今や世界が注目のペルー料理 ペルーに来たら絶対に食べたいものベスト3と小言
ペルーの食べ物ってすごく注目されているんですよ。ぼくらが食べたものを紹介しましょう。と、言っても食べたものの料理名をいちいちメモるほど几帳面ではないので、「これは何というの?」と聞かれても困ってしまうのですが……。
世界的に注目されているペルー料理
ペルー料理って食べたことありますか? ある人も、ない人もいるでしょうが、一部では大注目のペルー料理なのです。例えばこんなページがあるほど。
次のトレンドは“ペルー料理”?日本人の口にあうと注目されてる
その中でこんなことが言われています。
今年、世界中のレストラン業界の専門家が選ぶ「世界のベストレストラン50」ではペルー料理店が2店もランクイン 〜 日本料理も2店入っているが、ペルー14位、日本20位とペルー料理の方が上
ペルーの首都リマは美食の都とよばれ、文化の混交のなかから生まれた料理は、世界中のシェフが注目
凄いですね。日本人としては悔しい次第ですが、悔やんでも仕方ありません。食べねば! とはいえ高級店にいくほど金がないので、ぼくらが行くのはほとんど庶民的なお店だけ。それでも本当にうまいのです。
ベスト3に入る前に普段食べていた、平均的なペルー料理をご紹介
ペルーの多くの食堂では前菜+メインというセットメニューを用意しています。日本で言う定食メニューでしょうね。店にもよりますが、庶民的な店だと前菜は日替わりになっていて選べず、メインだけを選ぶ形になっていることもあります。選べたとしても2〜3種類から、ですね。
メインはどうかというと、通常こちらは豊富に用意されています。よくある感じだと
- 鶏肉
- 豚肉
- 魚
あたりから選ぶ形です。どれを頼んでもメインがドーンと出てきて、あとは芋・米・野菜・豆料理あたりがこれまたドーンと出てきます。量がとにかく多いのです。でかい芋と大量の米ってのが本当に腹に溜まる。成長期の頃なら喜んで食べたのでしょうが、今じゃそんなに食べられない。
でもこれをペルーの人々はしっかり食べるんですね。人によってはおかわりしちゃうくらいに。そのおかげでというか、そのせいで、みんなぽっちゃり。このことを後に出会ったペルー人に言ったところ、やはり問題視していて「むかしはちゃんとヘルシーなものを食べていたんだけどね……」と漏らしていました。
炒め物にそれは入れなくても
とにかくペルーでは芋が愛されています。米と芋がドーンと並んでくるだけではなく、下の料理のように、肉野菜炒めにフライドポテトが入ってくることもしばしば。味は美味しいのですが、なにもここにフライドポテトをいれなくても……。フライドポテトって表面がさくっとしているから美味しいだろうに、こうなってしまうとベチョっとするんですよね。正直、これはいらなかったです。
前菜の定番はスープ
前菜にはいくつか定番がありますが、その中でスープは定番中の定番です。
いろんな種類がありますが、たいてい「その日のスープ」みたいな感じで、選べません。お昼の時間帯に食堂に入ると、なにか注文する前から、ドンとこのスープが出され「で、メインは何にする?」って聞かれることさえあります。
スープは本当に美味しかったですね。
ペルーで食べたいものベスト3
さて、これから本題です。
ペルーで食べたいものベスト3を紹介します!
3位 アボカド
料理じゃなくて申し訳ないです。でもアボカドが美味しいし、食べる機会も多いです。たとえば、高級店に行くとこんな感じで食べ頃のアボカドがドサリと出てきます! アボカド好きにはたまらないことでしょう。
「そんな高級店は予算が許さない……」というアナタ。ご安心を、一番庶民的な飲食店、 “露店” でもアボカドは手に入ります。たとえばこのお店。リマのメインストリートから1歩外れた場所にある露店です。なんとアパートの階段の下で営業しており、階段に座って食べられるのです。
内側から見るとこうなっています。露店といいつつ、ギリギリアパートの中に店を開いています。
このお店はぼくらがお気に入りでリマ滞在中は毎日のように通っていました。というのも、先ほど書いたように、ペルーの食事は重くて、昼食にがっつり食べると夕食があまり入らないんです。だからここで軽くサンドウィッチを食べて澄ますことが多かったんですね。
で、何がうまいかというと……アボカドです。パンにアボカドを入れ、塩を振りかけて終わり。究極のシンプル料理です。値段は1リラ、30円程度です。
リマ以外の場所でも、似たようなアボカドサンドを発見。どこで食ってもうまいのです。洒落っ気はないが、うまい。それでいいじゃありませんか。
2位 パパ・アラワンカイナ
茹でた芋にチーズ系ソースをかけた、シンプル前菜です。ソースはお店や地方に夜のですが、基本的にはチーズ+唐辛子+牛乳だそうです。唐辛子とはいえ、辛みはあまり感じません。これが前菜に出てくると、おいしいものだから全部食べてしまい、その頃には腹が一杯になっているってわけ。だれも得しないうまさです。
ちょっと洒落た店に行くと、こんな風にオリーブがのっかってくることも。
食堂の前菜がスープかパパ・アラワンカイナのどちらかから選べるとき、本当に迷ってしまいました。迷った末にこれを頼むことが多かったかな。
1位 セビチェ
これは日本人には完璧に好まれる味でしょう。簡単に言えば生の魚(あるいはサッと火を通したもの)とタマネギ・香草などを和え、最後にレモン汁を絞ったものです。ようするに魚介のマリネ。
ペルーで知り合ったペルー人曰く「これは日系の移民が作った料理なんだ」と言っていたのですが、どうもそういう情報は見つかりませんね。その真偽はともかくとして、「うん、たしかに日系人が作りそうな料理」と頷けるほど、日本人好みの料理です。
なんならこれだけ食べながら、ビールでも飲みたいくらい。調べてみると、ボリビアでも有名で、そちらではピーナッツをいれるのだとか。それもまたうまそうですね。
ちなみにセビチェを頼むと、下の写真のような煎ったトウモロコシも出てきます。これを好みに応じてかけて食べるんです。パリパリしていて、油分も含んでいて、食べ応えがあります。
ペルー料理、いかがでしたか?
ペルーの料理はいかがでしたか?
世界でも注目されているペルー料理、日本でもお店があるらしいので、試してみては?
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