ペルーからコロンビアへ! この国境が今までにない、いい加減な国境だった

イキトスでの滞在を終え、次なる目的地はコロンビア。ここからコロンビアに出る方法は大まかに2つあります。飛行機か、船か……。ぼくらはコストを考えて、船でコロンビア入りして、そこから国内線で首都ボゴタを目指すことにしました。

船で行く国境のまたぎ方がなんともいい加減で、よく言えば自由な感じ……。こんなのでいいのでしょうか?


国境は3ヶ国がつながる

ペルー・コロンビア・ブラジルの国境はアマゾンの中で3点が重なります。上の地図を見てください。左の方にイキトスがあり、そこが現在地。そこからアマゾン川を船で移動します。そうすると、「3ヶ国の国境」という場所に辿り着くわけです。そこにあるのがレティシアというコロンビアの街。そこに空港があるので、そこから国内線でボゴタに飛ぼうというわけです。

出発

イキトスからレティシアに行く船は安いのから高いのまでいろいろあるようですが、旅人に一般的なのはスピードボート。要するに速いやつです。

細長く、中もそこそこキレイで現代的。イキトスに行くときに乗った船とは大違い。こいつに乗って、たしか8時間の移動になります。

ほとんどの席が埋まり、出発です。ちなみにこの船の売り文句に

「ジュースと食仕込み」

と謳われています。わざわざジュースとか言わなくてもいいのに、と思いますが、実際出てきたので、よしとしましょう。

朝食と昼食が出てきます。こういう移動時の食事ってだいたいマズいのですが、思ったよりもおいしかったです。とくにこの朝食のハムチーズサンド。旅に出る前なら「なんと質素な」と思ったかもしれませんが、こういうシンプルなものはマズくなりようがないし、船としてもコストが安いので、Win-Winだろうと思うようになりました。

こちらは昼食。米+鶏肉+バナナ。なんとまぁ、シンプルな……。とはいえ、これもシンプルすぎてマズくなりようがない感じ。ちなみに南米で出てくる食事用のバナナは芋だと思ってください。食感も味も芋のよう。甘くておいしいですよ。ただ、まれに「芋になりきれない」甘くて柔らかいバナナが食事として出されるときがあって、それは好きじゃありません。それならデザート用に別に出してくれよ、と思ってしまいます。

食後のコーヒーまで出てきました。温かい飲み物を頂けることが、なんとありがたいことか。

ペルー出国

このスピードボートは国境を跨ぎません。運んでくれるのはコロンビア・ブラジルと繋がる国境直前の村まで。この村から、次の船に乗ってアマゾン川の向こう岸に渡ればブラジルやコロンビアがあります。

最初の関門はここにありました。

そう、普通、国境を渡るときはイミグレーションを自然と通ることになります。例えば分かりやすいのは空港です。イミグレーションを通って、出国のスタンプをもらい、入国の際にまたイミグレーションを通って、入国のスタンプをもらいますよね? 陸路の国境越えでも通常は同じです。例えば道路沿いにイミグレーションがあって、そこを通って出国→入国というプロセスを踏みます。

しかしこの村はそうじゃありません。

写真がないのですが、村の中にあるイミグレーションオフィスを探して、そこで出国手続きをしなければならないのです。まあ、1番簡単なのは、その辺のコロンビア・ブラジル行きの船の漕ぎ手に相談すること。向こうも客がほしいので、親切に案内してくれます。

そのペルーのイミグレーションオフィスがボロいことボロいこと……。もう掘っ建て小屋の延長のような建物です。そこまで行ければ手続きは簡単で、行き先だけ告げれば出国スタンプを押してくれます。

こうして手続きを終えて、やっとコロンビア・ブラジル行きの船に乗れます。しつこいようですが、ここで出国スタンプを忘れるとあとが相当面倒だと思います。地元の人は出国手続きなしで3ヶ国を行き来できるので、地元の人についていくと出国手続きを漏らします。注意!

ここから乗るのはモーター付きですが、小さな船です。

こいつに乗れば、ブラジルもコロンビアも両方いけます。この船の場合はペルー→ブラジル→コロンビアの順で回っているようでした。最初ブラジルに着くと、さっそくブラジル色が見えます!

「ここで降りればブラジルか!」とぼくらふたりはちょっとはしゃいでしまいました。だってブラジルも行きたいんですもん。この緑と黄色の模様を見たときに、テンションが上がってしまいました。

ここで一部の外国人が降りていきます。彼らはこれからブラジルを旅するようです。

なんかブラジルの川沿いにヤマハのマークが! 日本のメーカーはがんばってますね。本物か分かりませんが、それにしたって日本の会社を見ると応援したくなります。

コロンビア入国がまた……

さて、乗ってきた小舟はすぐにコロンビアへと到着しました。

お金を払って、船から下ります。しかしここでまたイミグレーションの問題が!

ここにもイミグレーションオフィスはありません。つまり、入国手続きなしでコロンビア入りできるというわけです。つたないスペイン語で「イミグレーションオフィスはどこ?」と聞くと「48時間以内に空港へ行け」と言われます。それに加えて「今日はもう閉まるから明日行け」という情報も。どうやらイミグレーションオフィスは空港にしかないようです。つまり船や陸路で入国した場合も、必ず空港に行って入国スタンプを押さなければならないのです。

それだとぼくらは入国手続きなしのまま宿に入り、ひと晩を明かすことになります。どの国も入国手続きって普通は厳しいんですよね。だから入国スタンプなしで過ごすのが不安でした。そこでタクシーのドライバーに「空港に行ってくれ」というと「ギリギリだぞ」と言いつつも、空港までぼくらを運んでくれました。

空港に着いたのは16:55分。話によると17時に閉まるようでした。ギリギリで空港に到着すると、イミグレーションオフィスもちゃんとあって、なんてこともなく入国スタンプを押してくれました。この仕組みだと入国拒否は絶対できないですよね? いいのかな……。

やっとコロンビア!

こうしてギリギリセーフでコロンビア入国を果たしました。

ここで数日過ごして、飛行機で首都ボゴタへと飛びたいと思います。国境越えは山ほどこなしてきたはずなのに、何度やってもちょっと緊張します。

国境越え関連の過去記事はこんなのがあります。
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ミャンマー入国再挑戦! メーサイでの国境越え!
中国〜モンゴルの陸路大移動

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