寄稿:世界一周小説トルコ編「ぼくの旅はまだ終わらない」
連載中の世界一周小説のトルコ編が公開されました。
世界一周小説 トルコ編
【小説】 ぼくの旅はまだ終わらない
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あとがき
みなさんクルド人ってご存じですか? トルコ・イラン・イラクをまたがるエリアに住む人たちですが、「クルド」という国は存在しません。実は存在した時期もあるのですが、なくなってしまいました。
なんだか国ができたり消えたり、と聞くと、まるで歴史の教科書を読んでいるような気がして、非現実的というか「過去のこと」というカタチで、頭の隅っこに追いやられてしまいますが、このクルドの問題は今も現在進行形です。
例えばこんなことを時々考えます。ぼくらはもう2年も旅をしていますが、もし日本に帰ろうとしたとき、何らかの外交政策の失敗で、国が失脚し、日本という国がなくなっていたら、どうしよう……、と。
日本人だけど、日本という国はない。
帰りたいけど、帰る国はない。
そしたら帰る場所はどこになるのだろう? そう考えて、この小説は書きました。
みなさまの考えるきっかけになれば、と思います。