人見知りでも旅は楽しい 内向的な人が共有スペースでくつろぐ5つのコツ

「意外」と言われることもありますが、ぼくは人見知りで内向的です。だからドミトリーやバックパッカーが集まる宿のロビーでたくさん人がいて、社交的に振る舞わなくてはいけないとき、結構苦痛だったりします。そんなとき、ぼくが心得ているコツをご紹介しましょう。


内向的であることは悪くない

今、社会は外交的で、大勢の人の中でリーダーシップを発揮できる声の大きな人を評価する傾向があります。だけど、本当に大切な仕事というのは意外や意外、内向的な人がこなしていく傾向があったりするのです。

もし「自分は内向的だから……」と内向的であることを卑下している人は、ぜひこの動画を見てください。内向的な人が持つ力について、凄く魅力的なプレゼンテーションです。日本語字幕もあるので、英語が苦手な人もどうぞ。

ぼくはこの動画を何度も見て、すごく励まされましたし、すごくステキなプレゼンテーションなのです。

外交的なのもいい。だけど内向的なのもいい。

内向的じゃ旅もできないのか

旅の楽しさのひとつは「交流」です。旅先で現地の人と知り合うこと。旅先で他の旅人と知り合うこと。これぞ旅の醍醐味で、それはぼくも認めます。

内向的な人だって、そういう楽しさは味わっています。外交的でがつがつ知らない人と話せる人ほどじゃないですが、気を許した相手と交流しますし、それは凄く楽しい。旅人と交流し行動を共にすることもありますし、知らない人の家に泊まりに行くこともあります。内向的で人見知りなぼくですが、決して嫌々やっているわけではないのです。

常々、知人には言っていることですが「人見知りスイッチ」のようなものが、内向的な人にはあるんです。24時間365日いつも人見知りなわけではなく、「人見知りスイッチ」がオフになり、比較的 “誰とでも話せるモード” になるときがあります。

そういうときはドミトリーとか宿のロビーで会う人と交流し、楽しく騒ぎます。だけどその時間は永遠ではありません。ウルトラマンと同じです。やっぱり少し時間が経つと「そろそろひとりになりたいな」「慣れたメンバーだけになりたいな」と思うようになります。特に大勢の人と一気に交流すると、このタイムリミットは早くやってきます。

決して相手が嫌いなわけではなく、話がつまらないわけでもなく、ただ1日にある程度の時間は「気の許せる相手しかいない時間」が必要なのです。もちろん妻のMiaは気の許せる相手なので、いくら一緒にいても大丈夫。

「旅人=外交的で誰とでも話せる人」

そんなイメージがあるなら大きな間違い。内向的な人も旅をしていいんです。それではやっと本題である、「内向的な人が知らない人の中でくつろぐコツ」をご紹介します。

1. 遠慮しないこと

例えば宿のロビーに旅人が集まっていて、自分もそこでくつろぎたい。交流したいにせよ、したくないにせよ、ドミトリーで寝ている人がいたりして、そこしか行き場所がないときがあります。

「自分が行ったら邪魔になるかも」「狭いから」「自分が行ってもつまらないからから」などと理由を付けて行くのをやめてしまってはもったいない。

「行って交流しようぜ」という意味ではありません。そういう場所はくつろぎの場所でもあるはずで、行って本を読んだり、だれかとメールしたり、もともと知っている内輪のメンバーだけで交流したっていいのです。

遠慮しないでください。みんなの場所はあなたの場所でもあるんです。今いる声の大きな人だけの場所ではありません。

2. ムリに雑談しない

そういう社交場的な場所に行くと、「雑談しなければいけない空気」というのを感じることがあります。入ってくる人がみんな「やぁ、君はどこからきたの?」なんて軽い雑談を交わしている様子を見ると「自分も器用に雑談しないと」と思ってしまいます。

が、そんなの間違っています。無愛想になる必要はありませんが、雑談する必要もない。そういうとき、ぼくは「Hello」とだけ言って、自分の世界に入り込んでしまいます。本を読みたいときは「Hello」と言って、すぐに読書モードに入ります。

なんだか、こうやって自分の世界に入り込むことは、つまらないことなんじゃないかって思ってしまいがちですが、よく見ると外交的な人たちもやっていることです。外交的なグループの中にもメールに夢中になってたり、本を読んでいたり、自分のしたいことをしている人が多いものです。

「話さなきゃ」と思っているのは意外と内向的な人だったりするかもしれません。

3. 自分のスタンスを伝える

ぼくらの場合、旅が非常にのんびりしています。ガツガツ観光するわけでもなく、1日中、本を読んだり、ブログを書いたり、小説を書いたり、他人から見ると「ずっとスマホやパソコンを見ている状態」になります。

そういう状況が暇そうに見えるのか、話しかけられることも多いもの。気が乗らないときは堂々と「やっていることがある」と言いましょう。大体ぼくらは「ブログを書いているんだ」とか「ライターとして受けてる仕事があるから」「あるいはリラックスするのが好きだから本を読みたい」と最初に言ってしまいます。

つまり「忙しいのだ」と。

そうすると、相手もちゃんと理解してくれます。別に冷たく言う必要はありませんが、ムリして「社交的なフリ」をせず、「ぼくはコレでいいんだ」ということを伝えてあげることが大事です。

4. 大勢の中には行かない

ここまで「遠慮しない」「ムリに雑談しない」「自分のスタンスを伝える」と書いてきましたが、これが通用しない場面があります。

それは「大勢のグループ」。

人間はグループになると大柄になったり、無礼になったり、とにかくグサグサと相手に入り込んでくる人が増えます。

「みんなで楽しんでるだから、気も来なよ」

ってな具合に……。「みんなが楽しんでいること」と「ぼくが楽しいこと」には何の関係もないんだ! と言いたくなりますが、そこはグッと堪えて、ぼくはその場を離れます。

大人数の集まりがもともと好きではないので、そういうこともあって、大勢のグループがある場合は近付きません。その方が平和です。

5. 時には飛び込む


気が合いそうな人がいるときは、思い切って飛びこびましょう。

ぼくの場合は少人数で、おとなしい旅人がいると、声を掛けたくなります。それもムリして長時間話す必要はなく、少し話して、また離れていけばいい。1度話しかけたらずっと話さなければならないわけではないのです。

自分のタイミングで飛び込んで、自分のペースで抜ければいい。フリーダイビングだってそうでしょう? 息が続く人は長く、続かない人は短く潜って、浮き上がればいいんです。息が続かないからってフリーダイビングをしちゃいけないなんてルールはない。

自分のペースで楽しむ。雑談ってそういうものです。

内向的な人も旅してみよう

内向的でも人見知りでも、旅は楽しいものです。

ただ外交的な人たちとは楽しみ方が違うだけ。

旅は100人いれば100通りの楽しみ方があるのです。もし外交的なあなたが旅していて、盛り上がっている輪の中に入ってこない人たちがいたら「それがその人たちの楽しみ方なんだ」と理解してあげてください。

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