世界の原点とも言える、ベネズエラの定番朝ごはんエンパナーダの食べ方をご紹介
ベネズエラの朝ごはんをご紹介します。日本人にとっては重すぎるメニューなのに、ベネズエラ人はそれを更に重くして食べるのです。驚き。
ベネズエラの朝ごはん全景
朝ごはんの定番はなんと言ってもエンパナーダ。上の写真、中央にある揚げパンがエンパナーダです。そしてコーヒーとフルーツジュースをつけて食べれば、ベネズエラの朝ごはんのフルコースを堪能したと言って良いでしょう。
余談にはなりますが、ベネズエラは世界最高のコーヒーの産地とも言われる国です。まぁ、普段飲むコーヒーはそれほど特別な物ではありませんが……。
またジュースも豊富&おいしくて、ぼくらがよく飲むのはモラジュース。モラとはブラックベリーです。上の写真の赤黒いジュースがそれ。これが、酸味と甘味がちょうど良く、最高の朝ごはんになります。。
コーヒー、モラジュース、エンパナーダ。この3点セットで朝ごはんは十分です。
エンパナーダ
その中で、エンパナーダというのがとにかく定番です。ベネズエラを歩けばエンパナーダに当たると言っても良いくらい、そこかしこでエンパナーダが売られています。飲食店はもちろん、路上でも売られます。高級な店でも、安い店でも、朝ごはんのメニューはエンパナーダです。
他のラテンアメリカの国々でも定番ではあるのですが、偶然なのか、ぼくらはこのベネズエラほどエンパナーダに出会う国はありませんでした。
さて、エンパナーダとはなんぞや? というわけでWikipediaを見てみましょう。
ベネズエラのエンパナーダは、トウモロコシ粉の生地を使い、揚げて作る。具は地域により様々であるが、最も一般的なものはチーズおよび牛挽き肉とチーズのエンパナーダである。
出典:エンパナーダ | Wikipedia
このエンパナーダのWikipediaを見ると、国によって全然違うのが分かります。ベネズエラは上に挙げたとおりのレシピですが、他の国では生地に小麦粉を使ったり、具にクリームを入れてデザートにしたり、と国それぞれで全く違うのです。
ラテンアメリカの国々を旅するなら、エンパナーダを比較するだけでも楽しいだろうと思います。
ただね、味は悪くないのですが、朝から食べるにはとにかく重い……。朝から揚げ物ですからね……。しかもエンパナーダ屋には必ず、必ず、こういうボトルが置いてあります。この記事の最初に挙げた朝ごはん全景にもボトルがありましたね?
これ、マヨネーズです。店によってはタルタルソースだったり、なんかで味付けたものだったりしますが、どれもこれもマヨネーズ風のソースです。これをつけて食べます。
だからエンパナーダを食べている人を見ると、必ず下の写真のように、片手にエンパナーダ、もう片方の手にマヨネーズのボトルを持って食べるのです。で、一口食べてはマヨネーズをつけ、また一口食べてはマヨネーズをつける……。
揚げ物にマヨネーズって、まぁ、日本でも唐揚げマヨネーズというのがあるので、味的に合うのは想像できると思うのですが、朝食としては重い……。
しかも中身は肉かチーズが定番。
毎日は食べられない
ばりばり働いている人ならばいいのでしょうが、ぼくらのような旅人がこれを毎日食べてしまうと、確実に太ります。だから、ぼくらも実はできるだけ避けています。短い滞在ならば良いのですが、長く滞在するなら連日食べるのは避けた方が良いかと……。
避けようとしても、避けようとしても、数日に1回は食べることになる。それがエンパナーダ。いかがでしたでしょうか? ちなみにラテンアメリカ以外にもスペインやアメリカでも食べますし、インドのサモサもこのエンパナーダが原型とのこと。そう考えると、今や世界中に広がった食べ物なんですね。
世界の原点を見た気がします。