とうとう音楽のある旅を手に入れた! インドでのギター購入記!

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